いらっしゃいませ。
今夜もご来店ありがとうございます、夜神つかさです。
普段からTwitterのフォロワーさんたちのアカウントをリサーチしているのですが、水商売特融の「病む」現象にお悩みの女性が多いですね。
日常的にお酒を飲むことや昼夜逆転した生活、複数の人とのコミュニケーションがつねに必要なお仕事なこともあり、水商売は病みやすいとよく言われます。
ワタクシも過去「お店に行きたくない・辞めたい」「お客様からの連絡がゆううつ」「人と接するのが苦痛」というような、「病んでいる」状態に陥ったことが三万回くらいございます。
晩年にはお客様対応やセルフコントロールも上手になり、病む機会もぐんと減りましたが、自力で解決できるようになるまではとにかくキツかったのを覚えています。
そこで今回は、キャバクラで働く上で「病んでしまう」キャストさんの共通点について分析してみました。
もちろん対処法も合わせてお話したいと思いますので、最後までお付き合いいただけると幸いです。
キャバクラ営業をする上で、お客様からの好意やお誘いの回避スキルは必須項目。
上手に回避するスキルを持たないと、指名が切れやすいだけでなくつねにストレス下にさらされることになってしまいます。
この回避スキルが乏しいキャストさんの最大の特徴は、ズバリ・・・お誘いへの返答が「YES」か「NO」かの二択しか持っていないところ。
営業を続けるうえではどちらも選べないため、結局うやむやにしたりごまかしたり、後々自分の首を絞める対応しかできていないケースが多いです。
これは「相手に主導権を握られた営業」になっている証拠でもあります。
すぐに始められる簡単な対処法は、とにかく「受け身にならない」こと。
キャストからの話題提供や会話構築を怠ると、たちまちお客様都合のお話がメインになってしまいます。
また、普段から自分の「キャラクター像・設定」をしっかり固めておかないと、矛盾だらけスキだらけのキャストが出来上がってしまいます。
キャストにスキやゆるい部分が見えたとき、お客様は「この子はイケるかも・・・」とたちまち希望を燃やしてしまいます。
指名を返す際には有効ですが、普段の連絡や何気ない会話上でスキを見せすぎるのは芳しくありません。
何かに打ち込んでいたり普段から私生活がしっかりしている像をあらかじめ演出しておくことで、「簡単に声をかけてはいけないイイ女」「誘いを断られても理解のできる素敵な女性」として扱われるようになるのです。
👨①「趣味はとくにないしいつも酔っ払ってるから休みの日は寝て終わる〜」
👨②「多忙な仕事とジムでの健康管理のかたわら資格試験にも挑戦したくて、でもそんな生活が充実している‼」…どっちの👨が雑に呼び出しやすい?
店外に誘われやすいってそういう部分も大きい🤔— 夜神つかさ@水商売営業の人 (@tsukasa_yagami) April 7, 2019
店外に誘われて初めて「実は他に仕事が…」「学校が…」「予定が…」と事情を持ち出して断るのは顧客心理が萎える🤔
普段から整った生活をしている・打ち込んでいることがある話を「誘われる前」に自然に浸透させておかないとダメ🤔
「断られても仕方ない理由」が最初からあるのとないのとでは大違い🤔— 夜神つかさ@水商売営業の人 (@tsukasa_yagami) April 7, 2019
整った生活・応援したくなる生活をしているかいないかで、顧客からの評価・対応が大きく変わる🙂
店内では手に入りやすそうな演出をしても、プライベートは「気安く時間を搾取できないイイ女」を設定しないとです🙂
たまにあるお誘いも紳士的になるのでストレス激減🙂…実際はダラダラしてて良い🙂←
— 夜神つかさ@水商売営業の人 (@tsukasa_yagami) April 7, 2019
キャバクラに来店されるお客様は大きく次の3種類にわけられます。
非日常を日常の励み・癒しにしたいお客様
キャストとの恋愛や男女関係がステップアップすることを望んでいるお客様
キャストのファンで応援をしたいお客様
そしてこの3つのタイプ、つねに一定ではなく合わせ持ったり行き来したりします。
スタートは①だったけど途中から②に切り替わるお客様、または②が強いお客様が③に切り替わるなど、お客様の感情やキャストとの関係でつねに切り替わるのです。
この段階の見極めが上手くできないと、顧客トラブルが起きやすく余計なストレスを溜めやすいです。
そして①や②スタートのお客様でも、最終的に③を目指していただくのが理想型・キャストの力量だと思います。
キャバクラ営業で病みやすいキャストさんは、この「段階を見る作業」が苦手な傾向がありますね。
どのお客様も②だと思い込み必要以上に防衛してしまったり、逆に①や③の段階にいるお客様に過剰に色恋営業をして②のお客様層ばかりを増やしてしまったり。
顧客の状態を把握すること・管理することは、ストレスを予防しながら働く上でとっても大切なこと。
指名のお客様がどのタイプか、どの段階にいるのかはつねに意識し把握しておくことがおススメです。
キャバクラ営業で避けて通れないのが、お客様からの「下ネタ」。
下ネタ自体に嫌な反応をしてしまうと、水商売ではなかなか人気が出ませんし、日々の営業がつらくなってしまいます。
