キャバ嬢は仕事上お酒を飲む機会が多い職業です。中にはお酒を飲むことが仕事という人もいるかもしれませんが、(「ドリンクバック」という報酬もありますし)お酒を飲むことで、喉の痛みや声がかすれてしまうことになりがちです。
もちろん煙草も喉の痛みや声がれに大きく影響します。
ここでは、喉の痛みや声がれに効く「ツボ」などの対処法について紹介していきます。※ツボに関してはなるべく専門家のアドバイスを受けてから「自己責任」でお試しになるようお願いいたします。
喉の痛みや声がれに効くとされている6つのツボです。
1.水突(すいとつ)
声がれや喉の痛みといえば、まずはこの「水突」を試してみましょう。喉仏(のどぼとけ)から斜め下(左右2箇所あります)の位置にあるツボです。
左右の耳元より、鎖骨の中心に向かう形で存在する「胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)」の内側の縁にあります。
誤って喉を突いたりしないように注意しながら、指の腹を使って弱く優しい力で押すようにします。
2.天突(てんとつ)
声がれや喉の痛みに効くツボには、「天突」もあります。
首の付け根と両サイドの鎖骨に挟まれた中心に位置するくぼみにあるツボです。
こちらも喉を突かないように気をつけながら、ソフトに優しく丁寧にマッサージするようにします。
3.気舎(きしゃ)
喉の痛みに効くツボには、「気舎」もあります。
天突のツボから左右に指2本分ずらした位置にあるツボです。3秒ほど時間をかけて、ゆっくりと優しく押します。手を滑らせて喉を突かないように注意してください。
4.合谷(ごうこく)
手の甲の親指と人差指の付け根より気持ち外側(指先側)に位置するツボです。このツボは、強めに長く押すことがポイントです。
喉の痛み以外にも、肩こりや頭痛などにも効くツボとされています。
5.天柱(てんちゅう)
喉の痛みを緩和させるツボには「天柱」もあります。
首の後側で、首の骨のくぼみの両側にある筋肉の、ちょうど生え際のあたりにあるツボです。親指を使い、他の指で頭を抱えるようにしながら、強めに押します。
6.風池(ふうち)
「天柱」からちょうど指一本分外側にある、喉の痛みを緩和させるツボです。「天柱」と同じように、親指を使って強めに押すようにします。
声がれや喉の痛みには、ツボの他にも効果的な食材があります。
1.ハチミツ
ハチミツには「グルコン酸」が含まれており、グルコン酸の「殺菌消毒作用」に喉の炎症を抑える効果があると言われています。
ハチミツの中でも「マヌカハニー」と呼ばれる種類に、より多く含まれているようです。
「マヌカハニー」は、声優などの声を使う職業の人にも愛用されているほどで、市販ののど飴の中にも含まれている商品もあります。
高価なものほど効果があるのではないか?とも言われています。(プラシーボ効果的なものがないとは言えませんが…)
ハチミツはそのまま食べる他、紅茶やプレーンヨーグルトに入れることで、より摂りやすくなります。ただし、カロリーがそれ相応にありますので、くれぐれも食べ過ぎには注意してください。
2.生姜(しょうが)
お寿司の「ガリ」や「生姜焼き」に使われるように、身近な食材でもある生姜は、中国では漢方にも使われるほどの薬効成分があります。
主に身体を温める効果があり、喉の痛みの緩和というよりも、血行を良くして、免疫力を高めるために摂ると良いかもしれません。
3.大根
一部ではおでんの主役とも言われている大根ですが、喉の痛みや声がれにも効果がある食材でもあるようです。
手軽に食べられるのは大根おろしですが、大根の先の方になればなるほど、辛味が増す傾向がありますので、辛味が苦手な人は、葉のついている太い方で作るようにすると良いでしょう。
大根をさいの目(1センチ角程度)もしくは短冊状に切ったものを、ハチミツに漬けてしばらく置いてから、そのハチミツを飲むことで、大根とハチミツの両方の効果を得ることができます。
4.レンコン
おせち料理に「見通しがきく」縁起物として入っているレンコンにも、喉の痛みや声がれに効く成分があると言われています。
レンコンに含まれる「ムチン」には、呼吸器などの粘膜を保護する働きがあり、ポリフェノールの一種である「タンニン」には、喉の炎症や腫れを抑える作用があります。
他にもコラーゲンの生成に役立つビタミンCや、身体を温める効果があります。そのまま料理に使うのも良いのですが、すりおろしたものの方が吸収しやすいようです。
5.緑茶
普段何気なく飲んでいる緑茶にも、声がれや喉の痛みに有効な成分が含まれています。緑茶の成分であるポリフェノールの一種「カテキン」には殺菌作用があると言われていま
す。
ペットボトルの緑茶の場合、なるべく蓋を開けたらその日のうちに飲みきるようにしましょう。どうしても飲めない場合は、冷蔵庫に入れて次の日に飲むようにしてください。
喉の痛みや声がれは、軽いものや風邪が原因の場合は、数日で治ることもありますが、長期間痛みが続く場合には、耳鼻咽喉科にて医師の診断を受けるようにしてください。
もし声帯にポリープができている場合、手術の可能性もあります。