すべてのキャバ嬢が危険な物と接点があるわけではありませんが、その気になれば、あるいは誰かから手を引かれて、そのような危険な物と接触してしまうキャバ嬢もいます。
お店を管理する店長やキャバ嬢を管理するマネージャーは、基本的にはこのような危険な物とキャバ嬢が接触しないように注意を払っていますが、店の外では自己管理が必要になります。
ナイトワークで働くキャバ嬢が巻き込まれやすいトラブルについてチェックしていきましょう。
大抵のお店では、キャバ嬢と男性スタッフの店内恋愛を禁止しています。
見つかれば、男性スタッフは「商品に傷をつけた」という理由で罰金を科せられ、クビにされます。
それでも、こっそりキャバ嬢と付き合う男性スタッフは確かにいます。恋愛感情は人間としての基本的な感情ですから否定しにくいものですが、店内恋愛はキャバ嬢の仕事に差し支えるため、困ったことになります。
一般的な話をしても、初デートでサスペンス映画を観ると緊張感と恋愛のドキドキ感を混同して親密になるといいます。
これと同じで、キャバ嬢という緊張感のある仕事をしていると、男性スタッフとキャバ嬢は親密になりやすくなります。
キャバ嬢はキャバクラ店にとっては一人の女性である以前に商品です。その商品を守る意味で、お店は男性スタッフとキャバ嬢の恋愛を禁止しています。
最悪の場合には高額な罰金を要求されるケースもあるので、そうなってしまうとヤバいですね。罰金100万円や200万円といった店もあるようで、かなり代償が大きいです。
キャバ嬢の仕事というのは、見た目以上に疲れるものです。その世界に縁がない人が見ると、お酒を飲んで笑いながら話して、楽しそうな・ラクそうな仕事に見えることもあるでしょう。
しかし、実際に働いてみるとそんなことはありません。体調が悪くてもお酒を飲まなければなりませんし、客が寒いギャグをいっても笑わなければなりません。
大したことない武勇伝や成功談でも「すご~い!」とほめたたえなければなりません。客の愚痴も聞かなければなりませんし、八つ当たりをされることもあります。
そこで、疲れたキャバ嬢がハマりやすいのが、ホストクラブです。
ホストクラブで働くホストは、遊びに来たキャバ嬢を褒めてくれますし、愚痴も聞いてくれます。また、ホストとキャバ嬢は同じ苦労をしているという仲間意識、シンパシーもあります。
それほど料金が高くないお店もありますし、そこでイケメンの男の子と話をすることができ、お酒も飲むことができます。
どんどんハマっていくと、自分が気に入ったホストに好かれようと努力します。
ホストを喜ばせようとお金を使いますし、自分のお気に入りのホストが他のホストに成績で負けそうなときにはお金をいつも以上に使って応援することもあります。
ホストからおねだりをされ、貢ぐこともあります。
やがて使えるお金の限度を超えてしまい、自己破産してしまうキャバ嬢や夜逃げしてしまうキャバ嬢もいるようです。
ストレス解消程度に通うならばいいと思いますが、あまり入れ込みすぎないようにしないと泥沼から抜け出せなくなってしまうケースもあるので注意が必要です。
重度になると、水商売の後遺症が出ることがあります。まずはお酒です。キャバ嬢は、毎回の仕事の際にお酒を飲んで接客しています。
そのため、長年キャバ嬢をやっていると、お酒を飲んでも頭が良く回るように発達し、飲んでも理性が働くようになります。
むしろ、飲めば頭が働くので、考えるときにはお酒に頼ってしまう癖がついてしまうこともあります。
引退しても、キャバ嬢はこの後遺症に悩むことがあります。お酒を飲んでも眼が冴えて眠ることができません。
仕事をしているならば疲れて寝ることもできるでしょうが、疲れていないので尚更眠ることができません。
このほかにも後遺症に似た職業病があります。それは、金銭感覚がおかしくなってしまうことです。キャバクラではたくさんのお金を気前よく払っていた客も、実生活で派手なお金の使い方をしているかといえばそんなことはありません。
キャバクラでは何万円も使う男性が、お昼のランチを500円と1000円で悩んでいることもあるのです。しかし、キャバ嬢にとっては夜の街こそが日常の世界であり、その世界における客の金使いの荒さはキャバ嬢にとっては日常の出来事なのです。
引退して夜の世界から一般の世界に戻るにあたっては、夜の世界で働いてマヒした感覚を戻して行かなければなりません。これが分からないうちは、昼の世界にはなかなか戻ることはできないでしょう。
危険な薬は、意外と身近な場所にあるものです。都会の繁華街や若者の集まるクラブ(踊る方のクラブ)などで出回っています。
このように、若さ・お金・元気・好奇心・ストレスなどがある場所には危険な薬がつきものなのです。
危険な薬なんかやる気は全くないと思うキャバ嬢ならば問題ないのですが、気を付けるべきは少しでも興味がある方です。
誘われれば遊び程度にちょっとやってみてもいいかな、と思っているならば注意してください。
薬の依存性は非常に強いため、辞めることができずにどんどんはまり込んでしまいます。周知の事実だと思いますが、ハマると大変危険ですし、犯罪になります。
ピンと来ない人は、映画の新宿スワンを見ると薬の怖さが分かります。最終的には薬を買うために風俗で体を売る女性もいるくらい…。
誘われたからといって、安易に手を出さないように気をつけてくださいね!