一般的に「キャバ嬢」と聞いて想像するのは、キラキラしたロングドレス、華やかに盛った金髪、そしてつけまつげやカラコンを使った目力の強いメイク、といったものではないでしょうか。ですが、最近のキャバ嬢はちょっと違うようです。
最近多くなってきているのは、清楚系のキャバ嬢です。髪も黒やダークブラウンと言った暗めの髪色で、メイクも一般女性の様に薄めでナチュラル、服装もドレスではなくスーツ系が多いです。確かに華やかさには欠けるのですが、どこのキャバクラでも清楚系のキャバ嬢が一人は在籍しているというくらいに一般化していると言われます。
今キャバクラで働いているという女の子でも、華やか系がいいのか、清楚系がいいのか、と自分の立ち位置に悩んでいる子もいるのではないでしょうか。現代のキャバ嬢は華やか系と清楚系、どちらを選ぶべきなのでしょうか?
まず清楚系キャバ嬢の魅力ですが、お客さんからすると「よりリアルな女の子との時間を楽しめる」ということです。華やかなキャバ嬢は日常的な存在ではないので、非日常の空間を楽しむことができます。それはそれでお客さんとしては現実を忘れることができて楽しいものでしょう。
ですが清楚系キャバ嬢の存在と言うのは非常に日常的です。現実の世界でもいそうな女の子と楽しい時間を過ごすと、キャバクラの「疑似恋愛感覚」がとても強くなります。これは最近の主流となってきている「会いに行けるアイドル」と通じるところがあるのではないでしょうか。
現実的に存在していそうな綺麗な女性と会話をすることで、お客さんは「現実の世界で本当にモテている」と感じられるんですね。
今まで華やか系で売ってきたキャバ嬢が清楚系にシフトしていく、というのはかなりの勇気が必要になります。成功するかどうかはわかりませんし、今までのお客さんがいなくなってしまうかもしれません。
確かにリスキーではあるのですが、清楚系のキャバ嬢が好みというお客さんは確実に存在しています。この辺はお客さんの好みの話になってしまうのですが、キャバクラが好きではなかった人でも清楚系のキャバ嬢がいたから通い始めたという場合もあります。
うまく行けば今までよりも幅広いお客さんを持つことができて、売上アップも期待できるのではないでしょうか。そのためにはもちろん会話の上手さや気遣いも磨いて、女性としての魅力をアップさせることも大切ですね。
華やか系と清楚系どちらがいいか。それはキャバ嬢自身の年齢にもよるのではないでしょうか。キャバ嬢が人気を集められるのは23歳くらいまで、といわれています。それ以降は指名数も減ると言われていて、やっぱり華やかさで勝負しているからには、若い年齢の方が有利なのです。
ですが「若い年齢の方が有利」というのはキャバ嬢の意見ではなく、お客さんの意見を反映したものです。華やかなキャバ嬢を求めるお客さんは、若い方が良いと考えることが多いから、指名数が減るということなのでしょう。
その点、清楚系キャバ嬢にはある程度年齢が高くなっても強みがあります。「落ち着いた雰囲気で接客をすることができる」という点です。
年齢が上がってアゲ嬢風の接客をするのはちょっと厳しいものがありますが、清楚系に転身することによって、年齢に見合った接客法と、清楚系が好みという新たなお客さんを手に入れることができる可能性があります。
キャバ嬢自身の年齢が上がってきたら、清楚系に転身するのがオススメです。
ですが年齢だけが女性の雰囲気を決めるわけではありません。10代でも落ち着いた雰囲気の女の子はいますし、20代後半でもギャル系の女の子もいます。これからキャバクラで働きたいけど、清楚系と華やか系のどちらでやっていくか悩んでいる、という女の子は自分のイメージに合わせても良いでしょう。
キャバ嬢だからといって、「華やかにしなくちゃ!」と無理をすると、お仕事も長続きしません。無理のないイメージでお仕事をした方が自分らしさを出すことができますし、お仕事をしていても楽でしょう。
更に清楚系キャバ嬢には意外なメリットもあります。それは「学校帰りや仕事帰りにそのまま仕事に行ける」ということです。髪の毛を盛ったり濃いメイクをする必要がないので、学校や仕事が終わった後にメイク直しをするだけでもキャバ嬢になれるという点です。
ですから本業がキャバ嬢ではない場合、大学生や昼間にお仕事をされている場合は清楚系のキャバ嬢になることで時間も節約することができます。
華やか系キャバ嬢と清楚系キャバ嬢では、どちらもそれぞれの魅力があります。ですが清楚系のキャバ嬢は、これからキャバクラで働きたいと考えている女の子にとっては「よりなりやすいキャバ嬢の像」だと思います。華やかなキャバ嬢は自分とは遠い存在だと感じてしまう女の子でも安心ですね!
初めてキャバクラで働くという女の子は、清楚系キャバ嬢を目指してみてはいかがでしょうか?