いろんなタイプのキャバ嬢がいますが、お姫様タイプやぶりっ子タイプ、ドSなお姉さま系や天然タイプのフワフワ系など、それぞれキャラを演じて夜の世界に生きています。
そして、お客にも様々なタイプがいますが、キャバ嬢の好みもバラバラです。キャストやホステスは個々の能力が売上に直結する商売ですから、キャラ設定も能力の一つと言えます。
経験や努力を積み重ねてテクニックを磨き、コツをつかみながら売り上げを伸ばしていくのが基本です。キャラ設定と言えば中々計算高いタイプが小悪魔タイプのキャバクラ嬢。
はたから見ると”おバカそう”に振舞っていても、実は計算高いテクニックを使ったりしているんですよね。そうとも知らず男はコロッと手のひらで転がされているわけです。
ふいに会話が途切れたり無口な男性もいたりしますが、たいていのキャバクラ嬢は「よくキャバクラには行きますか?」とか「緊張しますね」と当たり障りのない一言で様子を探ります。
しかし、計算高い小悪魔キャバ嬢は絶妙なタイミングでアイコンタクトを使うのが上手。不意に無言で相手の目を見つめてニコッと笑ったり、そっと顔を覗き込んで目線を合わせたりするんです。
上級者になるとアイコンタクトをとった後、ムラッとさせちゃうキラーフレーズで意識を向けさせたりもします。たとえばこんな感じで。
無口な客がよそ見したとき、すぐさま顔を覗き込んで目があったらニコッと笑顔。すると相手の男性は「どうしたの?」と少し動揺した様子。
そしてここでキラーフレーズを一言。
「もしかして私じゃ嫌ですか?私は〇〇さんの隣にいるとなんだか落ち着くな♪」
たった一つの動作と一言で男心をくすぐっちゃう小悪魔テクニック。あとは相手が反応を示しそうな話題でコミュニケーションをとり、連絡先をゲットするだけ。
さらに計算高いキャバ嬢になるとそのまま場内指名につなげることも・・・。意外と使えるアイコンタクトのテクニック、キャバ嬢ならマスターしておきたいところですね。
会話の節目でわざと視線を外し、また視線を合わせてニコッと笑うアイコンタクトの応用技。2~3秒くらい見つめて急に視線を外すのがポイント。
一見すると不思議な行動ですが、わざと視線を外すことで相手に「えっ?なんで?」という不安を与え、すぐに目を見つめ返し愛らしいスマイルでインパクトを与えるテクニック。天然ぽい謎めいた行動に興味をひき、特別な印象をつくり出すことができるんです。そうした小悪魔テクニックをベストなタイミングでチラつかせ、自分のペースにもっていくのが上手いようですね。
そして、ここでもキラーフレーズが。
わざと視線を外して再び目を見てニコッと笑ったあとに、「どうかしましたか?」と今度は自分から不思議そうにアイコンタクトをとるパターン。
思わず「いや、お前だよ!」とツッコミたくなるような雰囲気にもっていけば手のひらに乗せたも同然。
あとは、「てへっ」と笑って「〇〇さんと話していると落ち着きますね」と言い放てば小悪魔キャバ嬢の出来上がりです。
しかし、同じ手口を一度の接客で何回も使うのはNG。計算高い小悪魔キャバ嬢は、ベストなタイミングを見極めて「ここぞという場面」で確実にインパクトを与えるのが上手ですね。
当然はじめは「〇〇さん」と呼びますが、イケると思ったら突然あだ名で呼ぶのも小悪魔キャバ嬢の計算高いテクニック。
万が一にでも失敗すると大やけどを負う技ですが、計算高い小悪魔キャバ嬢は相手のタイプや人柄を見極めて通用しそうな場合にだけ使うのが上手。
つまり、おバカそうに“ゆるく”振舞っていても、実は観察力が優れているという一面もあるんです。接客しながら様子をうかがって、イケる相手と通用しない相手を見極めているのですから。
普通のキャバクラ嬢が2回目や3回目の接客で打ち解けるとしたら、小悪魔キャバ嬢は初対面でグッと距離を縮める能力が並外れています。
たとえば、しばらく敬語で話していたのにリアクションするときだけ「すごーい」とか「かっこいい~」とか軽いタメ口になっちゃったりして。上級者になると「本当に?」とか「もっと聞きたい」とフレンドタッチで攻めるのも上手。ポイントは、大げさにリアクションするとき(ここぞという場面)に併用すること。
もう一度言いますが、失敗したら大やけどします。不快感を与えてしまうリスクがあるので、このテクニックも相手のタイプを見極める必要がありますね。
くれぐれも、“賭け”で実践しないように要注意。対策としては、「すごい!」と言ったあとに「ごめんなさい。つい驚いちゃって言葉遣いが悪くなりました」とフォローを入れればOK。
実は、これも計算高い小悪魔キャバ嬢が使うテクニックなんですよ。
ほかにも場面に応じて様々な小悪魔テクニックがありますが、ナチュラルなボディタッチやドキッとさせる仕草など、接近接客でのスキンシップが上手いのも特徴です。
本当に?と思う人は、周りにいる“おバカそうな小悪魔系のキャスト”を観察してみてください。男心をくすぐるテクニックをコッソリ使っているはずですから。
自分のキャラに合わないと言わず、使えそうなテクニックを知っておけば思わぬ場面で役に立つこともあります。ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。