水商売と一口に言っても広い意味を含めると飲食店全般となってしまうのですが、ここでは、キャバクラ、派遣キャバクラ、クラブ、スナック、ガールズバーなどの女の子がお客さんに接客する業種の給料を比較しています。
東京の渋谷あたりのダンスするクラブではなく、銀座などにある高級クラブのことです。高級店になると席に座るだけで3万円というくらい高額の料金になります。
そのため客層も会社の経営者、政治家、官僚、スポーツ選手、芸能人などの高額所得者が多いのが特徴です。
収入の面でいいますと、稼ぎ頭であれば水商売の中でもトップクラスと言われています。
お店にはママと呼ばれるリーダーが存在しており、ママの采配のもと、お客さんの席にレギュラーホステスとヘルプホステスが複数でチームを組んで接客します。
最初はヘルプからスタートして、レギュラーとなることで収入がアップします。ヘルプの場合の収入は、時給で2千円から5千円の間で、日給で換算すると1万円から3万円の間となっています。
クラブとキャバクラの中間あたりのサービスであり、「高級キャバクラ」と呼ばれているところもあります。
お客さんの席について接客し、お酒と会話を楽しんでいただくというのがお仕事です。
給料は基本的に時給制ですが、お客さんから指名をもらったり同伴をすることでお給料がアップしていき、ラウンジの一般的な時給は2千円から5千円の間となっています。
キャバレーのような大衆的な料金で、クラブのようなゴージャスな雰囲気を味わえるというのがコンセプトとなって誕生したのがキャバクラです。(キャバレー+クラブ)
お仕事の内容についてはラウンジと同様、お客さんの席について接客することが基本で、給料は時給制ですが指名の本数や同伴の回数に応じて、時給が上がっていきます。
例えばポイントバック制の場合、月の指名本数が20本で、同伴が5回とします。仮に指名を1ポイント、同伴を2ポイントとして合計すると、30ポイントとなります。
そのお店では30ポイントを獲得すると、4000円の時給になるシステムだとします。
週に4日出勤で、1日に5時間働いた場合、4000円×5時間×週4日×4週間=320000です。
キャバクラの一般的な時給の平均は、2千円から5千円の間です。
キャバクラ嬢の派遣バージョンです。
派遣会社に登録後、派遣会社から紹介されるお店に行ってお仕事をします。主に指名キャストのヘルプを担当し、お客さんの席について接客をします。
派遣キャバクラの場合、収入は時給制で指名や同伴などがないのが特徴です。
例えば時給が3000円で、1日に4時間、週に3日働いた場合、3000円×4時間×週3日×4週間=144000となります。
女の子がカウンター越しにお客さんと接客するスタイルのお店です。お店によってはソファーやテーブルがあって、お客さんの席について接客するところもあります。
収入は時給制で、キャバクラやラウンジのような報酬はありません。そのため同伴や無理な営業もなく、アットホームな雰囲気で働けるのが特徴です。
お客さんも近所に住んでいる人が多いため、地域密着度が高いとも言えます。
パブやスナックの時給の平均は1000円から2000円の間となっています。
例えば時給1500円で1日に5時間、週に3日働いた場合、1500円×5時間×週3日×4週間=90000となります。
セクシーな衣装を着た女の子が、カウンター越しにお客さんから注文を受けたカクテルを作って提供するお仕事です。
キャバクラのようにお客さんの席について接客するようなことがないため、水商売としてのハードルが低めなのが特徴です。
お店の営業時間は比較的長めで、夕方から翌朝までというお店がほとんどで、中には日中も営業しているところもあります。
収入は一般的な居酒屋のアルバイトより若干高めの設定になっています。営業時間が長いため、長時間働くことも可能です。
ただし立ちっぱなしでお仕事をするため、体力に自信のある人におすすめです。
ガールズバーの時給の平均は、1000円から2000円の間です。
例えば時給1800円で1日に7時間、週に4日働いた場合、1800円×7時間×週4日×4週間=115200となります。
下着姿の女の子がお客さんの席について接客するお店です。
お客さんからの「おさわり」は禁止されているお店がほとんどですが、中には「おさわりOK」となっているところもあります。ちょうど風俗との境目のようなジャンルと言えるかもしれません。
収入は時給制ですが、キャバクラのように指名の本数や同伴の回数が多くなるほど、時給が上がっていくシステムを採用しているお店が大半です。
ランジェリーパブの時給の平均は2000円から5000円の間と言われています。
例えば時給3500円で1日4時間、週に3日働いた場合、3500円×4時間×週3日×4週間=168000となります。