今夜もお待ちしておりました。
夜神つかさです。
新型コロナウイルスの影響で、世界中の人々が混乱の渦中にさらされております。
水商売従事者の方はとくに、当初複数補償制度からの除外、今回の休業要請などをはじめ、稀に見ない不安の中お過ごしかと思います。
水商売・他業種にかかわらず、収入源を断たれてしまっている方、お子さんはじめご家族を抱えている方、騒動以前から深い悩みを持っていた方、チャンスや様々なタイミングが潰れてしまった方、沢山いらっしゃることでしょう。
世界中が不安と焦燥の日々を送っていることと思います。
はじめにこれを読まれているみなさん、騒動が始まって以降の毎日、ほんとうにお疲れ様です。
一方的になりますが、まずは一言みなさんに、労いのメッセージを失礼いたしました。
冒頭のご挨拶はそこそこに、いつもの調子で気を取り直して参りましょう。
さて、いつも自由奔放にコラムを書かせてくださっているキャバキャバさん。
今回はじめてコラム内容のご相談をいただきました。
「休業要請・コロナウイルスの件でキャストさんたちが不安になっていると思うので、少しでも安心できるようなコラムを・・・」
ワタクシ、素直なので言っちゃいますね。
・・・正直秒で断ろうと思いました\(^o^)/ごめん。
水商売業界へのダメージが甚大すぎること、業界だけでなく世界規模で見通しがつけられない段階であることなどからも、ハッキリ言って難易度&発信者としてのリスク高過ぎィ\(^o^)/
同じ水商売という業種間・個人間でさえ、今回の問題に対する対策・対応手段や意識はすでに分かれてしまっています。
そのくらい今時点では「正解」「不正解」があいまい。
そして何が善で、その中でも何が最善で、そして今どんな意識が悪となるのか。
各々の正義や守るもの、生活がある中、神様以外に明確に決められるひとなんていないんじゃないのかな、と個人的には思います。
(あきらかに非人道的なことは除いて)
ワタクシたちがそれを徐々に明確に出来るようになるのは、コロナ問題が収束した後にしかない。
だからこそ、みんながみんな大きな不安を食らっている。
このような理由から正直ワタクシ、今回のご提案は丁重にお断りしようかと思いまして。
ご連絡をいただいてから、15分ほど悩み散らかした結果。
「できなくても、やれ、自分。」
なんでこのタイミングで頭の中に出てくるんだろう。
ラケット持った松岡修造。
・・・なんなの、マジで。
とはいえ、無益・無責任となる発信は極力避けたいため、今回はワタクシと「コロナ禍を生き抜くため」の情報交換をしましょう。
第1回目のコラムでもお話しましたとおり、営業はじめ生活など自分の身辺を安定させるには「長期スパン」で物事を考える・計画することが不可欠です。
今回のコロナウイルスの影響で、ワタクシも改めて水商売という業種の不安定さ・リスクを再確認しました。
「貯蓄もないし、今まで長期スパンで収入や生活を計画して来なかったから、もうダメ・・・」と悲観している女性も多いことと思います。
そんなときはまず、最低限のライフラインの確保をすることから「長期スパンでの生き方」をはじめましょう。
世間全体の今後の目途が立たない今、一番にやるべきことはまず第一に当面のライフライン(命綱)の確保かと思います。
新型コロナウイルスに関連し、個人向けに整備されている支援制度では
緊急小口資金→お住まいの市区町村の社会福祉協議会へ
総合支援資金→お住まいの市区町村の社会福祉協議会へ
生活保護制度→お住まいの市区町村の社会福祉委協議会へ
電気料金支払い期限の延長→契約されている電力会社へ
ガス料金の支払い期限の延長→契約されているガス会社へ
水道料金の支払い期限の延長→お住まいの市区町村の水道局へ
家賃の支給→「お住まいの市区町村名前、住宅確保給付金」で検索
携帯料金等の支払い期限の延長→ソフトバンク、NTTドコモ、KDDI各社へ
などがあります。
とくに緊急小口資金は、職業が水商売でも迅速な貸付対応がされた実績が多数ありますね。
自分が該当するかどうかの確認、また申請方法や必要提出書類等の指示があるため、ライフラインの確保が出来ていない・今後の見通しが立たない場合、各問合せ先へ問い合わせをしてください。
ここで重要なのは「直接自分で問い合わせること」、「自分の状況を明確に問い合わせ先に伝えること」、「わからないことを具体的に質問する準備をしておくこと」です。
