キャバクラに限ったことではありませんが、接客業ではちょっとしたことですぐ怒り出すようなクレーマータイプのお客さんに会うこともあります。
特にキャバクラではお酒を飲んでいて酔っぱらっている人も多いですから、トラブルになりやすいですね。
気難しいお客さんの2大タイプとそれに見合った対処法を考えてみたいと思います。
たとえばお酒の作り方が気に入らないとか、なかなか女の子が来なくて待たされたとか、普通はそれほどクレームにならないようなことでも、すぐに怒り出す人もいますよね。そういう人はもともと短気なのかもしれませんが、お酒を飲むと急に怒りっぽくなる人もいます。
どんなに気を付けていても相手の気に入らないことは出てくるものですし、避けようのないことも多いですよね。
怒らせてしまう事は仕方がないとしても、できるだけおおごとにならないように済ませるにはどうしたらいいでしょう?
短気で怒りっぽい人というのは、小さなことでもすぐ怒るものですが、しょっちゅう怒っているので一つの事をあまり引きずらないことも多いものです。つまり、自分でも何に対して怒っていたかすぐに忘れてしまったりするんですよね。
怒られてしまって慌てて謝っていると、いつの間にか機嫌が直っていたりします。それでもまたすぐに別のことに腹を立てたりするかもしれませんが、またすぐ忘れてしまいます。
それに毎回心を傷めていたらとても身が持ちませんよね。最初はびっくりするかもしれませんが、そのうち慣れてあしらえるようになってくるでしょう。
とは言え、バカにしたような態度は禁物です。怒らせてしまったらあくまでも誠心誠意謝っていれば相手の気も済んでくるでしょう。
ちょっとしたことで怒ってくる人というのは、実はかまってほしい気持ちの現れだったりします。気を使ってもらったり、ちやほやされると嬉しくなって怒りがおさまってしまうのでしょう。
また、お酒に弱くて酔ってしまうと感情的になりやすい人も多いですね。普段は温厚な人でも酔うと人が変わってしまうこともあります。
その場合も、やっぱりできるだけ怒りをおさめてもらうように気を使うことが必要でしょう。お酒に酔って暴れてしまう人は、酔いが覚めると全然覚えていなかったり、ものすごく後悔して逆に謝ってきたりします。
酔うといろいろなスイッチが入りやすくなってしまいますよね。
あまり強いお酒は勧めないで、悪酔いさせないようにすれば事前に防げるかもしれません。
せっかくキャバクラに来たのですから、キャバ嬢と楽しくおしゃべりしてほしいものですが、お客さんの中には、まったくと言っていいほど喋らない人もいたりします。
「喋らないだけなら別にかまわないかな」と思ったら大間違いです。なぜなら、そういう人に限って急に怒り出したりするからです。
いろいろと喋ってくれていれば、気に入らないことやしてほしいことなど、相手から探りだすこともできますよね。
でも、キャバ嬢からいろいろ質問をしてもろくに返事もしてくれないし、会話にも乗ってきてくれない。キャバ嬢が対応に困っていると、「接客がなってない」などと言って急に怒り出す・・・。
そんな時はどうすれば良いのでしょうか?
もともと無口でいつも機嫌が悪そうに見える人もいますよね。
そういう人は、自分でも相手に悪い印象を与えていることをわかっていることが多いです。それでも最初からびくびくして来られたり、おどおどして怯えてこられるとカッとなってしまったりするのです。
ですから、第一印象から「気難しそうなお客さんだな」と思っても、気を使いすぎて逆に相手の気を悪くさせないようにすることも必要になってきます。
機嫌が悪そうにしておいて、勝手な言い分だなと思われるかもしれませんが、そういった人も悪気があるわけではないのでしょう。
ただ、少し不器用で喋ってもいないのに自分のことをわかってほしいと思ってしまうんですね。
お客さんからしてみれば、なんとなく嫌そうにキャバ嬢に近寄られると悲しいですよね。そういう人は、意外と敏感なので、相手が怯えているのをすぐに感じ取ってしまうものです。
まずは、「機嫌が悪そう」「気難しそう」と思っても、それを表に出さずに、来てくれたお客さんに対しては平等に嬉しそうに接してあげてください。最初から明るく楽しく接してくれたら、お客さんも嬉しくなって指名してくれるようになるかもしれません。
怒りっぽいお客さんに限らないことですが、怒っている人相手に過敏に反応すると良くありません。
怒らせてしまったことは事実なので、できるだけ下手に出た方がいいとは思いますが、怒ればなんでも言うことを聞くのだと思われてしまっては厄介ですよね。
あまりにクレームがひどいようなら、ボーイや店長など男性に対応してもらったほうがいいこともあります。また、怒られて悲しかったり怖かったりしても、キャバ嬢としては泣き出したり取り乱したりしないようにしてくださいね。
女の子が泣き出すと、どうしてもお客さんが一方的に悪者に見えてしまいます。そうなるとお客さんの怒りは静まるかもしれませんが、もう二度とお店には来てくれないかもしれません。それに、楽しんでいるほかのお客さんの雰囲気を悪くしてしまいますよね。
やはりお仕事ですから、嫌なお客さんにあってもできるだけ笑顔で明るく接するようにしたいですね。いつも笑顔でがんばっていれば、決して悪い印象にはなりませんし、怒っていたお客さんもまた来ようと思ってくれるのではないでしょうか。