新年明けましておめでとうございます。
昨年は「水曜も夜ふかし」がオープンし、ここに来て下さるみなさまには大変お世話になりました。
今回は新年一発目の開店ということで、新たな年の幕開けにとってもふさわし・・・くないタイトルとなっておりますね~。
元日からドSだとかドМだとかこまし方だとか、いったいワタクシはみなさまに何をお届けしようとしているのでしょうか\(^o^)/
こんなワタクシですが、みなさま本年も懲りずにどうぞよろしくお願いいたします。
さて、ご挨拶もそこそこにしまして、さっそくドSやらドМやらをこます本題へと参りましょう。
キャストにもさまざまなタイプの女のコがいるように、お客様のタイプもまた十人十色。
スタートがお店で出会う関係なことも相まって、中には接客応対するのが難しいお客様もいらっしゃいますよね。
ワタクシの運営するTwitter上でも、「お客様のタイプ別攻略法」のツイートは安定した人気があります。
今回はキャバクラで遭遇しやすく、話題にも上りやすい「ドS」「ドМ」のお客様のこまし方をお話したいと思います。
当たりの強い発言や、キャストに対して従順な対応を求める自称「ドS」のお客様。
自らのドS発言や横柄な物言いの裏には、実は「本来の自分よりも上位に見せたい・相手に下手に出てほしい」という欲求が見え隠れしています。
とくにキャバクラに出入りするタイプのドSさんは、勝気な女のコや圧の強い女のコを避ける傾向が。
ワタクシの統計によると、このタイプは日々上からも下からもストレスを与えられる立場・・・中間管理職に就いているお客様に多いですね。
または外見や内面・収入・女性関係など、どこかしらにコンプレックスを持っている男性に多い気がします。
このタイプ、「自分より弱い・後手に回るM気質な女性」が大好きですが、相手の求めるキャラクターをそのまま差し出したところで指名を返したり関係を続けるのが難しい客層でもあります。
なぜなら相手の希望をかなえたドMキャラを演じてしまうと、一時的に気に入られることはできても上下関係が出来上がり相手のわがままや横柄さがどこまでも増長してしまうから。
本来М気質でもないキャストさんが最初で無理をしてしまうと、その後ひたすら下手に出続けないといけないというストレスループにも陥りやすいのです。
そんなストレスを回避するためにワタクシが生み出したキャラクターは、「良いお母さん」キャラ。
どんな横柄な態度を取られても、小さな子供を甘やかす優しいお母さんのように
「やんちゃね~」「まわりのコの対応が上手くないだけよ」「お客様として来てるんだから、わがまま言う権利あるもんね?」などとべったべたに肯定して甘やかす。
一見女性側が下手に出ているように見えますが、母子関係とは絶対的に「優しく包み込む母親側」にパワーバランスの軍配が上がります。
お客様側は肯定されるほどに優越感や快感をおぼえますが、決してキャスト側の立場が下がらず「出来た女性像」は崩れません。
お客様の価値観・世界観を壊すこともないため、やがて「他の子では上手に対応できない」お客様に仕上がって下さいます。
そしてこのタイプのお客様の横暴が過ぎてしまったときには、「あなたほどの素敵なひとがそんなことして(言って)はダメよ。」と相手を肯定しながらビシッと釘を刺すと、割とおとなしくなって下さいます。
どんな横柄な男性も入り口が「全面的な肯定」からだと、それ以上悪さができなくなるようです\(^o^)/かわいいよね。
ちなみに「私はМ接客が得意だから、Mキャラに特化した指名の取り方を知りたい!」というキャストさんにおすすめなのは・・・ズバリ。
「ご主人様タイプが好き」「命令されたい!」というワード。
お客様をひたすら上機嫌にしたあとで、「一度でいいからここにいろ!って命令されてみた~い(場内指名入れろ)」「飲めって命令されたら酔うまで飲んじゃいそうだな~(ドリンク出せ)」と、クロージングに繋げるワードを差し出しながら会話を運べば、とっても動かしやすい客層でもあります\(^o^)/かわいい。
自称ドМのお客様の対応に困っているキャストさんもとっても多いですね。
この原因は「暴言を投げかけなくてはいけない?」「虐めないといけない?」「エラそうで乱暴なキャラをやらないといけない?」などの先入観です。
「自称ドMの接客が出来ない」とのご相談
👨「ドMだからS系の子が好き」
👩「…え❗️虐めるとかそんなのできない…🙂」
👨「えーがっかり」
👩「だってアナタ、虐めたら悦んじゃうじゃない☺️絶対虐めてあげない☺️」
👨「😍」
笑顔で穏やかにひとを虐めることも出来ますよ😌— 夜神つかさ@水商売営業の人 (@tsukasa_yagami) December 3, 2019
(Twitterより引用)
自らМ宣言をしてくるタイプ・陰ながらS系女子を好むタイプの深層心理は、実は結局どちらも「受け身」で成立するコミュニケーションを求めています。
大概が「自分から仕掛けるのが億劫」または「自分から仕掛ける勇気がない・傷つくのがイヤ」という心理が発生しています。
しかし!
