夜の世界で男を“もてなす”キャバクラ嬢。
日常と一線を引いた特別な空間で男性を接客するキャバクラ嬢にとって、見た目や立ち振る舞いに気を配ることは基本中の基本です。
会話が上手くて人当たりが良くても、身だしなみが不十分ならキャバクラ嬢としては失格。
ヘアスタイルやメイク、ドレスアップなど、一流のキャバクラ嬢は「美しく見せる努力」を徹底しています。
では、どのような身だしなみがキャバクラ嬢に相応しいのでしょうか。キャバクラ嬢に相応しい身だしなみについて大切なポイントをチェックしていきましょう。
ナンバーワンや売れっ子キャバクラ嬢を見ると、夜の世界ならではの「派手さ」があります。言うまでもなく、キャバクラは「地味」とは無縁の仕事です。
たとえば、昼のビジネス街をドレスアップしたキャバクラ嬢が歩いていると違和感がありますよね。当然、その場に相応しくない格好ですから周囲にドン引きされるでしょう。
反対に、派手な衣装で着飾ったキャストの中で、地味な服装やメイクで働いていると浮いた存在になります。つまり、キャバクラ嬢は派手で当たり前の世界なのです。
しかし、ただ派手にドレスを着飾りメイクするだけの問題ではありません。清潔な印象を心がけ、そのうえで華やかさをつくり出す必要があります。
男性は女性に好意を抱くとき、本能的に「清潔感」を探る生きものです。たとえルックスが好みでも清潔感がなければ「好きになれない」と区別してしまいます。
日常と一線を引く特別な空間に相応しい「華やかさ」と、男性が本能的に心地よさを感じる「清潔感」を併せ持ってこそ、接客のプロが徹底しなければならない身だしなみと言えるでしょう。
清潔感を身にまとうのは、そんなに難しい話ではありません。目につきやすいパーツをケアしたりニオイに気を配ったりすることで印象は大きく変わります。
たとえば、指先や手、髪の毛や服装、口臭や体臭などは対面したときに印象を左右するポイントですが、そうしたパーツのケアやエチケットに気を遣えば清潔感が身につきます。
<指先や手のケア>
男性は指で情報をキャッチする生きものと言われているくらい女性の手に敏感です。おしぼりを渡したりお酒をつくったり、とくに接客では指先や手に目がいきやすくなります。
ネイルケアや手荒れのケアはキャバ嬢にとって大切な身だしなみの一つ。
<メイクの清潔感>
肌がキレイに見えるメイクをマスターすることで清潔な印象に近づきます。派手に化粧を盛るのではなく、メイクで肌質をキレイに見せられるかがポイント。
自分に合ったメイクアップを習得するのも、キャバクラ嬢が身につけなければならないテクニックですね。
<ヘアスタイリング>
ドレスアップに相応しいヘアスタイルは当然ですが、肝心なポイントは「自分の顔やコーデにマッチした髪型であるか」に着目しましょう。
大人顔なのにギャル系のヘアアレンジはナンセンス。メイクやドレスアップにあわせて統一感を演出することが大切です。
また、ボロボロに傷んだ髪の毛は清潔感を損なうマイナスポイントなので注意しましょうね。
<ニオイのエチケット>
香水はきつすぎないフレグランス系がベスト。とくに男性は、爽やかなシトラス系や石けんの香りなどナチュラルなニオイに心地よさを感じるので、きつい香りは避けたほうが無難です。
体臭のケアはもちろんですが、髪の毛のニオイや口臭にも気を配りましょう。
やたら派手に仕上げても華やかに見えないキャバクラ嬢もいます。反対に、メイクや髪型がナチュラルなのに、なぜか華やかに見えるキャバクラ嬢もいたりします。
その違いは、「垢抜け感」がつくりだす「色気と艶」なのです。言うなれば、「夜の世界に溶け込んだ雰囲気」とも例えることができるでしょう。
メイクやヘアスタイル、ドレスアップでキャバクラ嬢に変身したら、次は、仕草や立ち振る舞いで“お水の女性”を演じなければなりません。
一つ一つの動きを丁寧に、アイコンタクトや話し方、指先や手の動かし方など所作や行動に気を配ることで女性らしい色気と艶が生まれます。
一流のキャバクラ嬢は女優。接客という舞台で「男に好かれる女」を演じているわけです。
そのために必要なエッセンスが色気と艶。表情のつくり方や指先の動かし方を変えるだけでも女性らしく見えますし、艶を出すには“やりすぎ”くらいが丁度よくなります。
まずはモノマネでもかまいません。どうしたら色気を感じさせられるか、艶を出せるかをチェックし、自分自身を「美しく華やかに魅せることを意識する」ことが大切なポイントです。
そうしてコツをつかんでいけば経験に伴って自然と雰囲気が垢抜けていきますし、接客や立ち振る舞い方にも自信がついてくるでしょう。
一流のキャバクラ嬢を目指すには、まずは身だしなみを徹底する必要があります。「清潔感」と「華やかさ」が共存してこそ、男性を「ドキッ」とさせることができるのです。