ストレスが溜まってしまうと、私生活だけでなく、仕事にも色々な影響が出てしまうことがありますので、注意しておきたいところです。
ストレスが溜まることでよくあるのが、イライラして八つ当たりをしてしまうというものです。何も悪くない家族に当たってしまったり、会社の同僚に当たってしまうということもあるもの。
また、レストランなどの飲食店で働いている人の場合には、お客さんに嫌な態度をとってしまうことがありますから、気をつけておきたいところです。
なお、ストレスが溜まることで及ぼされる影響は、イライラによる八つ当たりだけではありません。ストレスが溜まることで気が抜けてしまい、緊張感のない状態が続いてしまうことがあります。
こういった状態が続くと色々と問題が起こってくることがあるもので、その1つがオヤジ化です。
若い年齢であるにも関わらず、緊張感がない状態が続くと、行動がオヤジ化してしまうのです。
なお、オヤジという言葉がついていますが、女性も油断できません。この現象は、女性にも起こり得るものなのです。
女性のオヤジ化というのは、男性の場合に比べて目立ってしまうことがあります。自宅で1人の時にそういった面が出る分には、あまり大きな影響はありませんから、深刻度は低いと言えますが、レストランや居酒屋などの飲食店での接客中にこういった部分が出てしまうと、自分にとってもお店にとってもマイナスですから、注意しておきたいところです。
オヤジ化によるNG行動というものを知っておけば、自分がこの状態になってしまっているか確認することができます。そして、気をつけていくこともできますので、確認しておくと良いでしょう。
例えば、接客中のNG行動として「どっこいしょ」と言ってしまうというものがあります。お客さんに接する時というのは、場合によっては腰を落としたり、立ち上がったりするものですが、そういった動きの中で、ついこの言葉を口にしてしまうことがあります。
普段は言わないという人でも、ストレスや疲労が溜まっている状態ですと、つい口に出てしまうことがあるものです。ストレスが溜まることで気が抜けてしまい、緊張感のない状態が続いてしまうといったことを話しましたが、テーブルを片付ける時は注意が必要です。
というのも、飲食店でお客さんが帰った後にテーブルを片付ける場合、そのテーブルにはお客さんはいませんが、すぐそばのテーブルにはお客さんがいて食事をしていることがあるからです。緊張感のない状態ですと、つい油断して、テーブルを拭いたり、お皿を片付けたり、椅子を動かしたりする動きの中で「どっこいしょ」と言ってしまいがちです。そうすると、近くのお客さんには聞こえてしまい、不快な思いをさせてしまうかもしれませんから、気をつけておきたいところです。
もちろん、似たような言葉も同じ印象を与えますから、言葉の範囲を広げて注意しておく必要があります。
言葉の他、ため息も同じ印象を与えますから、要注意です。
また、お客さんへの接し方は問題なくても、従業員への対応に問題があって、それをお客さんが見ている・聞いているといったパターンもありますので、油断しないでおきたいところです。
その他のNG行動として覚えておきたいのが、勤務中の姿勢です。
フロアを歩く時、また立ち止まっている時、いつでもですが、猫背になっていたりすると、人生に疲れてしまったオヤジという印象を与えてしまいがちです。
ため息や姿勢というのは、やる気がないようにも見えてしまいますから、十分注意が必要です。
その他、NG行動とは少し違いますが、ムダ毛の処理が甘いというのも、接客時に不快な思いをさせてしまうことがありますので注意しておきたいところです。
ストレスが溜まって、色々なことにやる気を出せなくなってくると、美容面でも手を抜きがちです。そうすると、ムダ毛の処理が甘くなってしまい、不十分な状態のまま出勤して、お客さんに接することになります。
服に着られるという言葉がありますが、せっかくオシャレな内装のお店やオシャレな制服に身を包んで仕事していても、ムダ毛の処理が甘い状態で仕事をしていては、雰囲気を壊してしまうものです。そうなると、質の高いサービスを提供することはできなくなってしまいます。
なお、体のケアということで言うと、カサカサ肌の放置や白髪の放置というのもオヤジ化の1つです。自分の身なりに対して適当になってくると、ムダ毛だけでなく色々な部分のケアが疎かになってくるものです。ですから、一度全身をチェックして、接客中に不快感を覚えさせてしまうようなポイントがないかチェックしてみると良いでしょう。
年齢というのは、声の出し方やしゃべり方、表情1つでかなり違って見えてくるものです。ですから、NG行動を意識しつつ、明るさ・元気の良さといったものも意識しておくと、良い接客ができることでしょう。