夜型生活の人は太りやすいというのはなんとなく知っている人は多いでしょう。
夜型生活の人が日中働いている人よりも太りやすいのには理由があります。
まず、太陽が出ている時間帯は寝ているので、日光に浴びる機会が少なくなります。そうなると、自律神経が乱れてしまいます。自律神経が乱れることで、満腹中枢が正常に機能しなくなります。
そのせいで、余計なカロリーも摂取していまうのです。通常であれば、おなかがいっぱいになるはずの量を食べていてもなとなく満たされないという感覚になり食べ過ぎてしまいます。
もうひとつの理由は時間です。
実は22時から2時の間は脂肪を体に溜め込む酵素が働く時間帯と言われています。この時間帯に食事をすると、たとえ通常の食事量だとしても、人間の体のメカニズムの影響で太りやすくなってしまいます。
逆に一番太りにくい時間帯は14時から15時と言われています。つまり夜に働く人は、必然的に太りやすい時間に食事を摂ることが多くなってしまいます。
また、夜働く人は日中働く人に比べて運動不足になりやすいという点もあります。明るい時間帯であれば、歩いて通勤したりジョギングなどをする習慣をつけやすいですが、暗くなってからではなかなか外出して運動をするというのは難しいかもしれません。
しかし、夜型の人こそダイエットするためにはエクササイズが必要です。自宅で簡単にできるエクササイズで、日ごろの運動不足を解消してダイエットを成功させましょう。
ダイエットをしようと考えたときに、一番最初に思いつくのは腹筋運動です。腹筋は比較的大きな筋肉なので、しっかりやるともちろんダイエットにはなります。しかし、腹筋運動を継続して行うことができない人も多いのではないでしょうか。
もし、腹筋運動が難しい場合におすすめなのはスクワットです。スクワットは太ももの筋肉を使います。太ももの筋肉は人間の体の中では大きな筋肉です。そのため、スクワットをすることで大きな筋肉が鍛えられ効果的にエネルギーを消費することができます。腹筋運動と比較しても、スクワットをしたほうが少ない回数でエネルギーを消費することができます。
そのやりかたは、まず肩幅程度に足を開いて立ちます。つま先はまっすぐ前を向いた状態にします。そのまま腰を落とします。そのときに、なるべく膝を前に出さないようにすることがポイントです。顔は下に向けず前を向いたまま、ゆっくり腰を下に下げまたゆっくり上に上がります。できるだけゆっくり行うとよいでしょう。そうすることで、太ももの筋肉に負荷がかかりますのでより効果的です。
はじめはたくさんの回数できなくても、徐々に慣れてくるとたくさんできるようになります。まずは5分くらいを目安に試してみてください。ただし、膝を使って上下に運動することで、膝に大きな負担がかかる可能性があります。スクワットする際にはフォームに気をつけて無理のない範囲で行いましょう。
ダイエットを成功させるためには、摂取カロリーよりも消費カロリーを多くすることが大切です。
スクワットは筋力アップになりますので、続けることで太りにくい体にすることができます。しかし、効率よくやせるためには有酸素運動も必要です。有酸素運動といえば、ウォーキングやサイクリング、ジョギングや水泳など自宅でできないものが多く、なかなか夜働く人にとってはハードルが高いかもしれません。自宅で行うことができる有酸素運動があればスクワットと組み合わせることで、より効果的にダイエットを成功させることができます。
自宅での有酸素運動はいくつかありますが、一番手軽に短時間でも効果があるのは、フラフープです。子供のころにやったことがある人も多いフラフープは、案外消費カロリーが高い運動です。30分で約300キロカロリーの消費をすると言われていますので、ウォーキングよりも消費カロリーが大きくなります。
ただし、当然のことながらまわしている間の時間しかカロリーは消費されませんので、上手に回すことができるようになる必要があります。慣れてくれば、上手にまわせるようになるでしょう。フラフープのメリットは自宅の部屋の中でも行うことができるので、夜でも朝でも好きなときに行うことができるという点です。また、30分など長い時間行うことが難しい場合は5分程度を何回か行ってもよいでしょう。
フラフープはおなかを刺激してくれますので、ウエストを細くしたい人にもおすすめです。最近はダイエット用のフラフープも販売されています。輪の中がでこぼこしており、よりウエストを刺激してくれますので、フラフープダイエットに挑戦するときには使ってみるとよいでしょう。
夜型の生活をしている人は、食事の時間帯、日光に当たらないことでの自律神経の乱れなど、どうしても太るリスクが高くなってしまいます。毎日5分程度のエクササイズを継続することで、運動不足が解消されスリムな体を維持することもできます。