キャバクラで働く場合には、同伴を積極的にできる女性の方が圧倒的に稼ぎがよいと言われています。同伴とは、お店に出勤する前にお客さんと外でデートを楽しみ、そのまま一緒にお店に行くというものです。デート後に自分の働くお店に一緒に来てもらうことで、直接自分の利益につながるのです。これは絶対にしなければならないというわけではありません。
しかしキャバクラによっては、お客さんと一緒に出勤しなければならなかったり、デートをするといった企画を設けているところもあります。また店によってはノルマを設けているところもあり、月に4回、6回のように決められ、ノルマが達成できなければ、ペナルティーが課せられる場合もあるのです。
これは店によって決められているので、もしも未経験の女性が働く場合には、このようなノルマがないところで働いてみた方がよいでしょう。しかし反対にキャバ嬢にとって大きなメリットになることもあります。
1つ目には、歩合給が増えるということです。一回一緒に出勤することで、約3000円から5000円の収入となります。一緒に出勤してそのままお客様に指名してもらうというわけなので、指名料も増えることになるのです。
オープンしてすぐの時間帯は、あまりお客様は入ってこないものです。その時間帯は待機時間となり、時給が減らされてしまうところも少なくないので、早い時間からお客様を呼ぶことで、キャバ嬢は自分の給料をカットされずに済むのです。
そして2つ目のメリットとして、頑張っている女性はボーイや上司の目にもとまるということです。このように稼ごうという意欲がある女性は、フリーのお客様の席に呼ばれやすくなります。
フリーの席に呼ばれるということは、人気があがり指名をつかむチャンスであり、給料アップに繋がることになります。
それでは人気のキャバ嬢が実践している同伴のテクニックとはどのようなものなのでしょうか。
1つ目のテクニックとしては、出勤前にデートをする場合には、なるべく1時間ほど、長くても2時間以内に切り上げるということです。
その理由としては、長い時間一緒にいることでお客様はそれで満足してしまい、結局帰ってしまうというケースも見られるのです。たくさん時間を作った方がいいだろうと早めに待ち合わせをし、本当のデートコースのような雰囲気で過ごしていると、食事が終わって帰ってしまう可能性が高くなるのです。
そしてキャバ嬢にとっても、出勤前にあまり出歩いていると仕事中に疲れてしまうでしょう。お酒も外ではなるべく控え、店にきてから楽しんでもらうとよいでしょう。
2つ目は食事の後にお店に行く約束を事前に取る。お客様の中には、キャバ嬢から食事に誘われた場合に、その後にお店に行くということを理解してくれている人もいます。
しかし本当に食事だけと思っている人や、理解していても食事だけならよいと答える人もいるのです。そのため食事の約束をする場合には、必ずそのあとお店に行くという約束も同時にしっかりと行うようにしましょう。
3つ目には、自分がおごってもらって当たり前という感覚は捨てるようにしましょう。自分が稼いでいるのであれば、稼いだ分は先行投資として、次回の来店や同伴につなげられるようにしましょう。
またどこかのお店につれていてくれた場合には、それがどんな場所であっても感謝をすることを忘れないようにしましょう。自分でも大げさかと思うぐらいに喜びを表現すると良いでしょう。
4つ目のテクニックとしては、もしもお客様と話している時に、今度いっしょに食事に行こうよと誘われたりした場合には、すかさず同伴になってもよいかという切り返しを待ってみましょう。
もしも自分から誘うのが苦手な女性の場合には、このような切り返しのテクニックを身につけておくことで、売り上げアップにつながります。
5つ目にはお酒の苦手なお客様もいるということを忘れてはいけません。
お酒が苦手な人と出勤前にどこかに食事に行く場合には、意外にもカフェでコーヒーを飲むという流れもよいでしょう。お酒が苦手な人に、無理やりお酒を飲んでもらうのは気がひける場合もあるでしょう。なるべく相手の好みに合わせて食事をする場所を選んだほうが、相手にも負担をかけることがありません。
もしも友達のような感覚のお客様であれば、気取った店などには行かず、チェーン店の居酒屋でワイワイと楽しむのもよいでしょう。
どのテクニックにも言えることですが、お客さんのことを考えて行動してみると良いでしょう。
お客様一人一人に合わせてリサーチを行うことで、お客様に負担をかけることなく、キャバ嬢も気を遣うことなく、楽しむことができます。このリサーチする力もテクニックのひとつと呼べるでしょう。
キャバ嬢にとって同伴は、面倒に感じる人もいれば、ハードルが高いと感じる人もいるでしょう。
しかし今よりも稼ぎたいと思っているのであれば、確実に一緒に出勤してくれるお客様を見つけ、しっかり好みをリサーチしておくようにしましょう。