キャバ嬢をしていれば裏引きの誘いが来ることもありますが、これは非常にリスクが高いものとなっていますからできるだけ避けたほうが賢明だといえます。
裏引きがおすすめできない理由としては、最終的に結局損をしてしまうからです。
湯水の如くお金をつぎ込んでくれるお金持ちを見つけて、愛人になることができればと思うかもしれませんが、実際には余程のことがなければそのようなことはありません。相手も店にお金を落とすよりは直接女の子に払ったほうが良い、店に支払う金額で女のことを独占できればいいという考えでいるわけですから玉の輿に乗ることができる可能性というのは極めて低いものです。
そして、そのような関係がいつまでも良好なもので続けばよいのですが、どこかで破綻することになり、それが店に知られると、働き場所を失ってしまうことに繋がります。
確かに裏引きというのはその瞬間だけはまるまるお金が手元に入ってくるのでお得なように感じられますが、長続きするものではありません。店に在籍をしていて客がつくのを待っていたほうがずっと簡単に楽に稼ぐことができるのです。
稼ぎ場所を失ってしまえば、また一からお店を探すことになりますが、勤めていたお店が居心地の良い店であればあるほど後悔が強くなりますので、一見すると得なように見えても長い目で見ると損をしてしまうということになります。
キャバ嬢として一番痛いのは店との信頼関係を失ってしまうことになるので、信頼関係を失うようなこのような行為は避けた方がいいということになります。
絶対にバレないようにするから大丈夫と思うかもしれませんが、夜の世界というのは非常に狭いものとなっているので噂はあっという間に広まっています。女性側が公言をするということがなくても、男性側の気が大きくなって誰かに吹聴をして噂が広まるということも珍しいものではありません。
あくまでも噂だということで取り繕うことができるのであればよいのですが、それが事実であれば隠し通すのは難しいものですし、ひとまず店側に対してはごまかすことができたとしても、客に対してごまかすことはできません。店側は証拠がなければ罰することもできませんので、噂だけで厳罰を下すということはありません。
しかし、客からすると変な噂があるキャバ嬢に接客をされても面白いものではありませんから、客が離れていってしまうことになります。離れていった客の分だけお金をくれる相手であれば良いのですが、一人の男性の財力でそこまでお金をもらう事ができるということはほぼありえない話です。悪い噂が流れてしまうと大きな損失になってしまうということになるのです。
大きなトラブルになりやすいというのも、オススメできない理由のひとつです。
客から直接お金を受け取ることになれば、相手が要求してくることに対して、ある程度答えなければならなくなってしまいます。
お店の中だけの話であれば、直接お金を受け取っているわけでは無いので、店内で十分に楽しませればそれで役割を果たしたということになりますが、直接お金を受け取っている場合にはどこまで相手にサービスをすれば良いのか、相手の要求にどこまで応えれば良いのかということでトラブルに発展することもあります。
肉体関係などを迫られて断ることができずに、嫌な思いをしてしまうということもあります。更なる危害を加えられるという恐れもあるため非常にリスクの大きなものとなっています。
そして、何かトラブルに巻き込まれたとしても誰も助けてくれません。問題を解決するには自力でなんとかしなければならなくなってしまいます。当然店側は助けてくれませんし、助けを求めようとすれば逆に不利な立場になってしまいます。
しかし、それを何度も繰り返していればいつかは必ず裏引きをしているという事が発覚をしてしまいます。発覚をした時には大きなトラブルが待ち構えているということになります。
店側からピンハネをすることなく、まるまるお金を受け取ることができる裏引きというのは、一度味わうと痛い目にあうまではなかなかやめられなくなってしまいがちです。そのため、一度きりと思っていても二度三度と続けることになり、最後は痛い目にあって大きな代償を支払うことになってしまうので、裏引きはオススメできないのです。