キャバ嬢には、お仕事で接客をした相手が知り合いや元職場の同僚・上司やお取引先の方などで、たいへん気まずい思いをしたという人がいます。
中にはクラスメイトだった人や元カレ、元カレの友人や知人が来店したというケースもあるようです。
「誰にもバレないつもりでこの業界に入ったのに、これじゃあ意味がない・・・」とガッカリしてしまいますが、有名店に勤めていたり、地元(故郷)のキャバクラに勤務していれば、知り合いとの遭遇率は高くなりますよね。
そこで今回は、知り合いが現実にお客さまとして来店した場合の対処法について考えていきたいと思います。
知り合いがやってきたら、「えーっ!」とか「あっ!」とか、驚きの声を上げるのが普通です。
しかし、その後はいつも通り笑顔で丁寧な接客を行うようにして、仏頂面や「どうしてここにいるの!?」と相手を責めるような態度は避けましょう。
男性としても、知り合いの女性が勤めているというだけでなんとなく気まずい思いをしているはず。キャストが元恋人や自分の身内だったりすると、小一時間問い詰めたくもなっているはずです。
相手が何を感じているか分からない時こそ、冷静になって笑顔のおもてなしを心がけたいところです。
お客さまが身内や彼ではなく、単純に知り合いや元クラスメイトだった場合は、慌てずにふだん通りの接客をすればOKです。
相手はあなたを見て「気まずい」と感じているかもしれませんが、彼バレや親バレの心配がないなら、最後まで親身な感じでお話をしたりトークで盛り上がると良いでしょう。
そのお客さまが、あなたの彼やご両親とつながりがある、もしくは告げ口できるポジションにいる場合は、ここで働いていることは秘密にしてねと一応の口止めをしておきましょう。
ただし、お客さまとして来られて、あなたをキャバ嬢と認識したということは、最悪周りにバレる可能性はあるということです。
そのお客さまが、過去に楽しい思い出がある相手だったなら、「元気にしてた?」「最近どうしてる?」に始まり、昔の思い出話に花を咲かせたり、クラスメイトの近況などについて語り合うなど、共通点を足掛かりにトークを弾ませていきましょう。
職場の元上司・同僚・お取引先の場合かつて勤めていた職場やアルバイト先の上司、同僚、取引先の担当者などがいらっしゃった場合は、あなたをどれだけ覚えているかがポイントになります。ほとんどうろ覚えで、「見たことがあるかも・・・」と言われた場合は、何も知らないふりをしてOK。
知らないふりのまま、他の話題に移るなどして気を引いて、相手にあなたの情報を思い出させないように煙に巻いてしまっても良いと思います。
確実にあなたの事を認識している人は、ウソはつけませんから、「今ここでお仕事してるんです。副業として入ったので、期間限定なんですけどね!」など、本業ではないアピールをして、相手からの印象を下げないように工夫してみてください。
夜の世界に入ってしまったというだけで、勝手に悪い印象を抱く人もいますので、そうした相手に対しては差しさわりのないような話題と、優しく丁寧な接客を心がけましょう。
あなたとの出会いによって、「夜の世界も悪くないな」というポジティブなイメージを与えてください。
身内や彼氏と同じく、今まさに関わりがある人がお客さまとしていらっしゃった場合、少し気まずい思いをするかもしれません。
あなたがもしキャバ嬢以外の仕事を持っていて、昼間に仕事やアルバイトをしていたら、そこで一緒にお仕事をしている男性がお客さまとしてお店にやってくる可能性は十分にあります。(職場の近くのキャバクラや、繁華街の有名店・高級店などは遭遇率が比較的高いです)
まずは丁寧な接客と笑顔を心がけたいところですが、副業を禁止されているのにバレてしまった場合は、後日話し合いになってしまうかもしれません。
副業が禁止されていない場合は胸を張って接客ができますので、相手によらずいろいろな話題を振って、楽しく盛り上がっていきましょう。
(元)彼氏の場合
自分のことを誰よりもよく知っている、(元)彼氏がお客さまとして来店されたら・・・。女心としてはとても複雑ですね。
今付き合っている彼が来店された時は、「私と付き合ってるのになんでキャバクラへ行くの!?」と問い詰めたくなりますが、相手の彼氏にも同じ言い分があるはずです。
ケンカや話し合いは自宅に帰ってゆっくりやるとして、まずは礼儀を失わない、冷静な対応を心がけましょう。
その場で怒り狂ってお互いつかみ合いになったりしないように、とにかく深呼吸をして、場合によっては別の女の子についてもらうなどして、その時の状況に合わせた臨機応変な対応を心がけたいところです。
いかがでしたか?
キャバクラにやってくるのは、丸っきりあかの他人だけとは限らず、どこかで見たことがある人や本職の仲間、上司、元彼(あるいは今彼)などさまざまです。
どんな相手に対しても基本は笑顔と丁寧な対応を取っていきたいところですが、場合によってはヘルプや別のキャストさんに入ってもらうなどして、臨機応変に対処していくことが大切です。