電話での問い合わせが苦手な場合、あらかじめメモにまとめたり、通話中もメモを取りながらの問い合わせを。
実はコレ、「できない」「やらない」「行動しない」人がとっっっても多いのです。
たとえばSNSはじめウェブ上の情報だけを拾い行動にまでは移せなかったり、友達に相談止まりで先に進まなかったり・・・。
自分自身の困りごとは、問題解決に直結する最善ルートを取ってください。
皆が同じトラブル下にあるときに、自分よりも他人を助けようと思う人はそうそういないでしょう。
ワタクシもまた、直接的な援助をしたり、誰かを救うことはできません。
だからこそ「自分自身への責任」を持つことが大切になるのではないかな?と思います。
二次情報や個人の意見を拾い不用意に安心すること、または不必要に不安になることは、ハッキリ申し上げますと「無駄」\(^o^)/
有事においては、出来うる限りの「さらなるマイナスの広がり」を食い止めることが不可欠です。
まさにウイルス感染拡大防止策と同じですね。
・情報の精査をする習慣づけを
影響力のある人、有名なメディア、なんか偉いっぽい人・・・確実な情報・有益な情報をつねに発信出来ているわけではありません。
中には根拠が不確かなものや、受け取る相手が違えば毒となるケースもあります。
不安や焦りを感じるときは、先入観でいつも以上に情報の影響を受けてしまいやすいもの。
困っている時ほど落ち着いて、自分に本当に必要な情報を精査するようにしてください。
これはトラブル下でなくとも、安定して生きて行くためには必要不可欠なスキルだと思います。
・自分を「孤立」させない対策を
感染拡大防止のため、他人との接触を極力控える生活が続いている人がほとんどでしょう。
自粛生活が長引くほどに、気持ちが孤立しやすい状況です。
そんな中、うつや離婚・虐待などが問題視されていますが、こちらもあらかじめの意識と予防が大切。
孤独をストレスに感じやすいひとは、意識的に家族や友人と連絡を取るなどして、自分の気持ちを孤立させない対策を取ってください。
これは連絡した相手の孤独もまた、同時に解消することへとつながります。
またストレス環境が続くと、自分も他人も同じように攻撃的・過敏になりやすいです。
自分を含め世間全体が、「トラブルが起きやすい状態にある」ことを意識し、揉め事の当事者になってしまわないようくれぐれもお気を付けください。
・存在意義を感じる機会を作る
人間は生きていくために「存在意義」を感じられることが不可欠だと言われています。
他人との接点も限られる中で、「存在意義」を実感しつづけることはいつも以上に難題かもしれません。
殺伐とした状況が続く中手っ取り早く存在意義を感じるには、他人に親切にする・隣人を愛すことだと思います。
みんながみんな、いつもより余裕がない。
いつもより優しくなれない。
いつもより親切にしづらい。
今は正義を持ち寄り何かを攻撃するよりも、自分を含め家族や身近な人が出来うる限り安全で、健康で、存在意義を無くさず日々を過ごせることが大切だと、個人的には強く思っております。
あくまでワタクシの価値観ですけれど、ね。
前編はこれで最後になりますが、今を一生懸命生きてない人っていないんじゃないかな、と思うのです。
意識や環境・価値観の違いで争いやトラブルも起きやすくはありますが、それぞれが一生懸命・必死だからこそだと思っています。
今回のコラムは情報交換と個人的な意見までとなりましたが、次回は長期スパンでの生き方や水商売の今後についてお話し出来たらイイな~と計画中です。
すべての女子よ、幸せになれ\(^o^)/
なれるよ。
なろうね。
夜神つかさでした。
前回の水曜も夜ふかし…【自分の「やる気」を出す方法・顧客に「やる気」を出させる方法】
過去の水曜も夜ふかしは、全コラム一覧からお読みいただけます。
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約15年人をこまして飯を食ってきた悪いアラフォーおば…お姉さんです(引退済)/キャバキャバにて営業術コラム「水曜も夜ふかし」連載中(https://caba2.jp/blog/yagami_yofukashi/…)/㈱キメラ代表取締役/発達障害(ADHD)/息子と夫(再婚)を溺愛/無言フォローお気軽にドゾ😌