育児とお仕事の両立って、意外に大変…。
特にキャバクラで働くママさんは、夜中に子どもを家に残して出かけることはできませんから、仕事中は託児所を利用して、お子さんを安全な環境に預けるようにしましょう。
ご両親や夫(彼)の家に子どもを預けている方も多いと思いますが、少しでも不安がある場合は託児所の利用を考えたいところです。お母さんが不安に思うことは、子どもも同じく不安に感じています。
子どもが小さく、自分で何も判断できないうちは、保育士の資格を持っている人に預けるのがもっとも安全です。
「託児所つきキャバクラ」と言われてもイメージしにくいのですが、キャバクラの店内に託児所が入っているという意味ではなく、主に以下のように分けられています。
①専用の託児所と提携している
(キャバクラに勤めている店員が利用できる)
②託児所の利用料金を店が負担してくれる
(一部もしくは全部)
専用の託児所と提携を結んでいるキャバクラでは、無料もしくは格安でお子さんを預けることができます。多くは24時間営業となっていて、お母さんがお店で働いている時間帯はお子さんを無料で預かってもらえます。
利用料金を店が負担する場合でも、無料もしくは格安でお子さんを託児所に預けられます。
お母さんにとっては、我が子が快適に待ち時間を過ごせるかどうかも慎重に判断したいところ。「託児所と提携」と一口に言っても、どこかの狭い部屋の一室が託児室のようになっていたり、保育士資格を持っていない人が託児室の責任者になっていたり…と、ずさんなケースも少なくありません。
最初から1ヶ所に託児所が決まっているときは、そこを利用するか他の託児所を探すようにします。
お店が複数の託児所と提携していて、好きなところを自由に選べるシステムなら、お子さんが快適に過ごせる環境を選んでみてください。
託児所を選ぶポイントはいくつかありますが、最低限チェックしておきたいのは以下のとおりです。
①預けやすい立地にある
②利用料金
③快適さ(室内外の環境)
④資格を持っている保育士が常勤している
⑤食事の提供の有無
⑥保育士が一度にみる子どもの人数
①や②などは子どもを預けるうえで必ずチェックするポイントですが、③から⑥は子どもの満足度を考えて見ていきたいポイントです。ノウハウを持った保育士がきちんと常勤していて、食事が提供され、一人一人の子どもを丁寧にみてくれる保育所が理想的です。
また、犯罪や災害などの緊急事態に備えて、保育所がしっかりと対応できるかどうかもチェックしておきましょう。
施設内に防犯カメラが設置されているか、緊急時の避難経路が整備されているかどうか、お子さんが病気やケガなど、万が一の事態に陥ったとき、お母さんにすばやく連絡してくれるかどうかなど、保育所のサポート体制も把握しておきましょう。
店員さんを募集するためのキャッチコピーとして「託児所と提携しています」と書いておき、後から提携していなかったという悪質なお店もあります。託児所については、面接の際に詳しく中身を尋ねるようにして、できれば無料体験や見学をさせてもらえるお店を選びましょう。
中には、保育士ではなくキャバクラで働いている店員さんを待機させているような託児所もあります。
子どもにとっては、周りの環境や大人たちから受ける影響は決して小さくありません。ゆっくりと眠りたい時間にストレスを受けないように、安心のできる環境を整えてあげましょう。
最近では首都圏や大都市圏を中心に、環境の良い託児所が整備されつつありますが、24時間フル稼働していて、なおかつ環境が完璧に整っている託児所というのは、残念ながらあまり多くはありません。キャバクラ専用の託児所もあまり多くはないので、選択できる範囲は限られてしまいます。
しかしそれでも、働くお母さんを応援するために、託児所と提携するキャバクラは確実に増えてきています。託児所の料金は決して格安というわけではありませんが、お店が提携しているだけでも通常の料金より安く抑えることができます。詳しくはお店との面接や面談の際に確認し、納得したうえでお子さんを預け入れるようにしましょう。
もちろん、「お店が提携しているから安心」というわけではなく、必ずお母さんが前もって下見などをして、お子さんを預けるにふさわしいかチェックしておくことが大切です。子どもと長い時間離れるのは寂しいものですが、施設や環境が整っている保育所なら、お母さんもお子さんを預けていて安心ですし、気持ちを切り替えて働けます。
お子さんにとっても、快適に過ごせるということはとても重要ですから、ぜひいろいろな託児所を比べてみて、理想的な環境を選んでみてはいかがでしょうか。