夜神つかさの水曜も夜ふかし|第十六夜【売れないキャストが売れない理由】/ブログ キャバクラ体入・求人バイト情報

夜神つかさの水曜も夜ふかし|第十六夜【売れないキャストが売れない理由】
夜神つかさの水曜も夜ふかし|第十六夜【売れないキャストが売れない理由】
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更新:2020.02.19 作成:2020.02.19

今宵もお待ちしておりました、夜神つかさです。

以前こちらのコラムで「人気嬢・有名嬢の共通点」に関するお話をさせていただきました。

今回はその真逆である「売れないキャスト」さんのお話。

 

売れているキャストさんとまた同じで、売れていないキャストさんにも共通点が見られるんですよね。

ちょっぴり手厳しいかもしれませんが、今回は売れないキャストが売れない理由についてお話したいと思います。

 

(1)接客中容姿や内面を「自虐」する

キャバクラ営業に慣れていない新人さんや、自分に自信のないタイプのキャストさんがやりがちな特徴に、「自分を自虐する」というものがあります。

容姿や内面に自信がないと、ついつい「可愛くないですが・・・」とか「コミュ障なんですよね・・・」などと、お客様の前でも自虐してしまいがちです。

 

これは謙遜や遠慮の意味であっても、接客中にしてはいけません。

なぜなら自虐はお客様に対し「そんなことないよ」とフォローを強要する会話なのです。

 

すでに「自虐キャラ」としての接客スタイルが固まっているなど、確実に笑いが取れる自信があるならば別ですが、相手のフォローがない限り会話が事故りやすく難易度が高いです。

表向き遠慮や謙遜にみえて、相手からすれば実は傲慢ごうまんな会話なのです。

 

「どれにしようかな」とウキウキショッピングをしている場面を思い浮かべてみてください。

販売員から「この商品は人気がないのですが」「デザインが良くないですけど」などと、ネガティブな情報を出しながら商品をすすめられたらどんな気持ちになるでしょう。

 

キャバクラでのお客様もまた、お金をお支払いしてキャストを選ぶ立場。

いわばコミュニケーションの正当な消費者です。

良い商品の提供、良いプレゼンを受ける権利があるということは忘れないでください。

 

自分に自信がないとついつい先回りして「言い訳」をしてしまいたくなりますが、接客中はぐっと我慢をしましょう。

自分の「悪いところ」は話題に上げず、「良いところ」に目を向けプレゼンするようにしてくださいね。

 

(2)自己投資をしない

目標や貯金のためにできるかぎり節約をしながら働く。

これはとっても素敵なこと。

 

しかしどの職種であっても「必要最低限の準備」というものはあります。

そしてキャバクラ営業で必要最低限となる自己投資は、他の職業と比べて圧倒的に高いです。

 

全身高額なブランドもので固める・・・という極端なルールはありませんが、お店の料金に見合わないレベルまで仕事道具の質を落としてしまうのはNG。

ドレスやアクセサリーなどの仕事道具や、ヘアセットやメイクで投資する外見の効果はもちろん、「最低限きちんとした準備ができている」という自信・安心感はあなどれません。

 

これは目標を達成するためのキャバクラ勤務であってもするべき投資。

最低限の先行投資をすることで、はじめから節約しすぎるよりも結果リターンが大きいことは多いです。

女性はとくに身に着けるものや装いで気持ちが変化しやすい生き物。

自分が堂々と接客できる前準備はしておくべきだと思います。

また、人が「成長をする」ためには段階があります。

たとえば会話力を上げるために本を買って読んだり、教養や品を身に着けるための習い事をしたり・・・。

そういうスキルアップも、「最低限の準備」が出来てはじめて目が向くものです。

 

店内での装いレベルが不足していると、つい「次のお給料が出てからドレスを買おう」「売上が安定するまでは装いは妥協しよう」などと、近々の目標がいつまでも「装いを整えること」で止まってしまうのです。

 

自分の成長を妨げないためにも、スタート地点では最低限の準備・自己投資をしておくことがおススメです。

 

(3)水商売の世界だけで生きる

休日も繁華街で遊んだり、夜飲みに出かけたり、キャバクラに勤務している間は同業の友達としか会わない・・・というような、閉鎖的な環境で過ごしているキャストさんは多いのではないでしょうか。

これの何がいけないかというと・・・ズバリ、めちゃくちゃ病みやすいです。

 

365日24時間つねに水商売関連の情報を浴びているせいで、無意識のうちに発散先や逃げ場を失ってしまっています。

ワタクシが過去に見てきた売れっ子嬢さんたちも、休日は家族や外部の友人との時間を大切にしたり、水商売とはまったく別の世界の趣味を持つコが多かったです。

 

休日や帰宅後に「水商売の自分」を脱ぎ棄て、気持ちを切り替える作業。

仕事とプライベートを切り離し仮面を脱ぐことで、ストレスの回避や発散を心がけてくださいね。

 

 

そして多くのお客様が「非日常できらきらしているキャバ嬢」に魅力を感じながらも、本心ではどこか根底に「まともな部分」を求めています。

水商売に漬かり切った生活や価値観に染まり切ってしまっていると、お客様もやがて疲れてしまうのです。

 

つねに水商売の環境に浸かってしまっていると、切り替えがなく徐々に病み営業に向かってしまうケースも沢山見てきました。

息抜きを意識して取り入れることで、上手に自分をコントロールしてくださいね。

 