「下ネタは絶対NG!」という意識ではなかなか厳しいものがありますね。
下ネタが苦手なキャストさんの心理としては「切り返しに困ってしまう」「性的な目で見られるのが嫌」などがあるかと思います。
キャバクラにいらっしゃる男性の投げかける下ネタは、はっきり申し上げますと・・・コミュニケーションのツールに過ぎません。
ズバリ、そこに深い意味などないのです\(^o^)/
必ずしも相手を性的に見ているからではなく、誰が席についても言うよね~\(^o^)/ばかー
男性同士の会話を観察してみるとわかるのですが、割とライトに下ネタが飛び交っています。
男性にとって下ネタはコミュニケーションの潤滑油。
大概がそういうモノなのだと認識したほうがよさそうです。
また、中には女のコの反応を見ながら執拗に下ネタ攻めをしてくる男性もいますが、こういった男性は嫌がるそぶりを見せれば見せるほど攻めて来ます。
これも最初から「下ネタで相手を困らせてやろう!」と始めているのではなく、「下ネタでいじわるしてみたら面白い反応が返ってきたぞ!もっとやろう!」という後発的な感情なことが多いです。
こういったお客様は初動で存分に下ネタにお付き合いし、早い段階で満足させ別の話題に切り替える接客が必要ですね。
嫌がりながら延々お客様の投げかける話題にお付き合いする・・・というのは、完全に受け身の接客。
とどまらない下ネタは、キャスト側がマグロをやってしまっているため起こる災難です。
キャバクラ営業をする上では、完全に避けては通れないのが下ネタ。
下ネタにストレスを溜めやすいキャストさんほど、接客トークで主導権を持てるよう心がけましょう。
たとえば四六時中鳴る電話・LINE等に疲弊し投げ出したくなってしまうような時、ありませんか?
もちろんワタクシにもありました\(^o^)/
指名を返したい気持ちと、プライベートな時間も連絡対応に追われるストレスが二律背反してしまうんですよね。
時間が空いてしまった連絡には謝ったり、「寝ていた」「用事で忙しかった」など毎回言い訳を考えたり・・・。
徐々に電話が鳴ることすら恐怖になってきます。
コレ・・・単純なことなのですが、四六時中連絡対応などしなくて大丈夫です!\(^o^)/
そもそもお客様にも生活をしている時間、プライベートな時間、連絡が取れない時間はあります。
キャバ嬢だからといって、キャスト側がつねに連絡対応できないといけないというルールはありません。
水商売をしていると、人は無意識で「水商売の人」をやろうとしてしまいます。
しかしコレ、「一般的な人間の生活」を軸として心がけたほうがメリハリができ、結果お客様を振り回すことが出来たりします。
無理に「優秀な水商売の人」をやろうとしすぎると、お客様に飽きられるのも早いような気がしますね。
そして病みやすいキャストさんの特徴に、「つねに言い訳を考えている・している」というものがあるのではないかと思います。
コレも実は、水商売営業ではないほうが良いのです。
すぐに折り返せなかろうと、返事に期間が空こうと、まるでさっき来た連絡に返事をしているかのごとく・・・ふつーーーに連絡すればよいのです。
謝罪や言い訳から入ってしまうと、お客様に対して「謝罪するほど放置しました」「言い訳しないといけないほど悪いことをしました」というアピールになってしまい逆効果。
それを感じ取ったお客様が「自分は大事にされてないんだな」と思うきっかけになりやすいんですね。
さらには「彼氏といたの?」「自分の連絡は迷惑?」などとネガティブな話題に繋がりやすいので、極力避けたほうが良いといえます。
営業に充てる時間と私生活はきちんとメリハリをつけ、休養やリフレッシュ時間はしっかり確保するようにしましょ。
水商売は世間的にもストレス値が高い職業と言われています。
ワタクシの大好きなアドラー心理学でも「すべての人の悩みは、対人関係によるもの」と言われています。
水商売は対人関係そのものなので、言ってしまえば営業のすべてがストレスに変換されてしまいやすいということ。
職業柄、心身ともにダメージを受けてしまう機会は多いことでしょう。
「この場から逃げ去りたい!」「もうやめたい!」と限界が来る前に、複数あるストレス要因の中で減らせるものはどんどん減らすように意識してみてください。
人間は幸福を目指すことが健全。
お金を稼ぐことで不幸を感じていたら、元も子もないですからね。
みなさんが毎日素敵な笑顔でお客様の前に立てますように。
そしてそれがお客様の笑顔にもつながりますように。
すべての女子よ、幸せになれ\(^o^)/
夜神つかさでした。
前回の水曜も夜ふかし…【営業成績に悩んだときに読むコラム】
過去の水曜も夜ふかしは、全コラム一覧からお読みいたけます。
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夜神つかさ@水商売営業の人
@tsukasa_yagami
約15年人をこまして飯を食ってきた悪いアラフォーおば…お姉さんです(引退済)/キャバキャバにて営業術コラム「水曜も夜ふかし」連載中(https://caba2.jp/blog/yagami_yofukashi/…)/㈱キメラ代表取締役/発達障害(ADHD)/息子と夫(再婚)を溺愛/無言フォローお気軽にドゾ😌