キャバクラの中には、悪質なお店も存在します。いわゆる「ぼったくり」と呼ばれる、お客さんから法外な料金を請求するお店などです。
一昔前とは違い、そうしたお店は摘発されたり、お客さんからの通報もあって、減少したとも言われていますが、完全になくなったわけではありません。
中には、もともとは優良店だったのに、経営がうまくいかなくなってから、「ぼったくり」を始めたというお店もあるそうです。それからよくある話として、キャバ嬢としてお仕事をしたのは良いのだけど、お給料が支払われないというケースです。
お店の売上が上がらないせいなのか、理不尽な理由というより難癖をつけて、お給料から差し引いて、その結果ほとんど支払わないということも過去にはあったようです。
そういったお店でお仕事をしないためにも、ここではキャバクラの優良店を見分けるポイントを紹介していきます。
キャバ嬢としてお仕事をするためには、求人情報をチェックすることから始まります。(スカウトの場合は別として)
その際には、お店のホームページがあることを確認します。優良店はスカウトという形ではなくホームページによる集客方法を採用しています。
そのため、お店の場所や地図、在籍しているキャスト(女の子)や店内の様子を撮影した写真、料金システムや割引クーポンといった情報を掲載しています。
もちろんホームページには、キャストの募集要項も掲載されており、「キャバ嬢として働きたい」という女の子が応募しやすくなるような工夫がされています。
一方で、ホームページがなかったりホームページがあったとしても、お店の住所や地図や電話番号が掲載されていなかったり、在籍しているキャストの写真がない場合などは、敬遠しておいた方が良いかもしれません。
キャバクラの求人募集に応募する時は、お店に電話をかけることになります。
その時の電話の対応が丁寧で親切な感じであれば、そのお店は優良店の可能性が高まります。
一方で、「いきなりタメ口」「乱暴な物言い」「対応が横柄」な場合は、もしキャバ嬢として働くことになったとしても、トラブルになる確率が高いため、丁重にお断りをするか、「すみません、お店を間違えました」と言い、「なかったこと」にしておく方が良いかもしれません。すぐに切り替えて他のお店に連絡しましょう。
自治体の条例で「路上での客引きは違法」となっていることもあり、客引きをしているお店というのは法を守る意識が低い可能性があります。
もちろん客引きをしているお店のすべてが悪質店とは限りませんが、客引きで来るお客さんというのは、泥酔していたり、精算の時に「なんでこんな料金なんだ!客引きの話と違う!」という揉め事となることが少なくありません。
そもそも客引きをしているということは、お店のリピーターがいないということにもつながります。もし面接する前に、お店の前で客引きをしているのを見かけたら、「急用ができた」ことにして面接に行かないというのもアリかもしれません。
優良店での面接時は必ず身分証明書の提示を求められます。運転免許証やパスポート、学生証などの顔写真付きの身分証明書です。
中には住民票を提示させるお店もあるようですが、何故かと言いますと、キャバクラは18歳以上でないとお仕事をさせることが違法となってしまうからです。そのため、面接時に身分証明書が必要となるのです。
一方で悪質店の場合は、身分証明書の提示を求めずに18歳未満の女の子を働かせているケースがあるようです。
もしもお店が摘発された場合、働いた分のお給料が支払われることがなくなりますので、そのようなお店は絶対に避けておきましょう。
キャバクラは法令により深夜1時までの営業となっています。そのため、多くのキャバクラでは深夜1時までの営業時間としています。
もちろん、2時や3時、4時や5時までとしているお店もありますし、その中でも優良店は存在しますが、深夜1時までとしているお店の方が、「法令をきちんと守っている」イメージが強いように思われます。
4時や5時まで営業しているキャバクラの場合、「体験入店なのに翌朝まで働かされた」なんてこともあるようです。
とはいえ長時間働くことができるので、お金を稼ぎたい人には向いているかもしれません。
キャバクラで働く場合、求人募集に連絡→面接の後に、「体験入店」というシステムがあります。
実際に働いてみることで、その後お仕事が続けられるかどうかを、女の子はもちろん、お店側からも見る目的で行っています。
体験入店では、優良店を見分けるためのチェックポイントがあります。
体験入店では、他のキャスト(キャバ嬢のことです)にどんな人がいるのか?スタッフはどんな感じなのか?ということをチェックします。
仕事ができて、なおかつ新人に優しい先輩キャストがいたり、スタッフに気遣いのある動きができている人が多いお店は優良店の確率が高まります。
トイレやキッチンに清掃が行き届いているか?というのも、優良店を見分けるポイントとなります。
ペーパーの補充状況やゴミ箱など、優良店ほどこまめにチェックしています。
どういったお客さんが来店しているのか?というのも優良店を見分ける重要なポイントです。
ガラが悪いお客さんが多いお店は、トラブルの発生率が高いので、避けておいたほうが良いでしょう。