キャバクラで働きたい場合、どんなルートで入店するのが好ましいのでしょうか。
街を歩いていると声をかけてくるスカウトマン。
はじめはキャバクラの話をもちかけますが、次第に「ガッツリ稼ぐなら風俗のほうが良い」といった話にすり替えていきます。
なぜなら、女の子をキャバクラに紹介するよりも風俗店に紹介したほうが高いマージン(報酬)をもらえるからです。つまり、本当の目的は風俗嬢になる女性を探しているわけです。
スカウトマンの育成では、風俗に興味がない女の子を上手く落とすための会話も練習するほどで、キャバクラのスカウトと見せかけて近づいてくるケースが非常に多いんですね。
また、スカウトマンの給与は安定しないので、経験が浅い新人スカウトマンが多い傾向があります。ですから、それほどキャバクラ店とのパイプも強いわけではありません。
パイプがなければ紹介する店も少ないということ。また、その店のことを詳しく知らないので、ブラックに近い店舗を紹介されてしまう可能性もあります。
悪質なスカウトばかりではありませんが、良いスカウトマンに出会う確率のほうが低いです。スカウト経由でキャバクラに入店するのはリスクが高いと言えそうですね。
近頃はインターネットでもキャバクラ専門の求人を見かける機会が多くなりました。
より詳しい情報が載っているサイトも多く、仕事内容や給料体系など知ったうえで検討できます。
地域に特化した求人が多く、体験入店で自分に合った店選びができるのも嬉しいメリット。短期や長期などスタイルに合わせて条件で検索できる点は求人の良いところです。
しっかり腰を据えてキャバ嬢になりたいという人は、ナイトワーク専門の求人で自分に合った店を選んで面接するのがオススメでしょう。
キャバ嬢にも派遣があります。
ナイトワーク専門の派遣会社が、提携先のキャバクラ店にキャバ嬢を紹介するというシステムです。
求人経由でガッツリ働くのとは違い、派遣キャバ嬢はノルマや高いスキルを求められないというメリットがあります。
副業でキャバ嬢になりたい女性や、期間を決めて稼ぎたい女性にオススメ。
その1 基本的にシフトが自由
キャバクラに勤めると、最低でも週何回といった出勤回数の制約がある場合がほとんど。もし休んだらペナルティーを受けてしまうこともあります。無断欠勤すれば速攻でクビになるケースも。
これに対し、派遣キャバ嬢にはシフトに関するリスクがないのが特徴です。好きな日にシフトを組んで、働くことができるのです。
集中的に働いてガッツリ稼ぐこともできますし、副業程度で月2~3回のシフト調整することも可能。体調不良や急な用事で休む場合、無理せず働けるというのが嬉しい点ですね。
その2 厳しいノルマや営業がない
キャバ嬢は個人事業と同じような仕事ですから、自分の売り上げを上げるためには営業やノルマが必要になります。しかし、派遣キャバ嬢の仕事は在籍キャストのヘルプです。
店内でのヘルプがメインの業務ですから、指名をとったり同伴に誘ったりすることもないので通常のキャバ嬢と派遣キャバ嬢では明らかに違います。
ラインや電話番号を交換し、日頃から営業する必要もありません。だから、大きなストレスを抱えることなくプライベートの時間を大切にできるというメリットがあります。
その3 Wワークで収入を増やせる
職場が副業OKなら派遣キャバ嬢で収入を増やせます。昼間はOL、夜は派遣キャバ嬢でお金を貯める女性も意外と多いんですよ。
ほかにも、昼のアルバイトと派遣キャバ嬢でWワークというパターンもありますね。一般的なアルバイトよりも時給が高いので、短時間で効率よく稼げるというメリットは大きいです。
派遣キャバ嬢の時給はノルマに関係なく固定されているので、なかには1時間で3000円~5000円以上の時給が約束されている派遣会社もあります。
ただし、副業が禁止されている職場で勤めている女性にはオススメできません。また、本業に支障が出てしまうレベルで派遣のシフトを増やすのも要注意。
ライフスタイルのバランスを上手くとって上手に活用すれば、キャバクラの派遣は今よりも大幅に収入を増やせるチャンスと言えそうです。
その4 退店するときのストレスがない
キャバクラに在籍すると、辞めるときに理由をつけたり事情を説明したりして辞めづらいというストレスが伴う場合もあります。
お店に引き止められるケースもあって、そうなると厄介。そうした“しがらみ”が派遣キャバ嬢の場合はありません。派遣会社に辞めたいと言い、退店するのが基本の流れ。
合わないと感じたら別な店を紹介してもらったり、年齢に合った店を紹介してくれたりする派遣会社もあるので安心してキャバクラで働けるのはメリットですね。
スカウト、ナイトワーク専門の求人、派遣キャバクラの紹介など、キャバ嬢になるルートは様々です。
それぞれの特徴を理解し、自分に合ったライフワークを実現させましょう。