キャバクラでの接客中に「このお客さん、私に興味ないのかも」と感じるときありますよね。
「目は口ほどにものを言う」ってことわざがありますが、実際に人間は無意識のうちに体の動きや態度で反応を示している場合があります。
会話中に現れる客の態度で、自分に対する興味をチェックすることも可能です。楽しく話しているように見えても実は全く自分に興味をもっていないサインがあるのです。
そのサインが接客しているときに目立つようであれば、何かしらの対処が必要になるでしょう。つまり、興味をもってもらえるよう仕向ける必要があるわけです。
そこで今回は接客中でも確認しやすい目と手の動きに的を絞り、会話中の態度で分かる客の興味がないサインについてチェックしていきたいと思います。
コミュニケーションの上級技ですが、知っておいて損はありません。慣れないうちは、ほかのキャバ嬢が接客している客の動きを見てサインの見分けを練習すると効果的ですね。
態度に現れる体のパーツとして、手の動きは会話中に何かしらのサインを送っている場合が多いです。なかでも代表的なサインが「手を顎についた」時です。
顎に手をついて話を聞いたり接している時には、満足していない、なんとなく不快だ、つまらない、そうした表れのサイン。会話中、両手で顎を支えているようなら要注意。
また、鼻や目をこすったり、首の後ろや髪を何度も触ったりするようなら「退屈」とか「興味なし」といった場合に出やすいサインです。
関心がないという感情が無意識に体に表れてしまっています。腕組しながら会話している人は「自分を守る」という本能が無意識に働いているので、自分に対して好意を示していないか警戒しているか、どちらかの可能性が高くなりますね。
・あご手で支える、あごに手をつく
・鼻や目を何度もこすったりする
・何度も首や髪を触る
・腕組みしながら会話している
あごを手でさする動きは手のひらを見せることと同じで、満足していることを示しています。逆に、好ましくない状況もあります。
同じあごに手をやるのでも、両手で支えるしぐさは「不満足」や「不愉快」をしめします。頬杖の変化形ともいえますが、相手はあなたの話に関心を持っていません。
出典:ボディーランゲージでわかる感情の動き(ダイヤモンド社 書籍オンライン)
手を大きく広げて机の上に置くといった仕草は、相手がリラックスしている状態を表します。警戒を解いて話を積極的に聞こうとしているのです。
引用:脈ありかどうかは相手の姿勢で判断せよ(ダイヤモンド社 書籍オンライン)
目線や視線は自分への好意を確かめるうえで重要な手掛かりになります。適度に視線をそらせながら会話をしている様子が理想的です。
「視線を合わせ、しばらくしたら視線を外す」こうした動作を繰り返す客は、そのキャバ嬢に対して好意や興味を示しているサインです。
まったく視線が合わないというのは問題。よっぽど人見知りの客なら話は別ですが・・・。
視線を合わせないのは興味をもっていないサイン。ただし、視線を外さずにじっと見続ける場合もあります。これは違った意味で興味を示しているサインです。
警戒心や対抗心など「注意」や「観察」といった意味合いがあります。適度に視線をそらしたりチラチラ目を合わせるようなら大丈夫ですね。
・視線を合わさない、合わそうとしない
・何かを探すように周りをキョロキョロと見回す
・何度も時計を見る仕草をする
・スマホを見ながら話を聞いている
しばしば視線が合う人というのは、あなたに関心や好意を持っている人と言えるでしょう。穏やかな表情や笑顔が合わさっているとすれば、その確率はさらに高くなります。
引用: 瞳の動きで相手の心が読める(ダイヤモンド社 書籍オンライン)
人には、相手との関係性によって快適な心理的距離が決まっています。この距離が近ければ近いほど相手との関係は親密だと言えるでしょう。
たとえば、腕一つ分の距離というのは親密な距離です。ある程度、心を許した間柄でなければ、踏み込まれると違和感を覚えます。つまり、相手と腕一つ分の距離に入ったとき、どんな反応を起こすかで分かってしまうのです。
好かれているサイン、嫌われているサイン(ダイヤモンド社 書籍オンライン)
もしも興味がないサインが表れたら、その時は相手の気をひくしかありません。もっとも手っ取り早い方法がボディランゲージでアプローチする方法です。
こちらがポジティブなボディランゲージをすれば、相手に良い影響を与えることができます。そうすれば相手もマネたくなって意識を集中させます。
笑顔で微笑みかけたりソフトなボディタッチで気をひいてみたり、なにかしらの工夫やテクニックが必要になるでしょう。その好意が伝われば相手もポジティブなボディランゲージを見せてくれるはずですよ。
●客が見せるポジティブなボディランゲージの例
・照れて下を見たり、目をそらしたりする
・手足がリラックスしている状態
・身を乗り出して話をしている
・腕を組んでいない
・アイコンタクトの回数が増える
キャバ嬢にとって接客は生命線です。
フリーの客を楽しませて背名をとってナンボの世界です。客が見せるサインを注意深くチェックして、もし好ましくないサインが表れたらピンチをチャンスに変えて自分の客にしちゃいましょう!