できるキャバ嬢には秘密があります…その中でもキャバ嬢の基本技ともいえるのが、しゃっくりの止め方です。しゃっくりって、出てほしくないときに急に出てしまって、自分で止めることができないから困った…という経験はないでしょうか。
困るだけではなく、長く続くと苦しいですよね。特にしゃっくりが出ても問題がないタイミングなら、そのうち止まるから放っておけばいいと思うかもしれません。でも、キャバクラで接客中のときにしゃっくりが出てしまったら…どうしますか?止めたくても止められない、しゃっくりが出ているなんて恥ずかしいですよね。
お客さんの中には気にしなくていいよ~と言ってくれる人も多いですが、やっぱりできるだけ早く止めたいものです。どうしたらしゃっくりを止めることができるか、止め方についてご紹介します。
しゃっくりの止め方を知る前に、少しだけしゃっくりについて、知っておきましょう。
しゃっくりは吃逆という名前もあります。肺の下には横隔膜という筋肉が誰にでもあるのですが、その横隔膜が痙攣してしまうことで発生します。
横隔膜はドーム型をしていて、筋肉といっても薄い膜のような形状の筋肉です。横隔膜には呼吸を手助けする働きがあるのですが、横隔膜が痙攣するリズムに合わせてヒックヒック…というあのしゃっくりが出てしまうのです。
しゃっくりが出ているとき、身体の中はどうなっているか、気になりますよね。しゃっくり自体に音はないのですが、それでもしゃっくりって音がでます。この音の正体は声帯から発生しています。声帯は筋肉性のひだで、喉の中央にあります。声帯は呼吸の時に開き、声を出すときに閉じるという仕組みです。
横隔膜が痙攣する=急激に縮むという現象が起こるので、肺が膨らみます。そして肺が空気を吸い込むことで声帯が閉まります。その時にしゃっくりの音が発生します。
しゃっくりが出てしまう原因には、食べ過ぎ、アルコールの摂取、ストレス、笑いすぎるといったものがあります。ある時突然出てしまうものではあるのですが、出てしまう原因を作っていればしゃっくりが出やすくなります。
特にキャバ嬢の場合、気を付けなくてはいけないのがアルコールの摂取ですね。お客さんと一緒にお酒を飲んで接客をすることになるので、どうしても摂取してしまいます。適度であればいいのですが、摂取のしすぎは気を付けましょう。
また、笑いすぎるという原因もキャバ嬢には当てはまります。お客さんの会話で笑いすぎることによって、空気を多く吸い込んでしまいます。その吸い込みすぎた空気が原因となるので、接客で笑わないように…というわけではありませんが、空気を吸い込みすぎないように意識したいですね。
しゃっくりの予防をしていても、どうしても出てしまったしゃっくりには、止め方があります。放っておいて止めることができれば一番いいのですが、できるだけ早く止めるための方法をご紹介します。
・しゃっくりを止められるツボ
しゃっくりを止めるためにおすすめのツボがあります。その一つが天突(てんとつ)というツボです。左右の鎖骨の中心部にある窪みです。指をしっかりと押し込んでゆっくりと指圧していきます。喉なので押しすぎるとむせやすくなるため、ゆっくりと3秒ほど押し込んだら、同じぐらい時間をかけて力を緩めます。
それ以外には、内関(ないかん)と呼ばれるツボもあります。手のひらを上に向けて、手首にあるシワの指3本分を数えた位置にあるツボです。痛みを感じる人が多いので、あまり強く押さないように力加減は工夫してください。内臓の働きをよくしてくれるので、二日酔いなどにも効果的です。キャバ嬢なら知っておきたいツボですね。
・息を止める
しゃっくりが出たときに急いで止めたい場合、首だけを動かして下を向き、目はおへそを見るように顎を引きます。その姿勢で息を止めるのですが、時間としては苦しいなと感じるぐらいが目安です。少し苦しいぐらいになったら、唾を2回のみ込んでください。
息を止めると空気が入ってこなくなるので、横隔膜の痙攣が止まるといわれています。
・耳に指を入れる
人差し指を両耳に入れて、強めに押さえるだけです。耳を抑えるだけでどうしてしゃっくりが止まるの?と思うかもしれませんが、それはしゃっくりを発生させている原因である延髄が関係しています。延髄と耳にはつながっている神経があるため、刺激を与えて延髄の興奮を抑えます。その結果しゃっくりが止まってくれるでしょう。
耳を抑えるときは強すぎず弱すぎずのちょうどいい力で、30秒ぐらいキープします。
キャバ嬢として知っておきたい、しゃっくりの止め方についてご紹介しました。
まずはしゃっくりを予防することから始めて、もしも仕事中にしゃっくりが…というときには、簡単に止められる方法にチャレンジしてみてくださいね。