自分に好意を寄せてくれている人や、自分の純粋なファンからのプレゼントは、「キャバ嬢をやっていて良かった!」と思わせてくれる最高の贈り物。欲しかった物や、高価な物が入っていたら、本当にうれしくなります。
キャバクラでは、「プレゼントだよ」と言って物をくれるお客さまがいます。固定客に多いのですが、固定ではなくても自分を気に行ってくれるお客さまが突然プレゼントしてくれる場合もあります。
即座に「ありがとう!欲しかったの!」と言って手を伸ばすのも素直で良いのですが、それでは相手の思うツボかもしれません。キャバクラは決してプライベートな空間ではなく、あくまでも「大人同士の交流の場」と考え、慎重に対応していきたいところです。
・お客さまからプレゼントをもらう場合の対処法5選
お客さまからすれば、プレゼント一つで喜んでくれるキャバ嬢は「落とせそう」なジャンルに分類されています。お客さま一線を超えた関係を望んでいないのであれば、こちらからプレゼントをねだるのはあまり好ましくはありません。
催促やおねだりをした結果、お客さまがプレゼントを用意してくれたのならば、相手の求める「見返り」にも付き合ってあげたいところです。
しかし、明らかにプレゼントの分を超えている(愛人契約など)場合は素直にお断りするか、プレゼントを一度受け取っておいて、後でお返しとしてプレゼントを返すのがベストです。
お客さまに経済的余裕があり、君の為に買ってあげるよ!と申し出られた場合、明らかにこちらの催促やおねだりではないので、素直に受け取っても構わないと思います。
ただしその場合、「あげるよ」「やったー!」といったシンプルなやり取りではキャバクラらしくありません。一度お断りを入れるようにして、「こんな高いもの頂けませんよ~」とやんわりとお断りをしましょう。お客さまの機嫌を損ねないように、やんわりと対処するのがポイントです。
でもそこでめげずに、「いいから受け取って。僕の気持ちだから大切にしてね」としてあなたの手に乗せてきた場合は、もう確実にあなたへのプレゼントとなります。ガツガツした態度を見せず、笑顔でお受け取りしましょう。
こちらから頼んでもいない、相手目線で選んだプレゼントというのは、多かれ少なかれ嬢の好みから外れている場合があります。
そうなると今度は「欲しい!」から「要らない!」となり、もらっても嬉しくないプレゼントになってしまうのですが、やはりキャバクラという場所は大人のコミュニケーションの場ですから、嫌な顔一つ見せずに受け取るのが礼儀です。
本当に要らない物で、なおかつブランド物(あるいは高価な物)だった場合、後から質やオークションに売ってしまおうと考える嬢も多いのですが、万が一相手にバレてしまった時に、言い訳がたちません。
プレゼントをわざわざ選んでくれたお客さまの気持ちをしっかりと汲み取ることがポイントです。受け取ってからすぐに売り飛ばしたりしないように注意しましょう。
お客さまの中には、嬢の最高の笑顔や接客が欲しくてプレゼントを贈っている人もいれば、住所や電話番号など個人的な情報を聞き出したい人、自分を好きになって欲しくて、プレゼント攻撃を仕掛けてくる人もいます。
プレゼントを贈る側の心の中は、人によって違いがあります。「贈ってやったのにいい反応をしてくれない」と機嫌を損ねてしまったり、嬢の細かい反応まで気にする方もいます。
「体目当て」なのか「住所目当て」なのか、「純粋に好きな気持ちから」なのか、「お金に余裕があるのでカッコつけたいから」なのか、お客さまによって目的は違います。
嬢は、お客さまの内面にまで気を配ったうえで、プレゼントを受け取る習慣を付けましょう。
キャバ嬢にプレゼントをくれるお客さまは、キャバ嬢が物やお金に弱く、プレゼントを使って自分の方に気持ちを向けられることを知っています。
プレゼントを渡した時から、お客さまは嬢の表情や対応を細かくチェックしているのです。
「狙い通りに喜んでくれた。後はこっちが主導権を握ったので、なんでも従ってくれるだろう」などと計算されている可能性もあり、知らないうちに相手のスケジュール通りに動かされてしまう可能性があります。
あくまでもビジネス上の関係なので、お客さまの狙い通りになりすぎないように注意が必要です。
話のついでに「あれが欲しい、これが欲しい」と口にする場合でも、決して本人に直接ねだることのないように注意しましょう。「あれが欲しいんだね?」と念押しされても、微笑んでスルーしたり、知らないふりをしても問題はありません。
いかがでしたか?キャバクラは、何かと贈り物をもらう機会が多いお仕事です。
ファンが付いてくれるのはうれしいのですが、相手の心の裏もきちんと読んだうえで、大人な付き合いを心掛けたいですね。