消極でおとなしそうに見えて油断していたら実はガツガツしている「隠れ肉食系」なんていう事があるので、見極めには注意しないといけません。「隠れ肉食系」と呼ばれるタイプは相手に応じて自分の見せ方を変えることができることに長けています。
要するに押しに弱いと判断した場合は隠しもせずに「肉食系」なりのアプローチをして、その反対が適していると解れば影を潜めてあたかも草食系のフリをして…というように使い分けができるのです。
隠れ肉食系に対して注意をしなきゃいけないのはどういう人かというと、ただ優しい人やおとなしい人というのではなく、相手が草食系だと判断したら自分からグイグイいってしまうタイプの人です。
「この人だったら安全だから大丈夫だろう」という考えや、「この人だったら自分の方が優位に立てるかもしれない」と判断してしまい、相手の印象だけで入り込んでしまう人は「隠れ肉食系」にとっては本当に良い餌なのです。
例えば、「経験が少ない」「どう接して良いか解らない」「友達以上の関係になかなかなれない」など、異性に対して恋愛免疫がなさそうな素振りを見せると、アドバイスしたくなったり、外見が悪くないなと思ったら、そこまでカワイイ訳ではないのに、カワイイと感じてしまう人なんかが良い例かもしれません。
やはり一定の距離を保とうと意識している人に対しては、草食系はもちろんのこと、空振りを恐れるタイプの肉食系は苦手意識が強いので、自分に対して親身に接しさせようと、ありとあらゆる手段を使ってきます。あえて自分のことを弱く見せたりするというのは常套手段の一つなのです。
「その時」がきたらライオンになるパターンもあれば、「その時」を得るために小出しにライオンの顔を見せてギャップ萌えを演出するなどの技巧派もいます。
やはりこれも器用な一面があるからこそできることでしょう。もちろんこれが「やる時はやる奴」という様な良い一面であれば問題ないのですが、下心あっての「隠れ肉食系」はちょっと質が悪いですね。
強めに人にあたれるけど、傷つくと引きずってしまうタイプの方がこの手の人を相手に失敗してしまうと非常に厄介です。しかも大丈夫だと思って気を許したりしていると、「○○って言ってたじゃない?」「××って言ってたのは嘘なの?」という感じで、簡単に付け込まれる要素を作ってしまって後に引けなくなってしまったなんていう話もよく聞きます。
ライオンの顔を隠している相手も嘘の自分を見せている訳で、その相手に調子に乗った顔を見せてしまうのは危険なのです。
では、どうすればこういうタイプを見破ることができるのか。
これは先にもあるように、どんな相手だろうと自分から「異性の関係」に踏み込むまでには一定の距離をキープすることが何よりも大切。もちろん、そういう興味を持たない異性であれば自然とその距離感は保たれると思いますが、「この人がああいう人だったら良いな」という興味、関心を持ってしまうと、知りたい欲求がこの距離感を解らなくしてしまう事が多々あります。
相手は本性を隠している訳ですから、まずは自分にとって興味を持たせようとあらゆる手段を使ってきます。それは相談だったり、引かれない程度に自分のかわいそうなエピソードを話したりと、引き出しにしまってあるエピソードを使い分けて自分のゾーンに引き込もうとしてくるでしょう。これに感づくことが大事なのですが、やはりこれに気付けない場合もあると思います。
なので、普段から相手に対して雰囲気が悪くならない程度に「自分はそうは思わない」というスタンスで否定をしてみるのをおススメします。これに対してどう出るかというのも見極め材料になります。
草食的な一面を見せているときは弱々しい自分を見せている訳なので、怒られたり、頼りなさそうに思われるということは事前に分かっています。なので、その人格なことを間違ってないことを伝えてみるのです。そうすると、相手は「小鹿タイプのアプローチだとダメだ」という判断をするので、作戦を切り替えてきます。
そうするとどうなるかというと、強気の一面を見せざるを得ないと判断するのです。要するにライオンの顔を見せようとしてくるのです。もちろん、あなたがライオンタイプの肉食系が大好きなら問題ありませんが、ガツガツタイプが苦手な人はここで本性を見極めることが出来ます。相手はどうやって自分を見せたら食いつくかというのを見極めるために、本性を隠している訳ですから、前に出している偽りの顔を否定してから、本当の顔を出させるというのがというのが非常に有効です。
互いに本音でぶつかり合って中が深まるのなら良いですが、異性の関係だけを目的に偽りの自分を見せられたりすると信用はできませんよね?そういう意味では、本性を隠して引き寄せてから噛みついてくるような「隠れ肉食系」は草食系や肉食系と呼ばれるタイプに比べると非常に「悪いタイプ」なのかもしれません。