シンプルな髪染めよりも、さらにワンランク上のヘアアレンジが楽しめる「グラデーション」。海外から人気に火がつき、それが日本にも流行としてもたらされた、遊び心のあるオシャレなアレンジメントです。
オシャレのトレンドとして、芸能人やモデルの中にもグラデーションを取り入れている人が増えてきています。
ヘアカタログやウェブサイトを見てみると、部分的に明るい色を使ったり、3色以上のカラーで細かいグラデーションを楽しんだりと、アレンジの方法もいろいろ。ベリーショートからロングヘアまで、髪の長さも選ばないので、気軽にチャレンジできそうです。
キャバ嬢は、ドレスやメイクと同じように髪型にもトレンドを取り入れて、お客さまの目を惹くことが大切。そこで今回は、流行のグラデーションカラーにチャレンジしたい方のために、最新のグラデーションカラーを紹介したいと思います。
グラデーションのタイプや入れ方にはいろいろありますが、一番分かりやすいのが暗め+明るめのコントラストです。トップ(上のほう)を暗くして、下は2トーン程度明るい色にするだけでも、ナチュラルなのにイヤミになりすぎないグラデーションに仕上がります。
色味に関しては、元の色を使ってもいいですし、上を暗くして下は明るくする、もしくは下だけ明るめの色を入れるなどいろいろと相談して決めてみてください。
ダウンスタイル以外のアップスタイルやアレンジも楽しむ場合、上と下のコントラストがはっきりしすぎないほうが自然に仕上がるかもしれません。美容師さんと相談して、ダウンスタイル以外の髪型にも似合うグラデーションを探してみてください。
ただし、ブリーチを使って明るめの色を入れている人は要注意。ヘアスタイルを頻繁に変えるキャバ嬢の髪は、普通の人以上に傷みやすいものです。
できれば、グラデーションカラーを試す時にはブリーチを使わず、自然なオシャレ染めでグラデーションにしてみてください。
少女らしさ満載のピンク系カラーは、キャバ嬢の女性的な魅力をぞんぶんに惹きたててくれる色味になります。
ツヤ感のあるピンクカラーは、自然にグラデーションカラーをつくる時に欠かせない色。
髪の下半分ではなく、どこか一部にピンクを入れるだけでも、女性らしさやセクシーさがさらに演出できますよ。
ブラウンベースの髪に、トーンを下げたピンクグレージュカラーを使ってグラデーションを作るのもおすすめです。元々入っているブラウンが大人の女性感を出しますが、そこにナチュラルなピンクが入ることで適度にキュートなイメージが入ります。
欧米人風のブラウンとグレージュ(グレーとベージュの中間の色)を組み合わせる方法も人気があります。元の髪の毛が茶髪の人は、その茶髪のままで下だけを明る目のグレージュにするだけでも素敵な仕上がりになります。
少しスモーキーな感じの「ダークグレージュ」なら、茶髪の清楚かつ女性らしい雰囲気を壊さずに、涼しげな雰囲気をプラスしてくれますよ。
ヘアスタイルにかかわらず、毛先だけを明るいカラーにして、そこからだんだん暗くしていくグラデーションカラーもおすすめです。
一部分に明るい色や、目を惹くような色を入れることで、それ以外の部分とコントラストが生まれるので、劇的なグラデーション効果が得られます。
根元がプリン状態になっている時でも、キレイに仕上がるのが黒ベースのグラデーションカラーです。
「もう若くないから明るい色は無理」という人でも、無理なくグラデーションを楽しめるのが、黒ベースのカラーになります。
色としては、黒にダーク系のブラウンやダーク系のグレーを合わせる方法から、カーキ、アッシュ、ベージュ系などを合わせる方法もありますし、赤系や紫などの派手系な色とあえて合わせる方法もあります。元の色が黒なので、赤を入れても浮きにくいのがメリットです。
いかがでしたか?
グラデーションといっても、もともとの髪色や地毛の色を参考にしたり、反対にまったく違う色に染めてからのスタートになることもありますので、人それぞれスタイルがまったく変わってくるのが特徴です。
髪型については、ロングじゃなきゃダメということはなく、ショートやボブの方でもOK。ベースとなる髪色も、黒や茶色のままを使ってもいいですし、イメチェンで違うベースにすることもできます。
自分のヘアスタイルに合うかな?という難しい色でも、髪全体のちょっとした一部分的に入れてみたり、グラデーションの中にさりげなく加えるようにするとなじみます。適度に主張が出て、個性的なスタイルが楽しめます。
まずは、上と下のコントラストをどうするか、差し色を使うか、流行色か好きな色にするか・・・など、いくつか押さえておきたいポイントがありますから、必ず美容師さんに確認をして、よく話し合って決めてみてください。