キャバ嬢では、売れっ子と売れていない子では、かなりの差があります。もらえるお金も違えば、周りからの扱いも違いますし、心の余裕も違います。
そんな売れっ子のキャバ嬢になってからも、忘れてはいけない原点が5つあります。この原点の心構えを忘れてしまうと、いつ売れないキャバ嬢に戻ってしまうかわかりません。
まず、はじめに1つ目の心がけたいこととしては、いつもニコニコ自然な笑顔でいることです。
キャバ嬢の原点しかり、接客業全般の基本は笑顔でお話を聞くことです。これがないと、むすっとしていると思われてしまいお客さんは満足しません。
また、ありがちなのがわざとらしい笑顔ですが、自然な笑顔をつくるためには連鎖が欠かせません。口角をしっかりあげて、目は山の字を書くように自然な表情作りを行いましょう。
やはり笑顔というのは、人と人の距離感をぐっと近づけることができます。売れっ子になると忙しかったり、疲れてしまってツンとしてしまいがちですが、笑顔は忘れてはいけません。
続いて2つめのポイントは、相手の立場に立った接客を行うことです。
これも接客業として基礎的なことですが、自分本位になってしまってはいけません。相手にはわざわざ来てもらっていることに感謝をあらわして、お礼の気持ちはいつも伝えましょう。
また、一人一人に合わせた接客も必須です。お客さんの好みに合わせた接客を行なえて一人前のキャバ嬢になれるので、忘れずに心がけたいところです。相手の立場に立った接客ができなければ、なんとなく自己中心的だったり、違和感を覚えられてしまうこともあります。売れっ子になって、変わってしまったなとも思われることもあります。
続いて3つ目のポイントが、丁寧な言葉遣いをすることです。
お客さんにはきちんと敬語を使い、上品な話し方をしましょう。売れっ子になるとタメ口でしゃべるタイプのキャバ嬢もいますが、基本は敬語が必須です。美しい言葉遣いはイメージもぐっと良くすることができますので、売れっ子になっても忘れずに維持しましょう。
4つ目のポイントは、キャバ嬢の仕事を大切にするということです。
売れっ子になってくると、ファッションブランドのモデルになったり、雑誌に出たり、いろんなお仕事をし始める人も多いです。そうなってくると、キャバ嬢が副業みたいな感じになる人もいますが、基本はキャバ嬢として過ごす時間を一番大切にするべきです。
忙しくなると、どうしてもキャバ嬢のお仕事を軽くみたり後回しにしがちですが、自分がもともと有名になれたのはなぜなのか、誰のおかげなのかを考えればお店の時間を大切にできるはずです。ファッションブランドが成功している、エミリアウィズの愛沢えみりさんも、あれだけ売れていてもお店には顔をよく出しています。それだけ、自分の居場所や育ててくれた場所に感謝しているということです。
最近はキャバクラで有名になって、他のお仕事に移る女性もいますが、やはり基本的には一度キャバクラで働けばその頂点を目指す人が多いです。お店で仮に1番になったとしても、それは街で1番というわけではありません。いつも心の中では謙虚に自分を評価しながら働くのがいいかもしれません。
最後に5つめのポイントは、スタイルやビジュアルをキープし、さらに磨きをかけるということです。
売れっ子になってくると、毎日同伴やアフター、またお酒の量も増えて太ってしまいがちです。やはりビジュアルはすぐにお客さんに伝わってしまうものですし、コミュ力ももちろん大切なのですが、そもそも見た目ありきのお仕事なので、いつも気をつけなければなりません。
肌も荒れてしまいがちなので、キャバクラで過ごす時間以外は野菜をたくさん摂るようにしたり、サプリなどで補うようにしましょう。20代前半はなんとかなりますが、後半に入ってくると体調を崩したりすることも多くなります。そうなっては元も子もないので、自分の美容と健康は自分が一番責任を持って向き合わなければなりません。
キャバクラで働く上では、やはり一般人とは違うので、それだけ意識する必要があります。ちょっとぐらいなら太ってもいいか、ストレスが溜まっているしタバコの量増やしてもいいか、と自分に甘くしていると後でしっぺ返しがくるかもしれません。いつまでも若々しく売れっ子でいるためには、日頃のケアが何より大切です。
このように、売れっ子になってもいつも気をつけたいポイントが5つあります。
どれもとても基本的なことで、自分がまだ売れていない時から心がけできたことばかりではないでしょうか。
なかなか同じことを守り続けるというのは難しいことですが、いつも危機感を持って、これらを守るのがおすすめです。
気を抜くとすぐに新しい自分の代わりが出て来てしまう世界なので、キャバクラで生きていく限りは自分に忠実に、さまざまなことに気を配って、お客さんとコミュニケーションをとりましょう。それが、一番大切なことです。