新人のキャバ嬢にとって自分を指名してくれるお客さんを捕まえることが第一関門と言われています。
指名をしてくれることで指名料が発生し、指名客が払うお金が全て自分の売上になります。そのため、上位キープするキャバ嬢には多くの指名客がついています。
ですが、誰でも指名をとれるかと言えばそうではありません。当然ですがお客さんに指名してもらえる嬢になる必要があります。
それでは、この指名を取るまでに克服しなければならない壁について7つご紹介します。
お店には毎日違う人が来店します。お客さんによって飲むお酒も、話す内容も嫌う話題も変わっていきます。このように一人一人違う特徴をきちんと覚えて接客する必要があります。
例えば、嫌いな話題や触れて欲しくない事について話してくるキャバ嬢がいたとしてお客さんは次もそのキャバ嬢とお酒が飲みたいと思ってくれるでしょうか。答えはだれでもわかると思います。お客さんは楽しい思いがしたいのでお金を払って飲みに来ています。不快な思いをさせないことが大切です。
では、反対に前回教えた好きなお酒を次に来店した際に覚えていてくれて作ってくれたとします。するとお客さんは自分の事をこのキャバ嬢は覚えていてくれたと思う事で自分は特別なのだと思いガードがゆるくなります。
このようにお客さん1人1人の情報を覚えることで、ガードをゆるくして親密になっていくことが大切です。
指名がとれないキャバ嬢は、指名がついている他のキャバ嬢のヘルプにつきます。
例えば指名を貰っているキャバ嬢が他の指名客のところに行く際など席を離れた間、お客さんを1人にさせないためにつくキャバ嬢をヘルプと言います。ヘルプの場合は指名料がつきませんし、お客さんがあけるドリンクは全て指名された嬢の売上になるのでヘルプが頑張ってドリンクをあけたとしても利益はありません。
ですが、だからといって頑張っても意味がないと思う人がいますがそれは違います。ヘルプだからと手を抜いていては固定客がつくことは絶対にありません。その場の売り上げが自分に関係なかったとしても、スキルアップにはなりますので手を抜かずに対応することが大切です。
例えばヘルプについた嬢が皆同じ質問をしてきた場合、お客さんはどのような気持ちになるのかわかるでしょうか。多くの方がうんざりするでしょう。そのため、人とは違う会話ができるようにスキルをあげる必要があります。
そのためには多くの人と話すようにし、時事ネタから流行ネタまで様々なジャンルの知識をつける必要があります。このキャバ嬢との会話はおもしろい、他の子とは違うと思わせることが指名に繋がりますので会話スキルの向上は必須条件になります。
先ほど説明した会話のスキルをあげるということと矛盾しているように思えがちですが、お客さんによっては話しを聞いて欲しいと思っている人もいます。
くだらない話しでも真剣に聞いてくれ、絶妙なタイミングで相槌を打ってくれる事が話しを聞いて欲しい人にとってはとても嬉しい事です。中には興味のない話しを延々とするお客さんや、嫌な話題を振ってくるお客さんもいると思います。
ですがこのような内容でもきちんと対応し、嫌な話題は回避できるスキルを身に着けることが重要です。
これは会話スキルにもつながってきますが、初めて会う人と話しをするため会話のネタに困ってしまう場合や人見知りをしてしまい会話が続かないこともあるかもしれません。
ですがお金を頂いている以上、お客さんにつまらないと思わせてしまってはいけません。鉄板ネタを用意するなどして沈黙を作らない努力が必要です。
例えばグラスを拭いたり、タバコに火をつけたり、時間を気にしていればさり気なく帰りやすい雰囲気を作ったり。売り上げの事だけを考えた接客をしていてはお客さんがどんどん離れて行ってしまいます。
そのため、売り上げよりもお客さんを大事にし、細かな気配りをすることが大切です。またこの時重要になるのがどのような行為も会話を邪魔したり、お客さんの気分を害したりすることがないように自然な流れで行うことが大切です。
日頃からこういった行動になれていない人は先輩のキャバ嬢たちの行動を見て学習することが大切です。そのためにもヘルプの時期はこのような技術を身に着けるためにも大事な時期なのです。
当然ですが嫌なお客さんや、気に食わない同僚などもいると思います。ですが、悪口を言ったり態度に出すことはやめましょう。
お客さんはどなたもお金を払ってきてくださっているという事を忘れずに平等に接するようにし、悪口などは絶対に言わないようにしましょう。
このように大まかに指名がとれるまでに克服すべき壁を紹介しましたが、どれも努力次第でカバーできる内容です。
トップになりたいという願望がある方はまずは指名をとることが第一歩になりますので努力していくことが大切です。