キャバクラ所は仕事ですから、めんどくさいと思っていても客に愛想良くするものですが、それでもうんざりしてしまう客というのは少なくありません。
めんどくさいと思うタイプとしてよく挙げられるのが、とにかく自慢話ばかりをしてくるというタイプです。自分を大きく見せたい、キャバクラ嬢に良いところを見せたいという気持ちで自慢をしているのでしょうが、そのような話は耳にタコができるぐらいに毎日聞いている話ですから、正直なところウザいとしか思われないタイプです。
しかも、このような人に限って自慢している内容が大したことがないものだったりするので、余計にそれに相槌を打つのが面倒になってしまうということはよくあるものです。
それとあわせて面倒なのが、それが接待などで訪れた場合だと周りの太鼓持ちの態度も面倒で、自慢している男性を立てながらも太鼓持ちにも愛想よくしないといけないので、できれば避けたいタイプということになります。
太鼓持ちは接待している相手に頭が上がりませんから、女性に対して上から目線で当たることも多いため、ある意味では自慢話をしてくる相手よりも関わりたくないタイプと言えます。
自慢話と似たようなもので過去の悪さを武勇伝として語るというのも、キャバクラ嬢からすればうんざりしてしまう相手の一人となります。
いい年をして悪いことをするのがかっこいいと思っているところにもうんざりしてしまうものですし、そのようなタイプはキャバクラ嬢は悪い男が好きだと勘違いをしているフシがありますから、余計にめんどくさいと感じてしまうケースが多いものです。
人によっては上記のタイプよりももっと面倒だと感じるタイプとして、全く話さないあるいは会話が成り立たないというものもあります。
自慢話をするようなタイプは適当に聞き流しておだてていればいいので、面倒ではありながらも対応は楽ですが、会話が成り立たないというのはかなり厳しい状況になります。
相手からすれば綺麗な女性とお酒を飲めればそれで良いと考えているのかもしれませんが、全く会話がなくてお通夜状態になってしまうのは、キャバクラ嬢からすると最も苦痛に感じるときとなるので、会話が成り立たない相手は嫌われやすいタイプに挙げられます。
めんどくさいというレベルではなくすでに論外なものとしては、セクハラをするというタイプがあり、ちょっとぐらいなら良いだろうとさり気なくバレバレのセクハラをするというタイプもあれば、はっきりとセクハラをしてくるタイプもいます。
当然キャバクラでセクハラ行為は認められていませんから、場合によっては退店してもらうこともあり得るわけですが、それが上得意だったりすると渋々相手にしなければならないということもあり、これも仕事の内だとあきらめてしまうことは珍しくありません。
口から出ることがすべてネガティブなことばかりで、つまらなさそうにお酒を飲むというのもキャバクラ嬢からすると嬉しくないタイプであり、愚痴を聞くのも仕事とはいってもそれしか言わないというのは聞いていて面白くないものです。
楽しい話もして愚痴もいうというのであれば、仕事ですからしっかり聞いてあげようという気にもなりますが、何から何までネガティブなことしか出てこないと、いくら仕事のためとは言っても気が滅入ってきてしまうものです。
接客をする側からしても、なんで楽しくお酒が飲めないのかなと思ってしまう瞬間でもあり、そのような客にあたって悪い雰囲気の時間を過ごすと、その日一日はネガティブな思考が移ってしまったりすることもあります。
やたらとプライベートを詮索してくるというのもめんどくさいと感じるタイプの上位に挙げられ、いくらそんなことを聞いていたとしても無駄だからと思ってしまうことは多いものです。
会話のきっかけとして何か興味のあることを聞いてくるというのは仕方がないことですが、やたらと彼氏がいるのか好きなタイプの男性はといったことを聞いてきたり、休みの日は何をしているのかなど、根掘り葉掘りプライベートのことを聞かれるというのは気持ちのいいものではありません。
また、職業柄そのような答えには適当な答えを返すわけですが、あまりいろいろなことを聞かれると作り話に破綻をきたしてしまって、後になって気まずい思いをしてしまうこともあるだけに、プライベートを詮索するタイプもめんどくさいと感じやすい客になります。
キャバクラで働いていれば、極端な話、面倒でない客に当たるほうが珍しいぐらいで大抵は何かしら面倒に感じてしまうものです。
しかし、その中でも自慢話をしたり武勇伝を語ったりネガティブ思考や詮索好きの週刊誌記者かと思えるような質問攻めをしてくる相手や、その逆に全く会話が成り立たないという相手はキャバクラ嬢からすれば特に面倒に感じてしまうタイプとなります。
面倒なタイプは決まっているだけに、ある程度対処法を事前に考えて置くことはできますが、それでも面倒なことには変わりないのです。