キャバクラで働くキャバ嬢にとって、お金を落としていってくれる男性客は非常に大切な存在です。こういった男性客に気に入られ、指名を入れてもらうことでキャバ嬢達は自分の収入に繋げているのですが、キャバ嬢なら誰でも同じように稼げるという訳ではありません。
男心をキャッチしてうまく転がせる女の子ほど営業成績が良く、デキるキャバ嬢としてお店のトップに君臨するのです。逆に言えば、男性が何を求めてキャバクラに通っているのかを押さえてうまく対応すれば、なかなか指名が取れない女の子もデキるキャバ嬢へと変身することができるでしょう。
そのためにも、人気の高いキャバ嬢が徹底している基本ルールを知っておくことが大切です。
そもそも男性がキャバクラに通うのは、癒しの時間を欲しているからに他なりません。どのようなことを癒しと捉えるかは人によって異なりますが、無意識にでも癒しを感じれば病みつきになって通い詰めてくれる可能性が高いのです。
何度かお店に通って顔を覚えてもらえば、来店するたびに黒服や女の子たちからいらっしゃいませ、待ってましたよ、などと優しい言葉をかけてもらえます。自分好みの女の子を選ぶこともできますし、普段なら会うことすらないような若い女の子たちと会話やお酒を楽しむこともできます。
接客という仕事の一環ですから、例えどんなにつまらない話をしても女の子は嫌な顔をすることもなく、しっかり聞いて返事をしてくれるのです。こういった様々なポイントに癒しを感じる男性も多く、友達や家族のように楽しい時間を過ごすことを目的としているケースが多いのです。
デキるキャバ嬢の場合、このように男性が何を求めてやって来ているかを察知するのがうまいだけでなく、会話を弾ませながらも常に主導権を男性に委ねるというルールを徹底しています。どんなに楽しい会話でも、女の子ばかりが喋っていると男性はつまらなく感じてしまいます。
男性は自分の強さや能力をアピールしたいという欲求が本能的にある生き物なので、会話の主導権を委ねているとずっとご機嫌でいてくれるのです。このため、男性が常に気分よくキャバクラを楽しんでくれるように、会話を弾ませつつも出しゃばり過ぎないというルールを守るようにしておきましょう。
次に、男性は褒められるのが大好きです。先ほど述べたように自分の能力や実績をアピールするのは、それを聞いた人にスゴイですねと羨望のまなざしを向けられたいがためなのです。会社や家庭ではなかなか自分の自慢などできませんし、残念ながら自慢できることがないという男性もいます。
その点、キャバクラであれば自慢話もしっかり聞いてもらえますし、性格や身に着けているものなど何でも褒めてくれます。自分を認められたいという欲求を十分に満たしてくれるキャバクラほど愛着を持って通い詰めることになるので、キャバ嬢はとにかく男性を褒めるように気を配っておきましょう。
ただ、会話をしている間何でもかんでも褒め続ければ良いという訳でもありません。あまり頻繁に褒めると嘘くさく聞こえますし、ありがたみも減ってしまいます。このため、基本ルールとして30分に1回などある程度の間隔を決めてから実践するようにしましょう。
最後に、デキるキャバ嬢のここぞというテクニックとして去り際の一言が挙げられます。男性がキャバクラから帰る際、ほとんどの女性はお見送りで外まで一緒に出ていきます。来てくれてありがとう、また来てねと一般的な挨拶を交わして送り出すだけでなく、男性の心に残るような一言を付け加えるように心がけるとかなり印象が違います。
キャバクラでの会話というものは楽しいもののあまり印象に残らないのですが、帰り際の一言はそうではありません。別れ際の最後の言葉というのは頭に残りやすいということが科学的にも証明されており、ここで来週も来てほしいなど特別な一言をかけることで、男性は翌日以降もこの会話を思い出しやすくなり、またすぐに来ようと感じるのです。男性は待っているよなど自分の存在を大切にしてくれる言葉に弱いので、帰り際には必ずまた来たくなるような言葉をかけるようルール化しておくと良いでしょう。
また、しばらく来店していないお客様に対してはしつこく電話営業をしないというのもデキるキャバ嬢のテクニックです。どんなに癒されるとは言っても毎日毎日電話がかかってきては流石に面倒ですし、自分の都合を無視されているように感じて更に足が遠のいてしまいます。
このため、来店してほしいと思ってもグッと我慢し、最低でも最後に来店してから1週間以上は間を開けてから営業電話をするようにしましょう。できれば3週間近く開けたほうが心理的な効果は高いことが分かっているため、より確実に来店してもらいたいなら3週間待つのがおすすめです。
このように、キャバクラ嬢として成功するためには、男性がどのような心理でやって来ているのかを冷静に判断して対応することが大切です。