いらっしゃいませ、今夜も夜神つかさがお相手させていただきます。
相変わらずストレス過多な日々が続いておりますね。
世間のイライラが募り、いつもは起こらないような揉め事も目にする機会が増えて来ました。
殺伐とした雰囲気を少しでも払拭したく、今回はこんな時期に最適なお話しをしようかと。
メディアで取り上げられる機会も増え、いま話題となっております「アンガーマネジメント」。
アンガーマネジメントとは、怒り(アンガー)を管理(マネジメント)して、問題解決に導くスキル。
実はこのアンガーマネジメントのスキルを持つと、年収は2倍に、寿命は約7年延びるとまで言われています\(^o^)/
・・・ほんとかよ。
ワタクシもアンガーマネジメントを知る以前から、「怒り」の感情や対策には人一倍向き合ってきた気がします。
水商売って正直、ブチキレそうになる瞬間に日々遭遇しちゃいますもんね。
お客様に向かって「このハゲ\(^o^)/」とか言い返してしまった日には、大事件です。
(相手によっては熱烈な指名が入りそうなシチュエーションでもありますが。)
冗談はさておき、アンガーマネジメントは水商売などストレス過多な職業をはじめ、あらゆる人間関係を円滑にしてくれる、とーっても素敵なスキル。
それでは早速本題に参りましょ。
怒りとは、「理想と現実のギャップ」が生じたときに湧き上がる感情です。
つまり、自分の理想としていた状況や期待とは違った結果を目の当たりにした時に、生み出される感情ということ。
たとえばスーパーで買ったお菓子の袋を開けてみたら、中身がとても少なかった!なんて場面を想像してみてください。(よくあるよね。)
「この袋の大きさなら、沢山入ってるだろうな」と期待をしていた人は、理想と現実のギャップが大きいほどに裏切られた気持ちになり、怒りが湧いてしまいます。
しかし最初から「この値段ならば中身は少ないだろうな~」と大した期待もせず、理想と現実のギャップが少ない人は、怒りの感情は湧きません。
このように、自分の思っている理想や期待と、現実に格差ができるほどに人は怒りを生み出しやすいのです。
怒りは二次感情といって、怒りの前に一時感情が存在しています。
たとえば悲しい、苦しい、くやしい、寂しいなど、さまざま一時感情から始まり、怒りが派生します。
怒りは必ずしも本来の目的ではないことが多いのです。
自分が怒りを感じた時、または他人が怒りをあらわにしているとき、その感情の本質は何かを読み取るよう心掛けると、トラブルが激減します。
普段の生活にあるストレスや悩みを、怒りとして表現する人はとっても多いのです。
誰かが怒っているときには、「この人は怒っている!」「怒られた!」と怒りの感情だけを受け取らずに、「この人は何か別の気持ちが原因で、怒りに繋がってしまったんだな」と思うと、怒られた側も不必要に傷つきづらく、問題解決の糸口も見つかりやすいですよ。
また自分が怒りを感じた時には、怒りそのものをあらわにしてしまうのではなく、「怒りを感じた理由と、怒りの前の本質の感情」を伝えられる・表現できるよう意識することがおススメです。
ちなみに怒りの本質には「悲しみ」が隠れている人が多いですね。
「傷ついて悲しい」「気持ちが理解されなくて悲しい」というような感情から、怒りをぶつけているケースにはよく遭遇します。
感情の本質を説明できずに怒りをあらわにしていると、相手には「怒ってる人」としか判断されません。
本質である「悲しみ」の感情は理解されず、解消もされないまま、人間関係が悪化してしまうので要注意なのです。
怒りの感情は発生してから6秒がピークで、その後は徐々におさまっていくと言われています。
人から嫌なことを言われたり、嫌な場面・状況に遭遇してしまった時は、ひとまず「6秒」やり過ごすのがおすすめ。
ちなみに怒りが湧くような場面に遭遇した時、大概の人は予想外の展開に、パニックを起こしていることがほとんどです。
冷静ではないそんな状態で、すぐさま何かを言い返したり状況に対応しようと思っても、良い言葉や良い切り返しは出てこないことのほうが普通かと思います。
ワタクシの場合はアンガーマネジメントを知る以前から、「嫌なことに遭遇したら10秒心の中でカウントダウンする」という習慣を心がけていました。
「接客中10秒も数えてたら会話止まっちゃうじゃん!そんなのダメじゃん!」というお声が聞こえてきそうですが。
・・・会話?もちろん10秒間止まりますよ\(^o^)/
それって、本当に駄目なことでしょうか?