(4)つねに上を見上げている

有名なキャストさん、同じお店の売れっ子さん、業界の長いお姉さん・・・そういった存在に気圧されてしまうキャストさん、とっても多いです。

とくに新人さんや自信のないキャストさんに見られるのですが、いつもおどおどし周りやお客様の顔色を見てしまう。

 

いつまでも過剰な敬語で、自ら「自分は他のコやお客様よりも下だ」という意識で在籍し続けてしまいます。

もちろんはなから生意気な態度を取ったり、礼儀のないことは良くありません。

 

しかしどんな有名なキャストさんも売れっ子さんも、在籍しているキャストは全員が平等に同じ「お店のキャスト」という存在。

むしろお客様にとって、誰が有名で誰が売れていて誰が業界が長いだとか・・・これっぽっちも関係ないのです。

 

これは同じ仲間として、堂々と在籍してOK。

後から入ってきたから、年齢が若いから・・・と、過剰に物怖じしなくても大丈夫。

自分を自ら下げ過ぎてしまうと、そこから浮上するのが難しくなります。

いつかはその子たちの存在や売上を上回るのが目標。

まわりを過剰に「上の者」と意識し過ぎないことは、営業にも有利につながります。

他キャストやお客様を冷静に見られないということは、それを分析するのも難しいということ。

「雲の上の存在」「大先輩」というようなフィルターを通して見てしまうと、まわりのキャストさんが「手が届かない存在」になってしまいます。

 

コンプレックスや不安は心の奥底に押し込んで、まわりを冷静に分析するようにしましょう。

ライバルの「真似できるところ」を真似することは、営業力を上げる一番の近道なのです。

 

また礼儀正しくつねに下手に出ているのに、お店の女のコとイマイチ親しくなれない・・・という場合も、相手に距離を作りすぎてしまっているケースが多いです。

 

在籍キャストさんもお客様もみな基本は「同じ人間」。

距離感を上手に詰めることは人間関係でもキャバクラ営業でも大切な課題ですね。

 

(5)ロッカーが汚い

売れないキャストさんに一番共通していた特徴に、「ロッカーが汚い・・・」というものがあります(涙)。

ドレスが大量に押し込んであったり、ロッカーを開けた途端荷物がなだれて来たり。

 

仕事に対する意識が低いのはもちろんのこと、これはお店に出る前に「気持ちの切り替え」がしづらいというデメリットがあります。

お客様の目に触れることのない箇所といえども、仕事道具の管理や身支度をするための効率の良さを省くのはいただけないということですね。

ロッカーのキレイさは「仕事の前準備の効率化」「メンタルの切り替えのしやすさ」に直結します。

とくに同伴出勤時は、ホールバックするまでの時間が勝負なところもありますよね。

バタバタと準備をし焦った状態で接客を始めることがないよう、身の回りはあらかじめ整えておくことをおすすめします。

 

店内での装いだけでなくロッカーもまた、キャストの営業ツールのひとつだとワタクシは思っています。

 

余談ですが過去の在籍店ではお店のキャストたちさんに

「つかささんってロッカーキレイなんだね!意外!」

と言われたことがあります。

 

・・・絶対に許さない\(^o^)/

今度ビールでもおごってあげよう\(^o^)/

 

(6)やりたいことを優先している

店内でのドレスやヘアセット、メイク。

流行りのものや趣味のもの・・・とっても素敵なのですが、キャバクラは「お客様からの支持を得ること」で稼ぐ世界。

 

既に安定して売れているキャストさんならば問題がないのですが、新人さんや伸び悩んでいるコは「自分のやりたいこと」よりも「お客様に好まれるもの」を優先したほうが良いです。

 

人気が安定して来れば、個人の好みも「個性」として受け入れてもらえるようになります。

しかし全くお客様支持のない状態で「自分のやりたいことを優先してしまう」のは、個性ではなく「我」なのです。

 

「やりたいこと」と「やるべきこと」が一致していて、結果に繋がることが一番の理想です。

しかし自分の「やりたいこと」を優先し過ぎてしまっているせいで、良い結果に恵まれなかったり、営業の妨げになっている場合には、一度ブランディングの方向性を見直す必要があるかと思います。

 

ちなみ売れれば売れるほどお店やお客様に対して、ある程度「なにをしても許される環境」が出来上がります。

スタート地点では「我」を捨てお客様の好みに特化したほうが、「やりたいこと」が出来る近道だったりもしますよ。

 

【まとめ】

自分の中に悪い部分・ダメなところが見つかっても、悲観する必要はありません。

指名が取れない・・・売上が伸びない・・・と過去に悩んだことがあったならば、その原因が見つかったということなのです。

つまりそこを善処すれば、過去に悩んだことも解消される可能性が高いということ。

悪いところに気付けたら、あとは売れるだけ♪

売れましょう。

 

すべての女子よ、幸せになれ\(^o^)/

夜神つかさでした。

 

夜神つかさ

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約15年人をこまして飯を食ってきた悪いアラフォーおば…お姉さんです(引退済)/キャバキャバにて営業術コラム「水曜も夜ふかし」連載中(https://caba2.jp/blog/yagami_yofukashi/…)/㈱キメラ代表取締役/発達障害(ADHD)/息子と夫(再婚)を溺愛/無言フォローお気軽にドゾ😌

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