少し前に、OLだけどキャバ嬢やってますというようなドラマが放送されていましたが、それに出てくる登場人物のようにお昼のお仕事をしながら副業としてキャバ嬢をしているという女の子は実は存在しています。
お昼は真面目に会社員として働いているので、周りはそのような副業をしているとは到底想像もできなかったりします。
このような副業はあまり珍しくなく、本業が会社員の場合もあれば大学生や専門学生の場合も多くあります。長時間働かなかったとしても、週に数回入るだけでちょっとまとまったお金になるということで人気です。
このように、副業として、キャバ嬢として働くためには2つのパターンがあります。
まず1つ目は派遣スタッフとしてキャバ嬢になることです。実は、キャバ嬢がたくさん登録している派遣会社というのが世の中には存在しています。これは知らない人もかなり多いのですが、なかなか水商売で人の集まりが悪かったり、安定しないというお店が利用しています。
このような派遣会社に登録すれば、収入も事前に把握できますし、何かあれば派遣会社のスタッフにも頼れるのでキャバ嬢として働く時のリスクが多少減ります。また、初めて水商売するときは、したいと思ってもなかなかハードルが高いですし、周りに何も聞くことができないということもリスクの1つです。
こういった不安感も解消しながら働けるので、派遣スタッフという働き方は初心者キャバ嬢におすすめです。副業であればあまりシフトには入らないことも多いため、1つのお店で働くとそのことに対して反感を食らうこともありますし、よほどの売り上げを出さない限り問題視されがちです。そういった煩わしさから抜け出せるということもあり、派遣スタッフとして働く方は特に会社員キャバ嬢に支持されています。
対してデメリットとして、やはり派遣会社を通すことから少し収入がさがるというところがあります。どうしても派遣会社に守ってもらったり、お仕事を紹介してもらうことに対してお金がかかるので多少時給がさがるというのは仕方ないかもしれません。
また、派遣スタッフの場合かなりキャバクラを転々とする場合も多いので常に知らない人ばかりの環境というのもストレスがたまるものです。そういったことにストレスを感じず、とにかくその時給分稼ぐことができればいいという考え方の女の子は、この働き方があっているかもしれません。きちんと派遣会社を通して働くため、未払いなどのリスクも少ないです。
続いて、キャバクラに直接応募して雇用してもらうパターンです。やはり派遣会社を通して働くパターンはまだまだ数が少なく、こちらの方が人数的には多いです。直接キャバクラに行くというわけではなく、インターネットの求人サイトや雑誌などから応募するのが大半です。やはり間に派遣会社が入らない分、時給は高いです。
しかし、そのキャバクラがあまり良くない就業環境であれば働く上である程度のリスクを背負わなければなりません。キャバ嬢同士の仲が悪かったり、面接の時に提示されていた通りのお給料が仮にもらえなかったとしても、自分でオーナーに交渉しなければなりません。
大抵水商売の店舗を運営している会社はその辺りが緩いルールしか存在しないということが大半なので、なかなか骨が折れます。その点はもしうまく行かなければ、そのほかの点でも苦労することが目に見えるので早いうちにお店を変えるのも手です。キャバクラの福利厚生やキャバ嬢の扱いは、店舗によってかなり雲泥の差があるので自分が辛いと思えば店を移ってもそこまで問題ではありません。
直接キャバクラで求人を見て採用される場合は、ある程度シフトも入る必要があるので軽い気持ちであれば派遣会社に登録しておいた方がリスクは少ないです。必ずこの期間は働けることが決まっていて、お金のためなら絶対に続けられるという自信がある場合は給料面からいうと直接雇用の方が高くなるのでおすすめです。
以前にもキャバクラで働いたことがあって、なんとなく雰囲気やお仕事内容は分かっているという人であれば派遣会社は通さなくても問題ないでしょう。
自分にキャバクラがあっているかわからない、とりあえず試しに一回働いてみたいという人には派遣会社をおすすめします。
このように明確な働き方の棲み分けができるようになってきているので、派遣から売れっ子がたくさん出てくるのも時間の問題かもしれません。
やはり学生だったり10代というのはかなりのブランドで魅力にうつるものなので、若い子が好きなお客さんに対しては有効でしょう。素人キャバクラというコンセプトのお店がトレンドになっているように、素人っぽさというのはやはり人気の秘訣でもあります。
これまで水商売なんて絶対にできない、という人にとっても多少お仕事のハードルが下がるため、これからは働きやすくなるかもしれません。水商売の世界にも、移り変わりがどんどん訪れています。