キャバ嬢にも様々なタイプがいるように、客も十人十色です。
あらかじめタイプを知っておけば、いざというとき接客で役に立つかもしれません。
俺と別の男は違う、そんなタイプで、「いい人を演じる」癖があります。
「俺はキレイな飲み方を知っている」とか「夜の仕事に理解がある」と、いい人に見られたいわけです。
とくに害はありませんが、発した一言に対して気持ちよくさせてあげないとスネル傾向があるので厄介な一面も。つまり、プライドが高いんですね。
良い人に見られたいタイプの客を上手く接客するテクニックは、一挙一動に対して褒めてあげること。
ただし、わざとらしくではなく自然に褒めるのがポイントです。
「紳士的ですね」とか「物知りですね」といった感じで、会話の節々に褒め要素を入れ込むとコミュニケーションがとりやすくなりますよ。
悪い言い方をすれば金払いが悪いケチな客。営業を頑張って来店したと思えば、一杯のドリンクを拒んでワンセット粘ろうとするタイプです。
面倒くさいタイプですが、実は上手に育てることで上客になる可能性を秘めています。そのためには、キャバクラで会うことの「特別感」を感じさせること。
たいていケチなタイプは普段からラインやメール、電話をかけてくる傾向があります。店に行かなくても、メールや電話でキャバクラ疑似体験をするわけです。
そんな男性には、「〇〇さんとのメール(電話)は楽しいけど、せっかくならお店で話せたほうが嬉しいです。営業メールじゃなくて、流れ的にこんな話になったけど本心ですよ」といった感じでしょうか。
来店して、たとえケチで金払いが悪くても定期的に来て指名を入れてくれるなら結果的には好都合な客。
ケチだからと面倒くさがらず、育ててみると大切な客の一人になるかもしれませんよ。
まぁ、自慢が多いこと。
いくつになっても過去の武勇伝や自慢話を繰り広げ、「俺ってす
ごいよね」「こんな男って格好よくない?」オーラを発してくるタイプ。
良く言えばポジティブですが、悪く言えば“オレ様”体質な男性。こういうタイプは周りを少し見下す傾向があるので、気に障る対応をすると厄介です。
ですから、自分に関係ない話には興味がありません。
その男性を中心に、徹底的に持ち上げて気持ちよくさせる接客が無難な方法です。チャレンジすると面倒くさいですから。
面白くない話題でも、「それ、すごいですね!!」とか「〇〇さんの話は勉強になる!」と、あからさまにオーバーリアクションして特別扱いしてあげることがコツです。
たとえば何か褒めても「どうせウソでしょ」「本心は違うでしょ」と発した言葉を皮肉にとって、いちいち警戒心をアピールするタイプの男性。
こういうタイプは先入観の塊です。だから、そもそも心を開いて純粋に楽しむ気持ちはないのです。
しかし、皮肉を言うタイプほど、実は“かまってちゃん”の可能性が高いです。
「どうせウソでしょ」という皮肉に対して、「そんなことないよ」「本当ですよ」とフォローを入れても効果が薄いので、もっとも効率的なのは「純粋な女の子」を演じること。
変に褒めたり茶化すのではなく、「気に障ったならごめんなさい。変な気持ちにさせる気はなかったので・・・」と一言つけて、話題を変えるのがベストな対応ですね。
気まずい雰囲気になると自然な笑顔で「なんか緊張しちゃいますね」と、自分も同じ気持ちでいることを共感させれば、警戒心が強いタイプは罪悪感を抱いて優しい一面をみせやすくなりますよ。
ノリが軽くてチャラいタイプ。セックスしたい=ヤリ目的で、とにかくキャバ嬢を口説くためにキャバクラに来たような感じの男性。
口説くハードルが高いと思っているのか、あまり高級キャバクラには行かないタイプですね。
こういうタイプは店で口説くというよりも、店の外に連れ出すことを第一の目的にします。
付き合ってくれないなら指名しない、一回してくれたら指名する、など、平気で枕営業ウェルカムの言葉を言ったりする要注意人物ですね。
若い男性に多く、たいてい経済力がない男性に目立ちます。上手く育てて色恋から友達営業に変化させられれば売り上げに貢献しますが、なかなか難しいのが現実。
コントロールできないと見切って、きっぱり色恋を断るのもキャバ嬢の仕事です。どうせ1回セックスしたら来なくなる・・・そんなチャラい男が多いですから。
わざとヤキモチを感じさせるような言動で、おちょくるタイプ。まるで小学生レベルの幼稚な男性です。
わざと「もう帰ろうかな~」とか言って興味をひいてみたり・・・。
相手にするのが疲れてイラっとする瞬間もありますが、そんなときこそ笑顔をつくって我慢、我慢。ただし、しつこく度が過ぎるようなら「本当に泣いちゃいそう」と悲しいフリをして様子をうかがってみるのもアリです。
すると、意外にも「ごめん!冗談だよ」と直ぐに謝るケースが多いですね。そしたら、「じゃ、よかった」と言葉をかけてあげれば勝手に優越感に浸って喜んでいます。
ピーターパンのようにイタズラして好きな子を振り向かせたいだけ。上手に相手してあげれば、息の長い安定した客になるかもしれません。
客のタイプを知って、傾向と対策を用意しておくのもキャバ嬢にとって大切な顧客管理と言えそうですね。ぜひ、参考にしてみてはいかがでしょうか。