キャバ嬢にとってのドレスは「戦闘服」と言われることもあるくらい重要なアイテムです。お店で支給されるドレスを着用しているうちはあまり悩まずに済むかもしれませんが、人気キャバ嬢になると多い人で週に何着も購入する人もいるようです。超売れっ子キャバ嬢の中にはドレスだけで100着持っている人もいるとかいないとか。
新人のキャバ嬢の場合なら出勤日数にもよりますが、5着ほどあれば着回しできるので、後はそこから買い足していくという形がいいかもしれません。
あまりにも枚数が少ないと、お客さんから「いつもそのドレスだね」と言われかねないので注意しましょう。
キャバ嬢がドレス選びの際に、最も注意しなければならないのは、他の女の子(キャスト)とかぶらないドレスを選ぶことと言われています。
特にお店のナンバーと呼ばれる売上上位の女の子とドレスがかぶってしまうと、あまり良い印象を持たれることはありません。
せっかく買ったのに、他のキャストとかぶっていたために、泣く泣く着るのを諦めたというキャバ嬢も少なくないようです。
なんといってもキャバクラの店内は暗いため、お客さんはドレスで女の子を見分けることになることから、似たようなデザインならともかく、まったく同じものというのは、不都合が起きたり、他のキャストとのトラブルの原因になりかねません。
そのため、他のキャストとかぶらないドレスの選び方のポイントとして、「他の女の子が着ているドレスを観察する」ということがあげられます。もちろんそれは自分だけでなく、他のキャストも同じように行っている可能性もありますけど。
キャバ嬢の着るドレスは、専門店で購入するか、通販サイトから購入する方法のどちらかになるようです。
通販サイトの場合、自社ブランドのドレスがあるお店もあるため、その中から選ぶというのも、他のことかぶらないドレスの選び方のひとつと言えるでしょう。
とはいえ、他の子も同じように考えていたら、結局かぶってしまうことになるので、前述した「他の子のドレスを観察する」ということと同時に行う必要があります。
キャバクラのお店ごとに、ドレスに関するルールがあります。
例えばロングドレスは大丈夫だけど、ミニドレスは着用できなかったり、スーツはOKだけど、パンツスタイルはNGといったようなものです。
初めてのドレスの場合、あまり派手なものでなく、無難なデザインを選ぶことで、悪目立ちすることを防ぐことにもなります。
キャバ嬢はお客さんから指名をもらい、売上を上げることで、高いお給料をいただくことができるお仕事です。
そのため、お客さんの好みというのも、ドレス選びには欠かすことができません。
一番簡単なのは、ある程度年配のお客さんを基準にして選ぶやり方です。派手すぎずに比較的落ち着いた「お姉さん」なイメージのドレスが良いかもしれません。
男性のお客さんの多くは、キャバ嬢の胸元をついつい見てしまう傾向があるようです。
これはキャバドレスのデザインにも関係しているため、「そういうもの」というところもあるかもしれませんが、何かの拍子に胸元がポロリとなってしまわないようなデザインのものを選ぶことも大切です。
キャバドレスといっても様々な種類があるので、「どれを選んだら良いのかわからない」という人のために、ドレスの色による選び方を紹介します。
赤・ピンク・白
戦隊モノヒーローの紹介のようになっていますが、暖色系の赤は、情熱や活発さを表現し、ピンクは女性らしい可愛らしさを表現してくれます。
そして白は純粋さを表すため、男性にとっては「自分の色に染め上げたい」という気持ちになりやすいというイメージがあります。
この色を使ったドレスは、一年中恋をしているような、もしくは恋をしていたいという男性のお客さんへのアピールに適しています。
青・緑
戦隊モノヒーローでは、青はクールで普段はぶっきらぼうなのに主人公がピンチの時にはしっかり助けるというイメージがありますが、ドレスの場合は、寒色系の青という色が、落ち着いた大人のお姉さんなイメージを醸し出してくれます。
もうひとつ緑は、森林浴のような「安らぎ」を演出してくれる効果があります。
この色を使ったドレスは、日常生活に疲れたストレスの多い男性のお客さんに癒やしを与えるようなアピールに向いています。
黄・オレンジ
戦隊モノヒーローでは、黄色は「カレー好き」でひょうきんなイメージがありますが、暖色系である黄色やオレンジ(橙色)は、明るく活発で元気の良い女の子を演出してくれる効果があります。
この色を使ったドレスは、「女の子と盛り上がりたい」「楽しい時を過ごしたい」といった男性のお客さんへのアピールにふさわしいでしょう。
キャバ嬢の、他の子とかぶらないドレスの選び方は、他の子の着ているドレスを観察することからスタートします。
特に先輩キャストとはかぶらないように注意しましょう。