キャバ嬢は夜の世界を盛り上げる存在ですが、華やかに着飾る女性の中には、朝から夕方にかけてキャバクラ以外のお仕事についている人もたくさんいます。
もちろんキャバ嬢一本、キャバクラ一筋でやっていくこともできますが、売れっ子になるまでには下積みも経験しなければなりません。お店に入ってすぐに「超売れっ子」になる人はあまり多くはなく、下積み時代はキャバ嬢としてのスキルを磨きながら、別のお仕事も掛け持ちしたりしています。
そこで今回は、キャバ嬢が持っている本職や本業について詳しく見ていきたいと思います。
正社員、派遣社員を問わず、会社員のキャバ嬢率は意外に高いです。
「普通に昼職をしているだけでは稼げない」という理由がほとんどですが、キャバ嬢そのものに憧れがあったり、見た目を変えてきれいになりたい、とにかく派手に目立ってみたいなど、会社員では実現が難しい目標をもっていて、キャバ嬢になった方もいます。
アルバイターとは、コンビニやカフェ、飲食店などさまざまな業種でアルバイトをしている人のこと。
普段はさまざまなアルバイトでお金を稼いでいますが、夜はキャバ嬢として活躍しています。
万が一仕事を辞めた場合のことを考えて、キャバクラとアルバイトの割合を1:4や2:3などにして、適度に掛け持ちをしている方も多いです。
キャバ嬢の中には、2つのキャバクラを掛け持ちしていたり、スナックやキャバクラのヘルプ、中には風俗嬢と兼業の方もいます。
最近では「朝キャバクラ」や「昼キャバクラ」など、日中にできるキャバクラのお仕事もあります。メインの仕事はキャバクラで、スナックなど別のお店でもちょっとだけダブルワークをして稼いでいる女の子もいます。
夜のお仕事を掛け持ちしていると、接客という部分でキャバクラとかぶるところもあります。肉体的・精神的にストレスも大きいので、キャバクラ以外のお仕事を掛け持ちする時は、スケジュールや体調管理に注意する必要があります。
ただし、夜のお仕事の特権として、顔バレや身バレなどがあまり気にならないということがあります。
お昼の仕事をしていると、夜の仕事がバレた時に肩身が狭くなりますし、仕事をクビになるリスクもあります。しかし夜のお仕事は掛け持ちOKのところが多く、お客さんに自分の顔を売るチャンスもあります。
たとえば、キャバクラ以外にダブルワークをしているお店に固定客ができたら、そのお客さんに「キャバクラに来て」と頼むこともできます。
逆に、キャバクラで獲得した指名客に、ダブルワークをしているお店に来ていただくよう頼むこともできます。(※どちらもお店のルールや規則によってはNGなので要確認)
普段は家庭を持つ主婦であり、もう一方でキャバ嬢をやっている女性もいます。
「独身の頃からキャバ嬢として働いていて、結婚・出産をしてからもう一度キャバ嬢に返り咲いた」というパターンや、「夫と別れてシングルになったのでキャバの世界に戻ってきた」など、その人によって事情もさまざまです。
子持ちで、育児をしながらバリバリ働いているお母さんキャバ嬢もいます。育児中のお母さんキャバ嬢の場合、「朝から夕方にかけては子育てに専念し、子どもが眠る頃にキャバ嬢として出勤する」という人が多いのですが、この場合は育児を応援してくれるお店で働くのが理想的です。
なぜなら、育児に理解の少ないお店では、スケジュール管理を全部自分でしなければならず、時間と体力がなければ、お仕事を長く続けるのは大変です。
育児を応援してくれるお店なら、保育所と提携したり、お母さんキャバ嬢同士で交流ができたりと、育児を応援するサポート体制が整っているので、子どもがいても安心して働けます。
学生の場合、専門学校や大学などの学校に通いながら、学費や自立にかかる費用を貯めるためにキャバ嬢をしている人が多いです。
学生さんの場合「親バレ」のリスクがあるので、ほとんどは親や家族にキャバクラ勤務を隠しているのですが、最近ではオープンにキャバでの勤務をカミングアウトして、お仕事の内容を理解してもらうケースも増えています。
学生でキャバ嬢になる理由としては、「一度キャバ嬢として社会を知って、スキルアップをしたい」という人、「お金をしっかり稼いでやりたい事をやる」という人が多いのですが、街中でスカウトされてキャバの世界に入ってくる人もたくさんいます。
芸能界を夢見てキャバ嬢になったり、すでにモデルや女優として活動をしながらキャバ嬢をやっているパターンです。
有名なキャバ嬢に憧れたり、モデルや芸能人としてデビューすることを夢みながら、副業としてキャバクラ勤務を選ぶ人もいます。
キャバクラでは接客や男性の扱い、女性らしい身だしなみやセンスなどいろいろなことが学べるので、「将来モデルや芸能人一本でやっていくときの参考になる」ということでキャバ嬢になる人もいます。
キャバ嬢には、主婦や学生などの一般人から、会社員、モデルなど本格的にお仕事を持っている人までさまざまですが、皆さんに共通していることは、なんとなくではなく「きちんとした理由や目的」があるということです。
本業や本職を大切にしながら、キャバ嬢を副業にしているので、時間と体力を使うダブルワークでもバリバリこなしていけるのかもしれませんね。