キャバクラでは、お店の中にカラオケを用意しているところも多く、お客さんと一緒に歌って盛り上がるときもあります。
「スナック感覚、もしくはキレイな女性のいる飲み屋さん」というお客さんには、お話だけでは足りないと思われますので、カラオケでどんどん曲を入れて、楽しいひと時を過ごしてもらいましょう。
キャバクラにやってきたお客さんとデュエットをする時、楽しく盛り上げるために押さえておきたいポイントを紹介します。
デュエット曲は基本的に、お客さんの好みに合わせていかなければならないので、キャバ嬢が知っている曲を選んで入れるというよりも、お客さんに自由に選んでもらってお付き合いする方が一般的。知名度の高い曲や人気の曲、有名どころなどは知識として頭に入れておくと安心です。
「男と女のラブゲーム」などは定番のデュエット曲なので、頭に入れておくと良いと思います。
お客さんは、キャバ嬢が自分の好きな曲を一緒にデュエットしてくれたら、とても嬉しいもの。歌が好きなのにあまり得意ではない時はなおさら、女の子側が引っ張って歌ってあげなくてはなりません。
曲が始まると、あいまいになっている部分がよく分からない時があります。お客さんが歌のうまい方なら、相手に合わせてついていくだけできれいなデュエットになりますが、歌がそんなに得意ではない+キャバ嬢自身も得意ではないパターンの場合、ガイドボーカル機能を使うか、メロディ音量を上げてごまかす方法があります。
ガイドボーカルがついていれば、自分たちで歌わなくても音声がアシストしてくれるので歌いやすく、忘れてしまったところもスムーズに歌えるようになります。
ガイドボーカルが使えない歌の場合は、メロディ音量を上げることで「それっぽい感じ」になるので、鼻歌などでごまかしたい時におすすめです。
「君が決めていいよ」と言われ、キャバ嬢が自分でデュエット曲を選ばなければならない時は、お客さんがついてこれるような曲を選びましょう。
ほとんどのキャバクラでは、お客さんの方が嬢よりも年齢が上であり、中にはご高齢の方もいらっしゃいます。若い人向けのデュエット曲などは曲そのものを知らない場合も多いので、キャバ嬢のチョイスで選んでしまうと、「これは知らないな~」と言われてしまう可能性もあります。
「男と女のラブゲーム」のように、ゆったりとしていて歌いやすい定番曲がベストです。
お客さんにあえてリードをお任せし、嬢は声のトーンを押さえて歌うとうまくいきます。普段の接客と同じく、上手にお客さんに甘えることができれば、楽しくわきあいあいとした雰囲気でデュエットが楽しめます。
大切なことは、完璧にデュエットを歌い上げるのではなく、お客さんが気持ちよく歌えることです。お客さんが楽しく、気分良く歌えているかを考えながらお付き合いしていきましょう。
デュエットにどうしてもついていけない時は、手拍子や鼻歌などを活用してみてください。
歌えないからといってお客さんの隣から離れてしまうと、一人ぼっちで歌わなければならず、相手にとても失礼になります。最後まで一緒に歌う、くらいの気持ちで付き合うことが大切です。
・カラオケが苦手でも諦めない
デュエットを歌う以前に、「カラオケが苦手すぎてお付き合いできない・・・」という人や、歌は好きだけど、音程やリズムがうまく取れないので自信がない人もいるかもしれません。
しかし、カラオケも大切な接客のうちの一つですので、できないからと諦めるのはもったいないものです。お客さんとトークをしない代わりに一緒に歌を歌うだけで、それ以上の余計な接客がないので、考え方によってはご褒美のようなイベントとも考えられます。
歌が歌えないと思っていても、練習を重ねることで音やリズムが取れるようになったり、歌を歌うことが楽しくなってきたりします。普段から自宅で音楽をかけて、ボーカルに乗せて口ずさんでいるだけでも、カラオケの良い練習になりますよ。
カラオケのデュエットは難易度が高いイメージがありますが、実際にはソロで歌うよりもかなりお得感があります。一人きりでみんなの前で歌う方が恥ずかしいですし、お客さんと二人で歌えば、どちらかが音程やリズムを取れるので歌いやすくなります。
歌が苦手というキャバ嬢でも、歌が好きなお客さんに当たってしまう可能性は高いですし、せっかくだから一緒に歌おう!と誘われるケースも少なくありません。もちろん歌えないとお断りすることもできますが、継続して指名を頂くためには、ちょっとした気分転換としてカラオケにお付き合いするのもありだと思います。
カラオケ付きのキャバクラでは、お客さんと一緒に歌を歌うことが一つのイベントとして重宝されています。先ほどあげたポイントを意識しながら、上手に指名につなげていきましょう。