キャバクラのボーイは、キャバクラにいて接客をする人です。
基本的にお客様を案内したり、飲み物などを運んできたりするのが仕事になります。このようなキャバクラボーイは、仕事でもないのについ仕事と同じようにやってしまうことはなんでしょうか。仕事でもないのに、普段の仕事と同じように思わずやってしまうことを職業病と言ったりします。
そこで、キャバクラのボーイの職業病かもしれないと思われるものを五つ説明してきます。
スーツを着た中年の男性を見ると、思わず腰が低くなってしまう場合です。
仕事上で相手にするのはほとんど会社員風の男性になりますが、中年の男性が多いのが特徴です。駅などでスーツを着ている人に対して、思わず「ドリンクはどうしますか」などと言ってしまうこともあるかもしれません。
また、スーツを着た中年の男性に対して思わず営業スマイルになってしまうことがある場合も、職業病といえるかもしれません。いずれにしても、変な人に思われないようにしましょう。
二つ目は、休日にメールやラインなどを見ている時に、お客様の名前があれば思わず「今日来店しませんか」と誘ってしまいそうになることです。
これは普段から、開店前にメールやラインに登録しているお客様に対して「今日お店に来ませんか」と誘っているからです。どれだけ来店したかで給料が上がることもあり得ます。それを集中して1時間ぐらい毎日行っていますので、その癖が出てしまい、送信手前でふと、今日は仕事の日ではないと気が付いたりすることもあるでしょう。
送信してからでは遅いですので、少なくとも送信する手前で気がつかなければ、変な人に思われてしまいます。お店にいないはずの人が、「お店に来ることができますか」と誘うのもおかしな話です。
もしかしたら少し疲れているかもしれません。できるだけその日はゆっくり休むようにしましょう。
三つ目は、自宅に夜の時間帯に来客が来た時、思わずウイスキーを水割りにして出してしまいたくなることです。ウ
イスキーを出す時にはコップの下から3センチぐらいまで注ぎ、あとは水割りにするのがポイントですが、実際に自宅でそのように注ぎ、お客様に出すならば、「何この人」と思われるかもしれません。もしかしたら、おいしいといわれるかもしれませんが、お客様は女性としゃべりきたわけではありません。
また、何か飲物を出した場合でも、一度出したらからになってもそのまま放置してしまう癖が出るかもしれません。キャバクラのボーイは、一度飲み物お客様に出したら、それ以降をそのお客様の飲み物が空になったとしても、ほとんどの場合キャバ嬢がお客様に対して注ぎますので、ボーイとしては空いたグラスを見ても反応しないのが普通です。
ですが自宅にお客様が来た時は、キャバ嬢が横にいるわけではありませんので、自分で二杯目を注いであげる必要があるでしょう。
四つ目は、お客様が帰る時、思わずまた「お越し下さい」といってしまうことです。
自宅に来たお客様は又来るかもしれないというかも知れませんが、ふつうは「またお越しください」とは言わないでしょう。
ついでにタクシーを呼んでしまいそうになる場合も、もしかしたらそれは職業病なのかもしれません。
五つ目は、ファミレスなどに行った時、自分といっしょに行った連れがトイレに行きたいとします。自分の連れがトイレに行く場合には事前に自分で手が空いているかどうかを確かめてしまうのも職業病といえるかもしれません。普通であれば自分は一切動かず、トイレに行きたい連れだけがひとりでいくのが普通でしょう。
ですが、普段キャバクラのボーイをしていると、キャバ嬢がトイレに行きたい時には合図をしてくれます。トイレに行きたいことがわかると、トイレの中を確認し、トイレに誰もいなければGOサインを出してキャバ嬢にトイレに行ってもらいます。なぜわざわざこのようなことをするかといえば、お客様を待たせないためです。
例えば事前に予告なしでキャバ嬢がトイレに行った場合、もしトイレに人が入っていたとしたらトイレの前で待たなければなりません。そうするとお客様を待たせてしまうことになります。ですが、これでは折角来てもらったお客様に申し訳ありませんし、お客様も高いお金を出してをお店に来てもらっていますので、できるだけトイレの時間も短くしなければいけないのです。そういった配慮から、トイレに行きたい人がいれば事前にトイレの中を確認し、人が入っていないことを調べたうえでトイレに行くようにしてもらいます。
とても良い方法かもしれませんが、それを友達の前でやってしまうと「この人も自分と一緒にトイレに行きたいのか」と思われてしまうかもしれません。
このようにキャバクラで働く男性には、お客様を配慮した行動をしているため、それが体に染みついてしまっていることがあります。それがプライベートに出ると職業病と言われるに違いありません。