裏を返すとS系男子よりも、もっとずっと「欲しがり屋さん」なのです。
コミュニケーションがない状態を嫌うため、マイナスのアプローチでも自分にちょっかいを出してもらいたいクレクレくん\(^o^)/かわいいね。
そのため「過度にサディスティックな接客」や「塩対応」を求めているのでは決してなく、「女のコからの積極的なコミュニケーション」を欲しがっているというワケです。
子供がするようないたずら・いじわるレベルでも十分喜んで下さるケースが多いので、あまり考えすぎず押し気味の接客をして差し上げればOK。
「じゃあ今日は飲ませちゃお~」とか「じゃあ私のお酒作ってくれる?」とか「え~?じゃあ私今から仕事しないけどイイ?!」とか、マイルドないじわるから入って様子を見るのもイイですね。
余談ですが、たまに「僕は真性のドМなので、思いきり虐められたい!」というガチ勢と遭遇することもありますね。
そんな時は「資本主義の豚野郎が何しに来た?」と言い放てばOKです。
相手が答えようとしたら言葉を遮って「答える前にやることあるでしょ?場内指名は?」などと偉そうなことを言ってクロージングしてしまいましょう。
あとは無視したりつねったりヒールですねを蹴ったり、なんでもして差し上げて下さい。
この手のタイプは「自分が抜けるときにヘルプを一切つけない」という精神的虐待すら喜んだりして下さるので、本当に素敵\(^o^)/
・・・真性ドМはキャバクラ営業の宝、ホント。
ストレス値が低く関係性も厚いお客様層、大切に育てて行きましょう・・・。
「お客様の特徴」の裏には必ず「深層心理」が隠されています。
「ドSのお客様だからドМキャラをやらないと!」「ドМのお客様だからドSキャラをやらないと!」と、短絡的な思考をするのは売れないキャストのすること。
キャバクラ嬢の真の目的は「お客様のニーズにこたえること」ではなく「お客様のニーズを利用して指名を取る・売上を作ること」です。
似ているようで実はまったく違います。
そしてこの思考が基本で身につけば、水商売だけでなくあらゆる営業職に応用が利くようになるのです。
お客様のニーズを読み取る
その深層心理を解き明かす
関係操作・クロージングに活用する
「お客様のニーズ=全力で応える・満足させる」という先入観を持ってしまうと、伸び悩んでしまう時期が必ず来てしまうのでくれぐれもご注意。
ドSやらドМやら・・・ちょっぴり下世話なお話がベースではありましたが、水商売の世界を舞台に、今後もさまざまなお仕事・環境に応用の利くスキルを一緒に身に着けて参りましょう。
ワタクシもみなさまと日々精進、ご一緒させていただきますね。
すべての女子よ、幸せになれ\(^o^)/
夜神つかさでした。
前回の水曜も夜ふかし…【だからアナタは同伴指名に繋がらない・・・】
過去の水曜も夜ふかしは、全コラム一覧からお読みいたけます。
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夜神つかさ@水商売営業の人
@tsukasa_yagami
約15年人をこまして飯を食ってきた悪いアラフォーおば…お姉さんです(引退済)/キャバキャバにて営業術コラム「水曜も夜ふかし」連載中(https://caba2.jp/blog/yagami_yofukashi/…)/㈱キメラ代表取締役/発達障害(ADHD)/息子と夫(再婚)を溺愛/無言フォローお気軽にドゾ😌