ナンバーワンや売れっ子キャバ嬢は、見た目だけで人気をとっているわけではありません。お客さんへの気遣いや、ほかのキャストやボーイへの気遣いも心得ています。
また、何よりも接客が優れているという点です。
ただ単に可愛いだけで売上を伸ばせないのがキャバクラやホステスの世界。そんなに、あまい仕事ではないんですね。
キャバクラに来るお客さんは様々な年代、職業の男性ですので、毎回同じ接客で満足させることはできません。そのためお客さん一人一人のニーズを素早く察知することが必要です。ニーズを知るということはお客さんに興味を持つことで、これが客さんと親しくなる最良の方法でしょう。
たとえば店内にカラオケがあるキャバクラで、40代や50代のお客さんが古い曲を歌うことは多いもの。
そこで「私の年代は知らない曲だからつまらない」で片付けてはいけないのです。キャバ嬢として成功したいのであれば、最新のヒット曲はもちろんのことあらゆる年代の代表曲を押さえておきましょう。年配のお客さんの選曲でも、それについて行けるキャバ嬢は愛されるものです。
さらに、いきなりお客さんに高額なおねだりをしてはいけません。いきなりガツガツした姿を見せてしまうと、お客さんの気持ちは一気に離れて行ってしまいます。
相手の金銭的余裕によってキャバクラの遊び方は変化します。その事情を理解したうえで接客しましょう。
キャバクラで働き始めたからといって誰もがすぐに指名されるわけではありません。なかにはいきなり指名を獲得できるキャバクラ嬢もいますが、多くのキャバ嬢は指名が取れず苦戦します。せっかくキャバクラで働く以上、多くのお客さんから指名してもらいたいもの。
どういった接客や営業をすることで指名がもらえるようになるのでしょうか。
何より指名数をアップさせたいのであれば、出勤する曜日を固定しましょう。
たとえばお客さんが自分のことを気に入ってくれたとして、「何曜日に出勤しているの?」と聞かれることもあります。何曜日に出勤するか答えられるようにしてください。
そして、自分が決めた曜日は必ず出勤しましょう。お客さんがせっかくその曜日に来店しても、そこで出勤していなかったらガッカリしてしまいます。
キャバクラ嬢が指名客を開拓する際に重要となるのがフリーのお客さんです。とくに指名客のいない新人キャバクラ嬢は、フリーのお客さんにつくケースも多いでしょう。
そこで大切なことは、必ず連絡先を交換するということです。しかし、いきなり連絡先を交換しても何をメールして良いのか分からないものです。はじめのうちは、お店に来てくれたお礼をメールしましょう。これであれば自然ですし、お客さんも嫌な気分になることはありません。
さらに、フリー客の接客でも、チャンスをつくってボディタッチを忘れないこと。ベタベタ触ると嫌がられてしまいますから、肩や腕のあたりにタッチするのがオススメです。ただし、相手がマジメな話しをしているときには避けてください。
また、お客さんの多くは、自分の話しを聞いてもらうためにキャバクラ来店します。そのため、相手から話を引き出して聞き役に回ることが大切です。
枕営業で指名客を増やすキャバクラ嬢もいます。実際にキャバクラで働いていると、キャスト同士で「○○ちゃんが枕をしている」というウワサ話も耳にするもの。枕営業に対する考え方はキャバクラ嬢によって様々ですが、自分から胸を張って「私は枕営業をしています」とアピールするキャバクラ嬢はいないでしょう。
枕営業が一概にダメとは言えませんが、あまりオススメできないというのが本音。擬似恋愛を求めてやって来るお客さんもいるので、疑似恋愛の延長線上に肉体関係があるとも言えます。
しかし、どうしても枕に対してネガティブなイメージはつきまといます。枕営業の誘いを断りながら指名してもらうことが、キャバクラ嬢として成功するポイントです。仮に枕営業をしてしまうと、その噂はたちまち広まってしまいます。とくに地方のキャバ
クラですと、お客さん同士にも繋がりがあるもの。
そして、これで指名客が増えれば良いのですが、お客さん同士が枕営業のことを知ってしまうと、キャバクラへ行きづらくなってしまうのです。中にはそれっきり来店しなくなるケースも少なくありません。指名客が減ってしまってはせっかくの枕営業の意味が無くなるでしょう。
さらに、現在はインターネット上にキャバクラの口コミサイトがありますし、ネットで噂が広がってしまうこともあるのです。指名してくれるからといって安易に枕営業を選択するのは得策ではありません。むしろ、肉体関係でしか繋ぎ止められない客であれば、こちらから手を引くというのも選択肢の一つですね。