一定時間会話が止まるのと、お客様に怒りをぶつけてしまうのでは、接客上どちらがマシか・・・。
前者のほうがよっぽどマシな展開ですし、会話の立て直しも見込めます。
無言が続いたら、「ザ・ワールド!」とか「スター・プラチナ!」とか言っておけばなんとかなりますよ。
「びっくりすること言うから、うっかりスタンド発動しちゃったじゃん・・・」と、補足すれば完璧ですね。
・・・というのはあくまでワタクシスタイル\(^o^)/
真面目なお話に戻りますと、
ヒドイ言葉をぶつけてくる人っていうのは、相手に言い返されたりムッとされたりすると、さらにエスカレートしやすいのです。
神妙な面持ちや、逆に微笑みながら10秒相手を無言で凝視すると、意外と勢いを無くしてくれたりもします。
無言の時間を作り、自分が一旦落ち着いてから「何かいやなことでもあったの?」とか「今日はどうしたの?」などと違う切り口からアプローチをすることで、相手も同時に落ち着かせ、怒りの本質のヒアリングに繋げることができます。
「アンガーマネジメントって、結局ムカついても我慢し続けることでしょ?ストレスたまる一方じゃん!」と誤解をしてしまう人も多いのですが、これは間違い。
アンガーマネジメントは怒りを我慢するのではなく、コントロールすること。
つまり、自分が「ここは怒っていいところでしょ!」と判断したものに関しては、怒ってよいのです。
感情を意識せず生活をしていると、目の前の様々なことにイライラしてしまったり、つい口に出して怒ってしまったり、後になってから「感情的になるほどのことではなかったな・・・」「怒らなければよかった・・・」と思うケースに多く遭遇しませんか?
この「後悔する怒り」を減らすことがアンガーマネジメントです。
これを徹底するには、自分の中で「怒る」定義・線引きを明確にしておくことが大切。
ちなみにワタクシの場合、自分の中に定義付けしている「怒り」はとっても明確です。
ワタクシ自身に向けられた悪意は、受け流せるので全スルー。
ただしワタクシ以外、関係している身内や友人に危害がある場合には、全力でぶん殴ってOK\(^o^)/いうルールを長年決めております。
(もちろん言葉での攻防です。)
なので身内が傷つけられるケースでない限り、自分が何を言われても心頭滅却。
あらかじめ怒る定義を明確にしておくことで、日常生活で不必要に怒ることがなくなり、とっても快適です。
「怒り」の感情を見せずに他人と接するということは、他人との関係を円滑にし、理想の結果をもたらす最善策でもあります。
怒りがコントロール出来るようになって以降は、物事が理想的に動かせるようになり、正直自分の世界が一変したのを実感しました。
後は「怒っても意味のない相手には一切怒らない」というルールも徹底しています。
付き合いが浅かったり好きでもない相手と、怒るほど真剣に向き合うなんて・・・時間の無駄ですし、自分がもったいないよね\(^o^)/
こんな日常を徹底していると、たまーにガチで怒ったときの効果も抜群になります。
何かと重宝するアンガーマネジメントのスキルは、どうぞ人生のお供に連れていってあげてくださいね。
さて前編である今回は、アンガーマネジメントの基本となるお話しをさせていただきました。
次回、後編ではさらに掘り下げたお話しをしたいと思います。
次回更新までの1週間、どれだけ怒りをあらわにせず生活ができるか、ぜひチャレンジしてみてください。
これからも貴方の笑顔に貢献できますよう、願いまして。
すべての女子よ、幸せになれ\(^o^)/
夜神つかさでした。
前回の水曜も夜ふかし…【コロナ禍をどう生きるか(後編)】
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約15年人をこまして飯を食ってきた悪いアラフォーおば…お姉さんです(引退済)/キャバキャバにて営業術コラム「水曜も夜ふかし」連載中(https://caba2.jp/blog/yagami_yofukashi/…)/㈱キメラ代表取締役/発達障害(ADHD)/息子と夫(再婚)を溺愛/無言フォローお気軽にドゾ😌