キャバクラ嬢になると、自分の名刺が必要です。もちろん本名の名刺ではありませんが、これからキャバクラ嬢として頑張るためには必須のアイテムとなります。名刺を渡して覚えてもらったり、お客さんから連絡をもらえるように必ず渡します。
キャバクラ嬢にとって、名刺を渡すことと同時に名刺をもらうことも大きな意味があります。お客さんとやっておきたい名刺交換についてご紹介します。
まずはキャバクラ嬢からお客さんへ名刺を渡す理由についてですが、大きなメリットは自分を覚えてもらえることです。口でも自己紹介をするから必要ないと思うかもしれませんが、やはり人の記憶というのは曖昧です。しかもキャバクラはお酒が入っている席ですから、相当お気に入りになったキャバクラ嬢じゃないと、覚えてもらえていない可能性は高いです。名前も覚えてもらえないような関係では、これから指名してもらえる確率は低いですよね。
名刺は種まきともいいます。私はこういう名前です。ということを名刺でアピールして、その名刺をふとした時に見て、たまには行ってみようかな…というような気にさせてくれるのです。名刺というのは形に残るので、自分を思い出してもらうためには最適なツールではないでしょうか。
キャバクラ嬢の中には、指名をしてくれそうなお客さんにしか名刺は渡さないというスタンスのキャバクラ嬢もいますし、人それぞれです。でも名刺を渡すお客さんを選べるのは、売上が合って指名もたくさんあるキャバクラ嬢のみです。これからお客さんを増やしていきたいと思っているときは、自分でお客さんを選んで渡すという方法はあまりおすすめできません。
自分を知ってもらうために、覚えてもらうために、出し惜しみはしないでくださいね。
名刺もどれも同じではお客さんにとってキャバクラ嬢の一人、という認識になってしまいます。そこで大事なのは名刺で差をつけて個性を出すことです。名刺のデザインには色々あるのですが、かけれる費用は1枚100円ぐらいと決めて、その中で個性的なデザインを考えてみてください。サイズが他の名刺と少し違うとか、キャバクラ嬢っぽくない名刺、とうのも意外と好評で印象に残りやすいです。
自分の名刺を渡して終わりではなく、相手の名刺をもらうのがキャバクラ嬢として大切です。名刺をもらうと、どんな仕事をしている人なのかがわかります。そしてそれを話題に活かすこともできるでしょう。名刺には役職などもあるので、どれぐらいの収入があるのかを知ることもキャバクラ嬢にとっては大切です。お客さんがどれぐらいキャバクラでお金を使ってくれるのかを知るヒントになります。
特にフリーでどんな人かまだ分からないという時は、名刺をもらうことをおすすめします。
名刺交換はできるだけしてほしいのですが、お客さんが名刺を受け取ってくれない、お願いしても名刺をくれない、ということはあります。こういう人はどうしてかというと、自分がキャバクラに行ったことがバレたくないと思っているからです。家族に内緒でキャバクラに来ている人などは、帰ってからバレることがないように極力証拠となるものを残さないようにします。
もちろんそういうお客さんに無理やり渡したりもらったりとする必要はありませんが、その場合はちゃんと名前を覚えて帰ってくださいね、などといって自分を印象付ける会話が必要です。
名刺は渡すのももらうのも、同時にしてしまったほうがいいです。自分のを渡すタイミングでもらわないと、切り出すチャンスがなくなってしまうからです。名刺を渡すときに、「名刺交換させていただけますか?」「名刺いただいてもいいですか?」というように声をかけます。そしてお互いに名刺を交換しあったら、ちゃんとその名刺を机の上に置いて、そのまま接客してください。
いきなりポーチにしまうのはNGです。これはキャバクラの世界だけではなく、ビジネスの世界では禁物といわれています。
名刺を見て、どこで働いているかなどを知り、その近くの食べ物屋さんの話や仕事の内容などを尋ねると会話も弾みやすく相手の話を聞く側に自然と徹することができるので、この子と話していると楽しいな、というような気分になってくれます。
名刺をもらうと下の名前もわかるので、親近感がわくように下の名前で呼ぶのもおすすめです。人は誰でも自分の名前を覚えて、そして呼んでくれるのが好きです。しかも下の名前であれば、さらにドキドキとさせることができるでしょう。
名刺交換はただ単に社会人としての基本というわけではなく、キャバクラ嬢にとっては自分を知ってもらい、そして相手を知るための大事な時間です。ちゃんと自分をアピールできる名刺を用意して接客に活かしてみてはどうでしょうか?