派遣法の改正もあって、様々な業種で「派遣」が増えています。もちろんキャバクラでも派遣キャバ嬢として働いている人がいます。会社勤めとのダブルワークの人もいれば、元キャバ嬢の派遣キャバ嬢もいます。
ここでは、派遣キャバ嬢は本当に「日払い」で「高収入」のアルバイトなのかを検証していきます。
派遣キャバ嬢の仕事内容は、ヘルプと呼ばれる指名を受けたキャスト(キャバ嬢のことです)のテーブルに一緒について接客をすることです。
基本は、お客さんの隣に座って会話をしたり、お客さんのお酒を作ったり、タバコに火を点けたり、灰皿やおしぼりを交換したりといったことです。
カラオケがあるお店であれば、お客さんとデュエットで歌ったり、お客さんからリクエストを受けて歌ったりすることもあります。
勤務時間は1日あたり3時間から4時間で、大抵は終電の前に帰宅できることが多いようです。毎回「体験入店」をするようなイメージかもしれません。
まずはインターネットの検索エンジンで、「派遣 キャバクラ」「キャバクラ バイト派遣」といった感じで検索してキャバクラの派遣会社を探します。するといくつかの派遣会社のホームページが見つかりますので、良さそうなところがあるかどうかチェックしていきます。
派遣会社のホームページには、登録専用フォームがありますので、名前や住所や電話番号などを入力します。その後は派遣会社からメールで連絡がありますので、派遣会社に行って登録をします。登録後は、派遣会社からメールで紹介されるお店の中から働きたいお店を選ぶと、決まった日からお仕事が始められます。
一日の流れの例として、18:00頃までに派遣会社からお店の紹介メールが届きます。その中からお店を選び、だいたい20:00くらいにはお店に出勤します。お店のスタッフに挨拶をしたら、更衣室に案内されますのでそこで衣装に着替えて、準備ができたらお仕事の開始です。
お店ごとに異なりますが、大抵は終電の時間(0:00くらい)が近くなった頃にお仕事が終了することになります。帰り支度ができたらお給料を「日払い」でもらってお店を出ます。「送り」がある場合はその車に乗って帰ります。
派遣キャバ嬢には、6つのメリットがあります。
キャバ嬢としてお仕事をする場合、体験入店をしてから本入店となります。どんな仕事でもそうなのですが、すぐに辞められてしまっては困るので、できるだけ長期間働ける人を求めています。
そのため、出勤日数が少なかったり夏休みの間だけといった感じですと、面接で不採用になることもあるようです。
その点派遣キャバ嬢であれば、1日で辞めてもその日の分の給料はもらえるので、2週間だけとか夏休みや冬休みの間だけといった働き方もできます。
キャバ嬢は、あらかじめその月やその週のシフトを決めて働くことがほとんどです。そのため、火曜日だけ働けるけど他の日はNGという人はあまり好まれません。少なくても週に3日から4日くらいはお仕事をすることになります。
その点派遣キャバ嬢の場合、出勤日を選んでお仕事ができますので、それこそ「今夜は時間が空いているので今夜だけ」といったことも可能です。もちろん、「今週は忙しいから来週ならOK」というのもできます。
派遣キャバ嬢の場合、時給が2000円から5000円の間に設定されていることが多いようです。
クリスマスやハロウィンやバレンタインなどのイベントの時期は時給もアップすることがありますので、もう少し多くなるかもしれません。給料は日払いでもらえることがほとんどなので、今月はお金がピンチ!という時に助かりますよね。
お店にもよりますが、キャバ嬢には一定の売上ノルマが課せられることがあります。ノルマが達成できない場合には罰金を支払うケースもあるようです。そのため、本指名をもらうためにお客さんに営業メールをしたり、同伴やアフターをすることになります。(その分お給料も上がるのですが)
派遣キャバ嬢ならノルマもありませんし、そもそもヘルプとしてお仕事をするので営業メールも同伴もアフターもありません。
どんな仕事でもそうですが、必ず仕事の悩みの上位にランクされるのは、人間関係です。もちろんキャバクラも例外ではありません。キャスト同士で派閥を作ったり、売上や指名のためにキャスト同士がギスギスしたりといったことがあるようです。
その点、派遣キャバ嬢であれば希望しない限りは同じお店で働くことはそうそうないので、良い意味でドライな人間関係を築くことができます。
キャバクラの中には優良店もありますが、中にはお仕事環境が最悪!というお店もあるようです。そういったお店で働いているキャバ嬢の中には、すぐにでも辞めたいのに、なかなか辞めさせてもらえず悶々と過ごしているケースもあるとのこと。
派遣キャバ嬢の場合、給料をもらいながらいろいろなお店を見て回ることができますので、もしも本格的に働きたくなったお店が見つかったら、派遣を辞めて本入店することもできます。