キャバ嬢のためのお酒講座③ 芋麦米焼酎のおいしい割り方/ブログ キャバクラ体入・求人バイト情報

キャバ嬢のためのお酒講座③ 芋麦米焼酎のおいしい割り方
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更新:2019.09.20 作成:2019.09.24

日本酒と並んで大人気の焼酎。日本国内にもたくさんの酒造や有名な銘柄があり、最近ではフレーバー付きの焼酎も増えてきています。

焼酎の味を楽しみながらほろ酔い気分に浸る「ストレート」、氷が少しずつ溶けて飲みやすくなる「オンザロック」、寒い季節でも体を冷やさずお酒が楽しめる「お湯割り」など、さまざまな飲み方がありますが、さっぱりしたい時には水割りがおすすめです。

キャバクラにやってくるお客さんの中にも、焼酎が大好きでいろいろと飲み比べている人もいるかもしれませんが、実は焼酎にも「水割り」なるメニューが存在します。

そこで今回は、焼酎の水割りについて、詳しく作り方を見ていきたいと思います。

 

焼酎の水割りについて

ウイスキー同様、焼酎もストレートで飲むことができます。しかしそれではアルコール度数の高いものはすぐに酔ってしまうので、お水を足して(割り材にして)飲みやすくしたものが水割りになります。

焼酎には独特な麦などの風味が香るものや、シソ・フルーツなど配合されているフレーバーが香るものなどもあり、できれば薄くではなく濃いめを楽しみたい人もいます。

日本の代表的な焼酎には、芋・麦・米という3種類の原材料が有名ですが、それらの中にも季節によって味わいが変わったり、同じ作り方をしているのに地域によって味わいが違う場合もあって、口の中に入れてじっくりと味わいたいお酒です。

 

焼酎の水割りの作り方

焼酎の水割りも、手順としてはウイスキーと同じです。準備するものは「焼酎」「水」「氷」「グラス」「マドラー」「トング」になります。

事前に冷やしたグラスを用意し、そこにはみ出ないように氷を数個入れて、マドラーを回してグラスを冷やします。次に焼酎を入れてマドラーで掻き混ぜ、その後冷やした水を入れてさらにマドラーで掻き混ぜます。

水と氷については、それぞれ水道水を使うこともできますが、キャバクラではできるだけ美味しいお酒をお作りするのが基本です。水はミネラルウォーター、氷は専門の氷屋さんが製造販売しているかちわり氷を使います。

グラスを冷やすために氷を入れた後はいよいよ焼酎を入れていくのですが、どの程度まで注げばいいか分からないかもしれません。

水割りの場合、指1本分の幅だけ入れる「シングル」と、指2本分だけ入れる「ダブル」のどちらかが選べますので、シングルを選んだお客さんには、30ml程度の焼酎を入れ、その後マドラーで軽く混ぜてからミネラルウォーターを足しましょう。

焼酎の水割りの比率は、乙類の焼酎が6、水が4となるのが基本です。「ロクヨン」という呼び方でも知られています。ただし甲類焼酎は焼酎を3、水を7にして作りましょう。

氷→焼酎ときて、マドラーでゆっくりめに混ぜたら、氷が溶けない美味しいうちにお出しします。ウイスキーの水割りは氷を足してからお出しすることもありますが、焼酎は氷を足さずに、水を加えた時点でゆっくり混ぜたらそれでOKです。

本格焼酎の場合、ゆっくり混ぜることでお水や氷としっかりと混ざりあい、味が良くなります。

 

水以外の美味しい割り方

アルコール度数が高いのでいい感じに酔っぱらえて、さらに味と香りのどちらも楽しめるのは、焼酎ならではの魅力です。水割り以外にもウーロン茶や炭酸水で割ることもできますが、こちらは割り材によってそれぞれ比率が違ってきます。

「酎ハイ」と呼ばれる焼酎と炭酸水の組み合わせは、焼酎1に対して炭酸水を4にします。炭酸水が多めに入っているので飲みやすく、ジュースや炭酸飲料のような感覚でお酒が楽しめます。

濃いめにする場合は、焼酎1に対し炭酸水を2にします。焼酎の2倍ということで、焼酎の濃さが際立ってきます。

キャバクラではあまり行われないかもしれませんが、焼酎1、炭酸水1.5に対し、ジュースを0.5程度入れて割る方法もあります。カルピスや果汁入りのジュースで割って、さらに飲みやすくしたメニューです。

 

飲みきりか継ぎ足しか

キャバクラでは、一つのグラスで水割りを作った後、その後も繰り返し同じお酒を飲むお客さんがいらっしゃいます。

最初は薄めの水割りを楽しんで、次から少しずつ濃くしていく・・・という「継ぎ足し方式」をリクエストされることもありますし、お客さんによっては一度グラスの中のものを全部飲みきって、次の1杯を作る「飲みきり方式」を求める場合もあります。

どちらの場合でも、キャバ嬢の判断で勝手にお酒を継ぎ足したりしないように、お客さんのペースに合わせてお酒を足していってください。

 

まとめ

水割りといえばウイスキーのイメージがありますが、実はいろいろな種類の焼酎でも水割りを作ることができるんです。

ジュースや炭酸を混ぜたり、ストレートやロックで飲むなど、焼酎の香りと味を楽しむ方法はたくさんあります。

お客さんから水割りをオーダーされた時、すぐにお作りできるように、水割りを作る順番をぜひ覚えてみてください。