それぞれの店にルールがあり、接客やマナーはもちろんですが、メイクや服装についても同じことが言えます。
そして、ドレスにもルールがあるようです。
面接時や体験入店の前には、ドレスについて説明を求めるようにしましょう。
例えば、ショート丈が禁止されていたり、露出の具合について指定があったりすることもあります。とはいえ、その後本入店にいたるかどうかはわかりませんので、高価なキャバドレスを購入するのは気が引けるものです。
もし、入らなかった時には、なかなか利用できないので、できるだけ安いものを利用するのが基本のドレスの選び方でしょう。
インターネットの通販サイトで激安のキャバドレスを購入する方も多いです。また、店舗によってはキャバドレスの貸し出しを行っているようなケースもあります。入店して間もない時には、ネットショップを利用して節約するのは大切なこと。雰囲気があって続けられそうだと思ったら、複数を購入して本格的にお仕事を開始するのがオススメです。
ドレスの選び方は、自分の体のラインについて考えることです。例えば、ちょっと体形が気になるという方の場合、スレンダータイプと呼ばれるストレートの形状ではラインがモロに出てしまいます。もちろん、スレンダータイプには着る人を細く見せる効果もありますので、色と併せてラインを確かめていくのが無難。
また、足のラインに自信があるという方の場合にはミニ丈のタイプが第一候補となります。できる限り自分のアピールポイントを出して、ウィークポイントは隠すのが基本です。
ところが、お店によっては、ミニ丈のスカートが禁止されているケースもあります。上品さに欠けてしまう可能性があるためです。
そこで、考えたいのが下半身の部分がタイトになっているタイプのドレスです。足のラインをさりげなくアピールするとともに、他の部分のラインも際立たせられますから全体を細身に見せてくれるでしょう。
さらに、胸元を強調したいという方の場合には、Aラインがおすすめです。Aラインはその名の通り着た時の見た目がAの形になっているドレスのことで、ウェストラインが高くスカートが末広がりとなっているために、上半身へと注目を集めやすいです。
体形をカバーしやすいのもメリットですね。また、胸元強調のために、バストラインにワンポイントが入っているようなものだとより引き立ちます。
ドレスを買う際に気にしたいのが、お店のルールです。
キャバクラ店は、その店舗の特徴として雰囲気が独特だったり、キャバ嬢の見た目に関して制約があったりすることが多いです。
カジュアルなスーツやセパレートもOKというところから、ロングドレスのみで髪の毛も必ずセットするといった厳しいところまでさまざま。それを知らずに、気にいったものが見つかったからと購入しても着られなかったといったことになってしまうかもしれません。
また、基本的に黒の着用は禁止されています。
華やかなイメージが大切なキャバクラでは、あまり相応しくない色だからというのが理由です。
さらに、露出についての規定があるケースもあります。
例えば、商品によっては背中のぱっくり開いたものや、胸元がくっきり見えるようなものもありますよね。
しかし、座った状態でお酒を作るために屈んだり、上目づかいでの接客が求められたりするキャバクラでこれらの服装をしていると、必要以上に肌が見えてしまい、かえって下品な印象を与えてしまいます。
そのため、セクシーであることもですが、上品であることを重視したお店では特に露出についての制限があるのです。
これらのお店のルールは、たいてい体験入店の前の面接時にお店側から説明がありますが、稀に説明が行われないこともあります。気になる場合には、面接の時に自分から質問しておきましょう。
キャバ嬢の見た目を思い浮かべると、アップセットされた髪の毛や目がぱっちりとしたメイクなどを思い浮かべるとともに、セクシーで露出の多いドレスを着ているイメージを持つ方もいるでしょう。
しかし、実はキャバクラの服装であまり過度な露出が行われることはNGとされることも多いのです。男性客を相手にもてなすのだから露出していたほうがいいと考えるのもおかしくないにもかかわらず、露出が規制されるのはどうしてでしょう。
その理由は、キャバクラで働くキャストに求められるのは、セクシーであることもですがそれ以上に上品であることです。あくまでも、お酒とコミュニケーションで楽しい時間を過ごしてもらうのがキャバクラですから、この点は履き間違えてはなりません。
そのために、キャバ嬢は見た目を着飾るのはもちろん、さまざまなマナーやコミュニケーションの方法を磨くのです。
とはいえ、もちろんお店に来る方はほとんど男性の上に、女性と話せる場所として認知されているキャバクラですから、ある程度「女性らしさ」をアピールすることも大切。
肩を出した衣装を着て、原則的にスカートをはいてヒールの付いたサンダルをはいているのはそのためです。あまりに、露出をしない格好も不釣り合いとなってしまいます。
そこで、どれくらいならば品位のある露出となるのかという基準を知っておくようにしましょう。
露出の基準として挙げられるのは、屈んだ時に胸元が見えすぎてしまわないかということです。キャバクラでは、お酒を作ったり、グラスを拭いたりとお客様から見て下側に移動することが多いので、この時に下着が見えることはNG。キャバ嬢の場合にはヌーブラをつけていることもありますから、相手に不快な思いをさせないように気をつけるべきです。胸元が見えないようにするために、胸のラインがどれくらい隠れるかどうか気をつけるとともに、サイズ感もきちんと把握しておきましょう。