キャバクラと言えば女性がお酒や会話を楽しみながら手っ取り早くお金を稼げる職業というイメージがありますが、女性なら誰でも高収入を得られる楽な仕事というわけでは決してありません。
キャバクラで大金を稼ぐ女性はそれだけ努力を重ね、容姿だけでなくマナーや知識など様々なスキルを身に着けているのです。その中には女性が社会人として働く上で非常に役立つものも数多くあり、社会勉強の一環として学んでおくと良いものもあります。
もちろんこんなに格式張って考えなくても、会話術やコミュニケーションの勉強のためにチャレンジしてみる価値も十分にあります。このような様々な知識やスキルを勉強したい場合、役立つのが人気キャバ嬢がいるお店に体験入店してみることです。
最近は大学生でもアルバイトとしてキャバ嬢をやっていることが多く、ひと昔前より気軽にチャレンジできるような環境になっています。体験入店もそれを代表するような制度で、本格的にキャバクラで働く前にその店舗の雰囲気などをお試しで経験することができます。
キャバクラは実際に働いてみないと、他のキャバ嬢たちの様子やペナルティの有無、黒服の質などの実態が分かりません。よく下調べもせずに入店してしまうと、新人に厳しいキャバ嬢たちがいたり厳しいペナルティが課されているなど、働くことを後悔してしまう原因にもなりかねません。こういった事を防ぐためにも、事前に体験入店して店舗の実際の雰囲気や環境を確認しておくことはとても重要です。
こういった目的とは別に、社会勉強をしたい場合にも体験入店制度を役立てることもできます。体験はあくまでも体験なので、一定期間だけ働けばその後は後腐れなく辞めることもできます。数日間働いてみるだけでも、ある程度キャバ嬢のテクニックやマナーを知ることはできるので、体験入店はまさに社会勉強にうってつけだと言えます。
もし体験制度が無ければ、社会勉強をしたい場合もきちんと契約して正規のキャバ嬢として働かなくてはなりません。しかし、本格的に入店してしまえば指名や同伴などにノルマが課されてしまうため、本来やる必要のない営業活動もやらなければなりませんし、出勤日数や時間なども厳しく設定されてしまうことがあります。
単に勉強したいという気持であれば、お金を稼ぐためのプロ意識をもって働くことや接客することも難しいのでお客さんやお店にとっても迷惑になってしまいます。体験制度はこういったお互いのデメリットを予防しつつ効果的に役立てることができるので、積極的に活用してみると良いでしょう。
体験と言っても具体的に何をすれば良いのか分からないと不安に感じる人も多いでしょうが、多くはベテランのキャバ嬢のサポートを行うことがほとんどです。いきなり自分1人でお客さんの相手をしなければならないということはないですし、お店側も体験中は気を使ってお世話係として黒服やフォロー役のキャバ嬢を常に傍に置いてくれるので安心して働くことができます。
人気の高いキャバ嬢がいるお店で働くことができれば、間近でハイレベルな接客術やマナーを見ることができるので非常に役立ちます。人気が高いということは、それだけお客さんのニーズに応えるのが上手だったり、スマートなマナーを身に着けているということになります。キャバクラは単に容姿が美しいだけでナンバーワンになれるほど甘い世界ではないので、人気が高いキャバクラ嬢に積極的に付いて行くと様々な発見をすることができるでしょう。
実際に体験を行う場合は、まずお店が開店する数時間前に出勤して説明を受けます。この時、基本的な働き方や時給の説明があったり、キャバクラに欠かせないお酒の作り方などもレクチャーしてくれます。普段飲んでいるだけでは分かりにくいですが、実はお酒の種類ごとに作り方が違う上、ロックやお湯割りなどもグラス自体が変わるので、ある程度知識を付けておく必要があります。
この他、キャバクラではタバコを吸うお客さんが多いため、マッチやライターでの火の付け方や席に着く上でのマナーなども教えられます。キャバクラ嬢はソファに3/2以上座ってはいけなかったり、背もたれに背中を着けてはならない、タバコが吸える席と吸えない席が存在するといった様々なルールがあるので、店ごとのルールをしっかり知っておくことが大切です。
黒服へ出すサインや合図もその店独自のものがあるので、複数のお店で体験する場合はうっかり間違えないように注意しておきましょう。
1日だけだったり1週間だったり、どれくらいの期間体験で働くかはお店によって異なりますが、いずれの場合もきちんとレクチャーしてくれることが多いので不安を感じることはほとんどありません。
社会勉強を終えても、そのキャバクラが楽しいと感じればそのまま働き続けることもできるので、お店選びの際は人気キャバ嬢がいるかどうかだけでなく、お店の勤務環境もチェックしておくことをおすすめします。