キャバ嬢にとって同伴はそのままお客さんと一緒に出勤できて、指名客獲得のための大きなポイントになります。そして同伴ノルマをクリアする上においても大きな意味があります。この同伴には様々なメリットがある一方で、いくつか注意点もあります。同伴はできるだけした方が良いと思うキャバ嬢もいるものの、注意点についての理解が足りない可能性があります。同伴のメリットと注意点についての理解を深める事は、キャバ嬢として働く上で非常に重要です。是非この機会に覚えておいてください。
お客さんと同伴する事によって、オープン直後からお客さんを確保できます。いきなり一軒目からキャバクラ選ぶお客さんは少ないです。同伴をする事によって、オープン直後のお客さんがあまりいない中においても、売り上げを上げられるメリットがあります。また、同伴ノルマをクリアしやすくなるのもメリットの一つです。
そして2000円~5000円程の同伴に対するバックもあります。この同伴バックがあるからこそ、同伴をしてもただ働きとは思わずに、精力的に取り組む事ができます。もちろん、数多くの同伴をする事でお店からの評価もアップし、時給額のアップにも繋がってきます。キャバ嬢としての成功と同伴は密接な関係にあります。
お客さんとの同伴で車内や二人きりの空間はNGです。無理やりホテルに駐車されるというトラブルもない訳ではありません。個室で突然襲われてしまうという事も考慮すべきです。単純に楽しさと癒しを求めて利用していたお客さんが隙を見せる事で口説き客や肉体関係目的のお客さんになる事は往々にしてあります。
どんなに良いお客さんであっても、根っこの部分は男性という事を忘れてはいけません。何もなくただの同伴で終わるのが大半であるものの、隙を見せてしまうとお客さんの考えも変わってきます。
お客さんとの同伴では一緒に食事に行くのが基本です。当然お店を決める事になるものの、このお店選びやお客さん任せにしてはいけません。あくまでもキャバ嬢が決めるようにすべきです。これはお客さんに選んでもらうと、遠いお店を指定された時に面倒だからです。遠いお店だと当然車に乗る理由に繋がりかねない上に、食事だけで帰られるリスクも高まります。食事の後すぐにお店に行ける範囲の飲食店を指定するようにしましょう。同伴でよく利用するお店と思われないように、事前に気になっているお店があると言っておくのが大切です。
また、2時間以上の時間を割かないようにするのも忘れてはいけません。これは長時間話すとそれで満足してしまう可能性があるからです。お客さんがまだ一緒にいたいという気持ちがある中でお店に行くのがベストです。そして、高いお店を指定するのも避けるべきです。見栄をはる事が理由で高いお店を指定されてもOKするのが男性です。そして気持ちの部分で負担を感じ始めてしまうケースは非常に多いです。経済的な負担の面についての考慮もしないといけません。あくまでも一緒に同伴してお店でお金を使ってもらうのが目的という事を意識すべきです。
同伴の約束をしていたものの、お客さんがお仕事の都合などで遅れてしまう場合もあります。そして、お仕事中で連絡が取れない時もあるものです。当然遅い時間から同伴すると、お店でお金を使ってもらえる時間がなくなってしまいます。そのため、遅くなってしまった場合は、同伴はまた今後にしてお店で待っていると連絡して出勤するのが一番です。お客さんからしても気が楽になり、お詫びの意味も込めて当日や近日中にお店に足を運んでくれるのが普通です。
これでお客さんに嫌われる事はまずありません。キャバ嬢側に落ち度があるならまだしも、お客さん側に落ち度がある話だからです。いざこういった場面に遭遇した時には、同伴はまた今度でという考えを持つ事が大切です。ここで遅い時間から同伴すると、次も同じような事があった時に同じ対応をしないといけなくなってしまいます。同伴はあくまでもお店でお金を使ってもらうためのものです。ここを忘れてはいけません。
同伴のメリットとNGについてしっかり理解できたのなら、これを絶対に守る事を考えないといけません。同伴の鉄則を一度破ってしまうと、なし崩し的に破る事になります。その時だけという考えであっても、お客さんからすればその時良かったから次も良いと思ってしまいます。同伴はノルマをクリアするためであるのはもちろん、稼ぐためにも必要であるのは間違いありません。しかし、同伴の仕方に問題があるのなら、お客さんと何らかのトラブルに発展する可能性もあります。この線引きをしっかりできるかどうかで、同伴というシステムをより上手に利用できるようになります。