キャバクラの求人を見ていると、送迎ありというところをポイントとしている求人を見ることもありますよね。キャバクラで働くと、お酒も入りますしどっと疲れが押し寄せてきます。
そうなると自分で電車を乗り継いで帰るのは大変なので、送迎があると助かるかもしれません。
ではキャバクラで働くときには送迎を利用したほうがいいのでしょうか?
キャバクラで送迎ありと記載されていても、基本は有料です。送迎をするとなるとコストがとてもかかります。繁華街にあれば車を停めておくための費用とかも必要ですよね。車は男性スタッフのものを使うとしても、事故に備えて保険などはお店が支払って加入しなくてはいけません。それらもすべてお店が負担するのは大変だからです。
とはいっても、タクシーを利用したときのように丸ごと取られるわけではなく、かなり格安であることは事実です。距離が遠くなればなるほどに負担する額は高くなるというお店が多いですね。
また、中には送迎が無料というお店もあるので、そのあたりは入店する前に確認して置かなくてはいけません。
毎日出勤しても、毎日送迎してもらっていると、有料ならそれなりにお金がかかってしまいます。せっかく稼いだお金の中から送迎の費用がひかれるのって何だか切ないので、そのあたりも考えて利用したいですね。
送迎をしてもらう上でメリットとなるのは、やはり疲れている体で帰る必要がない、というところではないでしょうか。
お客さんと話をすることでも精神的に疲れるので、送迎は帰りの心配をしなくてよく、便利な制度といえるでしょう。少し費用は発生してしまうかもしれませんが、それでも利用する価値があると利用しているキャストも多いです。
送迎ありとしていても有料でしたり、そもそもお店では送迎を用意しないというお店もあります。それはどうしてかというと、車やガソリン代など費用がかかるというのも一つなのですが、実は懸念されているのが、キャストと送迎役の男性スタッフが恋愛関係になってしまうのでは…ということです。
若い男性スタッフが多いキャバクラでは、運転手を別に雇うこともありますが、費用の問題で手の空いている男性スタッフが送迎をするというパターンが多いです。車というのは狭い中で2人きりになるので、自然と会話をしますよね。そこで仲良くなって恋愛関係に…というようなことが多くあるといいます。女の子が酔っぱらっていて家の中まで送っていくことになると、肉体関係に発展する恐れもあることから、お店側ではあまり送迎に対して積極的ではない部分もあります。
キャバクラでは店内で恋愛関係は禁止としている場合が多いので、そうなってしまうとキャバ嬢も男性スタッフも何らかの処分をしなくてはなりません。働き手を失うのはお店にとっても痛手なので、そうならないように送迎に積極的ではないのです。
では送迎の為に別に運転手だけ雇えばいいのではと思うかもしれませんが、これも送迎役のスタッフが送迎をするのと同じことが起こります。
キャバ嬢の送迎運転手として応募してくるわけですから、ちょっと邪な気持ちを持った人もいます。単純に高収入を得たい、夜に少しだけ働ける副業が欲しいと希望している人もいると思います。
でも、中にはキャバ嬢と仲良くなりたいとか、キャバ嬢と付き合いたいとか…そういった志望動機の人もいるのは当然です。
いつも同じ送迎の運転手と接していれば、キャストの自然と心を開いてしまいますよね。そうして恋愛関係や肉体関係になる可能性も懸念しているのです。
電車で帰る場合は、電車があるうちにと仕事を切り上げることができます。でも送迎だとどうでしょうか。電車がなくても送迎さえあれば仕事ができてしまいますよね。そうなると長時間の仕事になりやすく、負担が大きくなってしまいます。
これは一般企業でもいえることで、終電があるから…という理由を口実に残業を切り上げることができるけれど、近くに住んでいると終電がなくて長く働かされてしまう、というような問題が発生します。電車で通勤すると決めておけば、こういった問題になることもありません。
送迎ありというお店で働くことになったとしても、キャストがどのように利用しているのか、安心なのかという点はしっかりと調べたうえで利用するようにしてくださいね。
自分の身を守れるのは自分だけですし、送迎が便利かというと実際にそうではないことも多いです。多くのキャバ嬢を乗せて送迎する場合、同じ方向で何人か相乗りになります。そして家を1軒ずつ回って、最後だと電車で帰る以上に時間がかかってしまう、なんてこともあるようです。
意外と不便な点もあったり、デメリットがある送迎なので、利用するメリットを一度確かめてみましょう。