キャバ嬢の中には「会話が苦手」「うまくコミュニケーションがとれない」「会話が続かない」といった悩みを抱える女性も多いようです。
知っておいてほしいことは、会話が上手くなったり盛り上げ上手になる必要はないということ。接客で相手に心地よさを与えるコツは「話の相性を合わせる」ことです。
この女性と話していると落ち着く、とか、この人に話を聞いてもらうと話しやすい、と思わせることが何よりも重要なんです。
そして、とてもシンプルな方法で話の相性を合わせることができます。今回ご紹介する2つのポイントを参考にして、コミュニケーションの苦手意識を克服してみてはいかがでしょうか。
自分の言いたいことを話すのではなく、相手が話したいことを引き出すのがポイント。もっとも簡単な方法が、相手の話を軸にして会話を進めていけば楽です。
興味のありそうな話題で質問すれば自然と会話がつながって、相手の話を軸にして話を進めていけるので共感しやすくなります。
質問されるということは、「共通点を探している」か「興味を示している」かのサイン。質問されると、ついつい自分の話をしたくなりますが、質問に答えたらすぐに相手の話題へと戻すのが無難な策です。
この流れを意識すれば、話の相性度がグッと上がります。無意識のうちに、相手はあなたに好感をもち、もう少し話していたい気持ちになるはず。話の相性が良くなれば印象も良くなりやすいので心がけたいポイントですね。
なぜキャバ嬢は「聞き上手になる」ことが重要なのか、それは「相手の欲求を満たす」もっとも好ましい方法だからです。
さらに、自然な会話を成立させるコミュニケーションの柱になります。会話を進めている人が話をリードしていると思われがちですが、実は聞いている人が会話の流れを作っている場合がほとんど。
そもそも会話が盛り上がらないのは、自分が切り出した「話題」に相手が興味を感じていない場合が多いんです。だから、無理に話題を切り出すのではなく「上手に聞くこと」が重要です。
聞き上手で意識したいポイントは「自分がインタビューしている立場」だと思うこと。インタビューの3原則は、自然なリアクション、キーワードのオウム返し、笑顔です。インタビュアーになったつもりで、会話の波をつくれば聞き上手が身につきます。聞き上手は話の相性度を上げる重要なポイントですよ。
●自然なリアクション
客:「僕はアウトドアが好きで夏になるとキャンプに行きたくなるんですよ」
キャバ嬢:「そうなんですか。アウトドアって楽しそうですね。キャンプしたことないので興味があります!」
●キーワードのオウム返し
客:「バーベキューもいいけど外で食べるカレーも最高ですよ」
キャバ嬢:「キャンプと言えばバーベキューかと思っていました。外で食べるカレーも楽しそうですね。一度経験すると、ヤミツキになりそうですね♪」
●自然な笑顔
ポジティブな印象を与えるには笑顔が基本。相手の話を聞いているときには自然な笑顔を心がけましょう。満面の笑みでは不自然なので、あくまで自然体な笑顔を意識すること。会話している最中は口角を上げるように意識するだけでも効果的ですね。
客の話を聞くのが下手なキャバ嬢は、平気でネガティブなワードをぶち込みます。「でも」「だけど」「ありえない」「盛ってるでしょ?」など、否定をイメージさせるような言葉はNGです。
人は誰しも否定されると嫌な気分になります。キャバクラという特別な空間なら、なおさらモヤッとした気持ちになりますよね。
子供でも大人でも自分のことを肯定してくれる人に関心と好意を示し、否定されるよりも肯定したほうがコミュニケーションは上手くいくのです。
肯定感を与えるような会話ができれば与える印象も良くなります。このキャバ嬢と話していると落ち着くなぁ、そう思わせることができるのが肯定感を与える会話です。
相手が発した言葉を否定しない、ネガティブな印象を与えない、共感してあげる、分かってあげる、不満や不安をポジティブな返事でやわらげてあげる、これらのポイントを頭に入れておけば肯定感を与える会話が成立しやすくなりますよ。
キャバ嬢のなかには「会話が苦手」「うまくコミュニケーションがとれない」「会話が続かない」といった悩みを抱え日々葛藤しながら頑張っている女性もいます。
無理してネタを収集したり喋り方を上達させようとしたり、盛り上げ上手になろうとする必要はありません。
接客で大切なのは、「話の相性を合わせる」ことです。
このキャバ嬢と話すと喋りやすい、と思わせることができれば指名につながる可能性も高くなりますね。あれこれ複雑に深く考えず、まずは聞き上手を身につける努力を始めてみてはいかがでしょうか。