キャバクラにはいろんなタイプの男性が来店します。しかし、大きくカテゴリーすると「細客」と「太客」の2つに分類できますよね。
どちらも席に座った時点で同じ”お客様”。いいお客様だけではありませんし、正直なところ嫌な客もいるでしょう。けれどキャバ嬢は好き嫌いだけで客を選んではいけないのです。
デキる人気キャバ嬢は細客であろうと太客であろうと大切な客として扱います。それぞれ両方が自分の売り上げに貢献していることを理解しているからです。だから、営業も太客に偏ったりしません。
たとえば一晩で20万円使ってくれる太客がいるキャバ嬢と、1万円を定期的に使う客を20人抱えているキャバ嬢では、後者のほうがキャバ嬢として優れています。20万円の太客が切れてしまうとダメージが大きく、その反面、19人になっても安定した売り上げを維持することが可能です。
細客も太客も差別せず全員を大切にしていれば、もし太客が切れてしまってもフォローができるのです。そして、細客が太客に変わる可能性もあります。
どんな客でも、どんなふうに“化ける”かなんて予想できません。細客だと思っていても、実はキャバクラに慣れていないだけで、本当は太客という可能性もあるわけです。
上手に客を育てることができれば、太客じゃなくても安定した売り上げでナンバーワンを目指すことも夢ではありません。デキるキャバ嬢ほど、客の育て方を心得ているものですよ。
先入観や思い込みは損をします。第一印象が悪い客でも、もしかしたら定期的に通ってくれる常連になってくれるかもしれません。
そもそも誰が指名してくれるか、自分を気に入ってくれるかなんて分からないこと。なるべくフリーの客とは連絡先を交換して、指名につなげる努力が必要です。フリーの客20人を相手にしたら、そのなかの一人が指名を入れてくれれば上出来。
確立を増やすには分母を増やしたほうが達成しやすくなります。
そういった意味でも、太客と細客を区別するのはナンセンス。
金払いがいいから太客、ワンセットで帰るから細客、そんな決めつけは客を育てるうえで邪魔になりますよ。
客を育てるためにはコミュニケーションが欠かせません。
嬉しいという言葉は客の心に響きやすく、心地よさを感じるフレーズでもあります。
来てくれて嬉しいと言われるだけでも、客は「よかった」と思うもの。プレゼントや花束をもらったときには、大げさなくらい感謝の言葉を伝えて嬉しさをアピールしましょう。
太客や細客と差別化せずに、それぞれ平等に特別扱いすることが大切。自分以外の指名客がいると分かっていても指名するのは、そのキャバ嬢が特別な存在だからです。
そのなかで特別な存在でありたいと思うのは当然。色恋で特別扱いするのではなく、一人の人間として“ご縁”を大切にする姿勢が重要です。
「〇〇さんは私にとって特別なお客様。いつも支えてくれて感謝しています」と何気ない一言を添えるだけでも抜群のコミュニケーション力がありますよね。
特別扱いされた客は、もっと貢献したいという心理状態になりやすく、それが結果的に「客を育てる」ということにつながるのです。
二人だけの秘密をもつことは客を育てる古典的な手段ですが、今も昔も変わらず効果が期待できます。親密な友人関係や恋人関係でも同じで、共通の秘密をもつことは結束を強めます。
たとえば、「私の実家は青森なんです。ときどき、なまっていませんか?〇〇さんだけに言ったので内緒ですよ♪」といった感じ。
些細な秘密でも二人で共有することで「俺だけに教えてくれたんだ」と客は優越感に浸り、できる範囲で力になってあげたいと男心をくすぐる効果があるようです。
基本的に、男性は女性から甘えられるのに弱い生きもの。おねだりやお願いごとをされると、何とかしてあげたいと使命感を抱きやすくなります。
でも、頻繁に頼むのはNG。ときどきストレートなおねだりをして“あまえる一面“も見せておきましょう。来週の木曜日、同伴してくれたら嬉しいな・・・とか。
もしくは、「おいしいお店見つけたから〇〇さんが来週の都合のいい日に同伴しない?私が食事を御馳走するので♪」なんて誘い方もキュートですね。
デキる人気キャバ嬢は細客であろうと太客であろうと大切な客として扱います。それぞれ両方が自分の売り上げに貢献していることを理解しているからです。
どんな客でも、どんなふうに“化ける”かなんて予想できません。細客だと思っていても、実はキャバクラに慣れていないだけで、本当は太客という可能性もあるわけです。
上手に客を育てることができれば、太客じゃなくても安定した売り上げでナンバーワンを目指すことも夢ではありません。
デキるキャバ嬢ほど「客の育て方を心得ている」ということを忘れないように!