キャバクラで働くと、日常生活とは違った意味でのトラブルに遭遇することもあります。
大きく分けるとお客さん相手のトラブル、お店のキャストとのトラブル、お店とのトラブルの3つに分かれますが、ここでは、キャバ嬢が遭遇しがちなトラブル7選を紹介していきます。
誕生日やクリスマスなどのお店イベントの時には、キャバ嬢はお客さんからプレゼントをもらうことがあります。
それ以外にも、何度か通って本指名をしてくれるお客さんの場合、折を見てプレゼントを渡すこともあります。
キャバ嬢へのプレゼントで多いと言われているのが、いわゆる「ブランド物」です。
中には「ブランド物はお客さんにもらうもの」という強者もいるようですが、そのプレゼントがトラブルの要因となることもあります。
お客さんがキャバ嬢にプレゼントする理由として、純粋に喜んでもらいたいという心理がありますが、お客さんによっては、「セックスさせてくれるかも?」と見返りを求めることもあるかもしれません。
プレゼントに関するトラブルを避けるためには、自分からはおねだりしないということと、一度は断ってからもらうようにすることと、必ず何かしらのお返しをすることです。
お返しの金額は必ずしもプレゼントされたものと同額である必要はなく、お客さんが普段使いそうなハンカチやネクタイなどを渡すのが良いでしょう。
キャバ嬢の中には、お客さんからお金を借りる人もいるようです。
お客さんが好意的に、援助する意味合いで貸していることも少なくないのですが、相手が「ボランティアや寄付の精神であげている」のであれば良いのですが、「貸している」と認識している場合は、「見返り」や「お金を返してもらう」ことを要求されるでしょう。
トラブルを避けるためには、できるだけお客さんからはお金を借りないことと、借りたらきちんと期日を決めて返すことです。
お客さんの中には、ネジ曲がった愛情表現の結果、キャバ嬢のストーカーに変貌してしまうケースもあります。
自宅まで追いかけられたり、お店の前で出待ちしていたり、メールが頻繁に届いたりなどのパターンがあるそうです。
ストーカーに関しては、まずお店に相談して協力をしてもらい、その上で警察に届け出をしましょう。
お客さんの奥様や彼女にとって、キャバ嬢は「浮気相手」のように思われる傾向があるようです。
そのため、奥様や彼女からキャバ嬢の連絡先に無言電話がかかってくるようになったり、嫌がらせメールが届くようになることもあります。
この場合は、お客さんの奥様や彼女に、
「○○さんにはお客さんとしてしか見ていませんし、恋愛対象ではありません。今後○○さんに連絡をすることはないので、安心してください」
とキッパリと話すという方法があります。
ただし、相手によっては「聞く耳を持たない」こともあるので、必ずしも正解とは言えないかもしれません。
キャバクラは風俗ではなく、お酒を飲みながら女の子と会話を楽しむところです。
とはいえ、お客さんの中には、キャバ嬢は「おさわりOK」と思いこんでいる人がいるようです。あまりにも度が過ぎるようなら、お店のスタッフに言って注意してもらう方が良いかもしれません。
このタイプに対して最もやってはいけないのは、「指名を受けるためならおさわりさせても良い」と思わせないことです。
すぐにできる対処法としては、お客さんの両手を握るという方法があります。
さすがに両手を握られていては、さわることは無理ですからね。
キャバ嬢のトラブルはお客さんとの間だけではありません。同僚のキャストとのトラブルも存在します。
例えば「お客さんの奪い合い」や「指名客を横取りする」ということがあります。
キャバ嬢の給料システムは、指名客の数や指名客からの売上が反映されるため、ひとりでも多く指名客をゲットしたいと考えるのは、自然なことかもしれません。
そのため、ヘルプについたお客さんに対して、次回から自分を指名してもらうように営業してしまうキャバ嬢もいるようです。
このトラブルの対処法は、お店に話して仲を取り持ってもらうか、どちらかがお店を辞めるの二択があります。
できればお店を辞めない方向にしたいものですよね。