一口にキャバクラといっても、複数の働き方が存在しています。
そこで働き方を5つの選択肢に分けて、どのようなメリットやデメリットがあるのか比較していきましょう。
そもそもキャバクラで働き始めるための方法は、大きく3つにわけられます。
1つ目の選択肢が、自分で求人を見つけて応募するという方法です。お店のホームページや求人サイトなどを見て、自分が好きなお店に応募します。事前に求人票をよく確認したり、評判を調べたり、下調べをしたうえで応募することが可能です。働き始めてから後悔することがないように、事前に情報収集ができるというのも大きなメリットです。
2つ目の選択肢が、友達の紹介で働く方法です。友達が働いているお店があるなら、友達に紹介してもらうことによって自分で求人を探す手間を省けます。また友達が働いているお店であれば、誰も知り合いがいない環境で働くよりも心強いのがポイントです。
初めて夜の世界で働く方は、未知の世界への不安を多く抱えています。そのような状況であっても、友達という心強い味方がいることで、安心して働き始めやすくなるのです。また友達からお店の雰囲気や、仕事に対する心構えなどを教えてもらうこともできます。
そして3つ目の働き始める選択肢が、スカウトによる方法です。
お店の方にスカウトされて働き始めることになるため、自分の容姿などにそれだけ稼げる可能性があるということです。
ですがスカウトをしてもらえるかは容姿が良くても運に左右される面が大きいので、働きたいと考えているならスカウトを待つよりも自分から行動することも大切です。
キャバクラの働き方について考えるために必要なのは、どのように採用されるかだけではありません。採用方法より大切なのが、どのような形で働くのかということです。キャバクラとして働いている方は、全員が特定のお店に所属していると考えている方もいます。実際には、そのようなことはなく、通常の企業と同じように派遣で働くキャバ嬢もいるのです。
では、お店に所属する場合と派遣で働く場合では、それぞれどのようなメリットとデメリットが存在しているのでしょうか。
お店に所属して働く最大のメリットは、収入の安定性です。企業でいう正社員と同じ扱いとなるので、働く時間の管理もしやすく、収入の安定に繋がります。またお店の衣装貸し出しや控室の環境といったサポート面が充実していることが多いのも、お店に所属して働くことのメリットです。
さらに特定のお店で長く働くということは、常連についてもらいやすいという特徴もあります。キャバクラを利用するお客というのは、1度しか利用しないわけではなく、リピーターとなる可能性が高いのです。そこでお気に入りのキャバ嬢ができたら、そのキャバ嬢目当てに何度も通ってくれます。しかし、お気に入りのキャバ嬢が派遣の場合、次に来店してもらったときに好みのキャバ嬢に出会えずリピーター客を逃してしまうこともあるかもしれません。キャバ嬢側にとっても指名客が増えると、それだけ安定した稼ぎに繋がるというメリットが存在しています。
お店に所属するときのデメリットが、顧客獲得競争に敗れると、思うように稼げないという点です。指名獲得できるかどうかは、自分の接客次第です。そのような競争に敗れてしまった場合、お店での居場所が無くなって、辞めてしまう方も多くいるのです。
では、お店に所属して働くのではなく、派遣としてキャバクラで働くとしたらどうでしょうか。
派遣で働くことによるメリットは、働き方に対する柔軟性です。特定のキャバクラで働いていると、1つのお店で思うように稼げなくなってしまったり、人間関係でつまずいたとき、状況を変えたいなら仕事を一度辞めるしかありません。ですが派遣として働いているのであれば、思うように稼げないときはすぐに別のお店に移るなど、柔軟な対応ができます。
また派遣のため、スケジュールの調整がしやすいのもメリットの1つです。学生がアルバイトとして働くとき、夏休みはシフトを多めに入れてもらって稼ぎ、試験期間中は仕事を控える形で働けます。このように派遣で働くと柔軟性は高くなりますが、時給などの雇用面については、お店に所属しているキャバ嬢のほうが優遇される傾向にあります。
キャバクラでの働き方には、採用方法の違いやお店に所属するか派遣として働くかなどの異なる選択肢がみられます。どのような選択肢が適しているかは、個人の状況によって異なります。
そこで、それぞれの選択肢を比較し、自分に合った働き方を選ぶようにしましょう。実際に比較するときには、それぞれのメリットやデメリットについて考えることになりますが、その際に今のことしか考えない方も多くいます。
ですが長く働くことを視野に入れているのであれば、数か月先のことまで考えて、自分にとってどのように働くのがベストかを判断しましょう。