キャバ嬢のお仕事をしたいと考えた時、「自分はキャバ嬢に向いているのだろうか?」と思われる人は少なくないでしょう。
そんな不安を持つ人のために、ここでは、キャバ嬢に向いている人のタイプを紹介していきます。
キャバ嬢は基本的にはお客さんと会話をすることが仕事です。そのため、人と話をするのが好きな人はキャバ嬢に向いています。
話をするとはいっても、芸人さんのようにフリートークが達者な人ということではなく、どちらかと言うとお客さんの話を「聞く」ことの方が重要視されます。
上手に相槌を打ったり、軽妙に受け答えをしながらお客さんとの会話を盛り上げられるようになれば、人気キャバ嬢に近づいていくことでしょう。
人気キャバ嬢になると、様々な話題に対応できるように、新聞やテレビでニュースをチェックし、芸能やスポーツはもちろん政治経済もカバーしていることが多いようです。
お客さんの話を聞く時に、ただうなづいているだけではなく、表情豊かで心底楽しそうに振る舞うことができる人は、キャバ嬢に向いています。
「へぇ~、そうなんだ」「そうそう、それがいいんですよね」「あっそれ私好きです」「もっとそのお話聞かせてくれませんか」という合いの手をパアッと明るく花が咲いたようにしていくことで、お客さんも「もっと楽しませてやろう」「もっと笑わせてやろう」と話に熱が入っていきます。
「やりすぎかな?」というくらいの、少々オーバー気味のリアクションで、ちょうど良いかもしれません。
テレビのバラエティ番組の「ワイプ芸人」あたりが参考になるでしょう。
キャバ嬢としてお仕事をしていると、楽しいことや嬉しいこともありますが、それ以外にも、嫌なことや悲しくなることもあります。
例えば、指名してくれたお客さんが他店のキャバ嬢を指名するようになったり、他のキャストから心無い言葉を浴びせられることや、泥酔したお客さんから理不尽な説教やセクハラを受けたりすることもあるかもしれません。
そんな時に落ち込んだり迷ったりすることがあったとしても、立ち止まらずに「まいっか」と前を向いて歩ける人がキャバ嬢の適性があると言えるでしょう。
キャバ嬢のお仕事をしてみたいと思っている時点で、ある程度見た目に自信があると思われますので、これを見ているほとんどの人が、「向いている」ということになるかもしれません。
「立てば芍薬(しゃくやく)座れば牡丹(ぼたん)、歩く姿は百合の花」の言葉のような女性であれば言うことはありませんが、キャバクラのナンバーワンになるような女性は、一般的な容姿端麗の基準だけでは計れなかったりします。
髪型やメイクの工夫やドレスの着こなしなどで、大きく印象が変わるのもありますが、内面からにじみ出る要素も大きいのかもしれません。
愛嬌のある人というのも、キャバ嬢の適正ポイントのひとつです。
会社員などの職業の場合、愛嬌があるというのはメリットであると同時に、やっかみや妬みを呼ぶことも少なくありません。
その点、キャバ嬢の場合は愛嬌があるというのは、大きな武器となります。あなたの笑顔がお客さんを幸せな気分に浸らせてくれるのです。
キャバ嬢のような水商売の場合、ルーズで自堕落な印象がつきまといます。
ところが実際に人気キャバ嬢になるような女性は、真面目でストイックな部分が共通しています。
真面目であるからこそ、お客さんへの営業メールは欠かしませんし、毎日のように出勤します。新聞やインターネットなどからニュースのチェックもしますし、健康管理も仕事の一部として行います。
実際には、最初から「向いている人」ばかりが、キャバ嬢のお仕事をしているということはありません。
例えば「人見知り」といった、最も向いてなさそうな女性も、キャバ嬢のお仕事をしていくうちに、少なくてもお客さん相手には「人見知り」しなくなったということも珍しくないようです。
キャバクラ嬢という役を「演じる」ことで、役の中に入り込んでいるうちに、「違う自分」になれたということなのかもしれません。
キャバ嬢のことを「キャスト」と呼ぶのも、そのあたりが由来なのでしょう。
自分のキャラクターを決めて、それにふさわしくなるように演じられる人が、実際には「向いている」と言えるのかもしれません。
他人の悪口を言わない人というのも、キャバ嬢に向いているタイプです。
キャバ嬢は、お客さんを相手に会話をしていくことがお仕事になるのですが、他人の悪口というのは、盛り上がりやすい話題のひとつだったりします。
特にその場にいない人の話題というのは、あるコトもないコトも話の中に出てきても不思議ではありません。
悪口に乗らずに笑顔で聞き流すことができる人が、お客さんや他のキャストやスタッフからの信頼を得て、人気キャバ嬢になれる女性なのでしょう。悪口を言う人というのは、同じように悪口を言う人が周りに集まる傾向もありますしね。