キャバクラで好かれるお客さんというのは、「お金をたくさん使ってくれるお客さん」というイメージがありますが、ではお金をたくさん使えば好かれるのか?というと必ずしもそうとは限りません。
さて、キャバ嬢から好かれるお客さんというのはいったいどんなタイプの男性なのでしょうか。
キャバ嬢から好かれるお客さんのタイプはまず「気遣いのある男性」です。
お客さんの中には、「キャバ嬢から気を遣われるのは当たり前」と考えている人もいます。確かにお金を使っているわけですから、その対価として女の子からの気遣いを受けられる=「だから俺のほうが偉い」という思考回路なのかもしれません。
そのためキャバ嬢に対して気遣いを感じさせる男性というのが、とても鮮明に、より印象に残るのです。
お店にもよりますが、お客さんが「何か飲みなよ」とキャスト(キャバ嬢)に注文してくれたドリンク1杯ごとに、100円から200円ほどの「ドリンクバック」としてキャストのお給料に還元されます。
そのためお酒を注文してくれる男性は、それだけでポイントが高くなるのですが、最も高ポイントになるのはソフトドリンクを注文してくれる男性のようです。
アフターを意識しているのかもしれませんが、どちらかと言うとお酒を飲ませたがるお客さんの多い中、女の子の身体を気遣って、「ソフトドリンクを頼む」というちょっとした行為が好印象につながるのでしょう。
キャバ嬢に好かれるタイプはスタッフに優しいお客さんです。
基本的に、スタッフに対してエラそうなお客さんというのはどんなに女の子には優しくしていても、スタッフから女の子にその情報は伝わります。
スタッフがお店を管理しているからこそ、女の子は安心してお仕事ができるわけですから、「持ちつ持たれつ」な関係なのです。
人気キャバ嬢になればなるほど、指名がかぶって他の席に移動することになります。
キャバ嬢としても、せっかく来てくれたお客さんのためにできるだけ一緒の時間を過ごしたいと考えているのですが、「それはそれ、これはこれ」です。
そのためヘルプの女の子に「場つなぎ」をしてもらうことになるのですが、この時にヘルプの女の子と楽しく話してくれるお客さんというのは、好感度が高くなります。
よくあるパターンとして、「○○ちゃんに会いに来たのにヘルプの子かよ…」という感じで、あからさまに残念そうな態度でヘルプの子に接するお客さんがいるのですが、キャバ嬢は他のテーブルもさり気なくチェックしているため、自分が離れた席が盛り上がっていないと心配になってしまうのです。
そんな時にヘルプの女の子と楽しく盛り上がっているお客さんが見えたとしたら、ホッとして目の前のお客さんに集中できるというのものです。
ヘルプにつく女の子としても、「完全アウェイ」な状況で接客するわけですから、「大丈夫かな…」と思っているところで楽しく盛り上がれるのですから、ヘルプの女の子からの良い評判にもつながります。
キャバ嬢に好かれるタイプは、早い時間にお店に来てくれるお客さんです。
ただし、開店間際の時間帯は料金を安めに設定しているお店もあるため、1セットで帰るのではなく、もう1セットか2セット延長してくれるお客さんということになります。
早い時間帯というのは、お客さんも少なく日によっては1人も来ていないということも珍しくありません。
キャバクラは、どちらかと言うと1軒めに選ばれるというよりも2軒めや3軒めに選ばれるタイプのお店のため、開店してすぐの時間帯は暇なことが多いのです。
女の子としても、同伴や指名が入っている子以外は、「今日はどうなのかな…」と不安な気持ちでいるため、早い時間帯に指名がもらえるということは嬉しいことなのです。
一方で、閉店間際に来るお客さんというのは、あからさまに「アフター狙い」というのが感じられるためあまり好かれないようです。
キャバ嬢に好かれるタイプは他人の悪口を言わないお客さんです。そこにいない人の噂話というのはかなりの確率で盛り上がります。しかも悪口であればあるほど盛り上がります。キャバクラでありがちなのは他のキャバ嬢やスタッフの悪口かもしれません。
その場では女の子も笑顔で聞いてはくれますし、盛り上がっているようなリアクションをしてくれるかもしれませんが、必ず後から本人の耳に入ります。
それから、既婚者や彼女持ちのお客さんの場合、奥さんや彼女の悪口を言うのも好感を持たれません。
むしろ奥さんや彼女と「仲が良い」ことをアピールした方が良かったりします。
「奥さんや彼女を大事にしている=自分のことも大事にしてくれる」という印象になるためかもしれません。
もしくは、「友達のように接することができる」ということで女の子の安心感にもつながるためでしょう。