キャバクラに来店されるお客さまには、それぞれに傾向やタイプというものがあります。「この人はこんな目的でお店に来ているんだな」とあらかじめ判断しておくと、その後の対応がとても楽になります。
タイプが判断できるようになると、相手が求めているもの・ニーズが把握できます。また、新規のお客さまへの営業や指名客を離さないちょっとしたコツとしても使えます。
今回の記事では、よくあるキャバクラのお客さまのタイプを8つに厳選して紹介していきたいと思います。
普段の仕事や日常生活での武勇伝を語ったり、自分のスキルや能力をいかんなくアピールする自慢大好きタイプ。
女の子に尊敬されたい、客の中で一番だと思わせたい、多くの人の注目を集めたい…などなど、色々な目的が秘められています。
あまり面白くない話をしてきたとしても、「なんでも知っていますね!」「素敵ですねー!」「本当にお仕事に懸けられているんですね!」と、それぞれのアピールを飲み込みながら、相手の気分を害さないように注意したいところです。
キャバクラに飲みに来られるお客さまの中には、下心ありきで、「キャバ嬢とそういう関係になりたい」という願望を隠し持つ人がいます。
嬢をどこかに連れだして、あわよくば体の関係を持てたら…という具体的な欲望を持っているので、「お店の外で会おうよ」などと言ってきた場合は注意が必要です。
なかには「やっぱり枕ってあるんでしょ?」とか、「やらせてくれなきゃ指名しないよ」と、少し横柄な態度を取ってくる場合もありますが、こちらが対応しきれないところを狙って、あえて強気な態度に出ているのかもしれません。
強引で強気な対応を取ってくるお客さまには、やんわりと笑顔でスルーしたり、シチュエーションによってはお断りするのが無難です。
中には何度もお店に通って口説いてくる方もいますが、楽しく会話をして、気持ちのよい気分になってもらうことで、口説けない方向に持っていくのも一つの方法です。
友達同士や職場の繋がりなどでご来店されるお客さま。オフィスの周辺にあるキャバクラでは、普段お勤めをされている方のノリ飲みが非常に多いです。
数回の来店のみで、後は一切来なくなるケースも多く、本指名に入らずにチェックするなど、なかなかシビアな飲み方をされます。しかし基本的にノリは良いので、話が途切れたり気まずくなるケースはあまり多くはありません。
キャバクラならではの、美しくて可愛い嬢に「癒し」を求めに来る人もいます。女性ならではの包容力や共感力を得て、パワーを充電したいと思っているのかもしれません。
中には下心丸出しのお客さまもいますが、基本的には接しやすいタイプです。
お店では、男性は美しくて可愛い女の子に囲まれます。それは男性として気持ちの良い体験であり、何度も繰り返すうちにさらに気持ち良さが増し、いい思い出として残ります。
「女の子とたくさん友達になれば、チヤホヤしてくれる!」と少し誤解をしている方もいますが、せっかく来店されたわけですから、ここでしか味わえない楽しい体験をさせてあげたいところです。
仕事や家庭、交友関係などに悩みを持ち、愚痴としてとにかく聞いてもらいたいタイプです。
この場合、女の子にもある程度の包容力や、愚痴の内容を理解(もしくは経験)してほしいと願っていますので、お客さまと似たような経験をしていれば、すぐサポートやフォローに回ってあげましょう。
本当はキャバが好きではないのに、一応仕事や交友関係の都合上、キャバにやってくる…。最近ではそのようなタイプの男性も増えています。
自分発信ではないにしろ、キャバクラが楽しい場所であって、本音で話せるというメリットだけでも知っていただきたいところです。
お酒を勧めても、「付き合いなので結構です」と断られるお客さまもいます。無理のない範囲で、楽しい時間を過ごしてもらうようにしましょう。
会社の部長や社長など、ある程度責任や地位のある方に多いタイプです。
その場にいる部下や同僚、上司仲間、キャストなど分け隔てなくお酒や食べ物をふるまったり、みんなで話をしたがる方は、多くの人からの注目や信頼を集めたいと思っています。
もちろん、否定したり断ったりする必要はありません。その人に好きなように振る舞ってもらうことで、気持ちの良い時間がお互いに過ごせます。
8つのタイプを紹介しましたが、基本的には「お客さまが嬢に何を求めているのか」を把握することが大切です。
しかも途中でお客さまのタイプが変わったり、こちらに対する対応が変化する場合もあります。
お客さまのタイプを早めに察知して、上手に対応していくスキルを磨いていきましょう。